個人や企業のコンサルタントを行う筆者が、彼らとかかわってきたなかで気づいた化粧品の力。それは、人生をシフトするきっかけにもなるほどのものだった⁉ 自分の人生、自分が主役‼ 次への一歩の背中を押してくれるストーリーをお届けします。
心の中に不公平感を持ってしまう…。
自分の人生を振り返ってみたとき、ふと「あの人に対して私はあんなにもやってあげたのに、私はあの人から何もしてもらっていない」などと考えてしまうことがありませんか?
たとえば、Aさんに仕事を紹介したところ、Aさんはその後、その仕事がきっかけで、大成功をおさめたとします。そんなとき、「Aさんの成功のきっかけは自分だったのに」などと悔しくなったり、グチってしまったり。人間関係を損得勘定で考えてはいけないとわかっていても、感情をうまく扱えず、心の中に不公平感を持ってしまう人は多いのです。
そんな悩みを抱えているクライアントには、私はこんな質問をしてみます。
「逆に、あなたがここまできた中で、サポートしてもらった人はいますか?」
すると、すぐには浮かばなくても、「宿題」として出しておくと、たいていの人が
「よく考えてみたら、いました」と言うのです。
そして、さらにこんな質問をしてみます。
「あなたはそのお世話になった人に対して、お礼を言ったり、感謝しましたか?」
すると、多くの人が「そういえば、していません」と言うのです。
案外人は、自分が他人にしてあげたことは覚えているのに、してもらったことは忘れているものです。
また、そもそも人の厚意や親切は、「ギブ・アンド・テイク」ではありません。
自分ばかりが損をしている、あるいは、自分の親切や厚意が報われていないと感じる人は、まず自分のこれまでの人生において「お世話になった」と思える人のことを思い出してみましょう。
そのうえで、自分がその「お世話になった」と思える人に対して、何をお返ししたか考えてみましょう。
もし、自分がしてもらったことに対して、「十分返せていない」と思うのなら、手紙や電話やメールで、感謝の気持ちを伝えてみましょう。自分の「心のローン」と考え、返済すれば良いのです。
お世話になった方に、お礼をしませんか?
私も以前、研修のお仕事を紹介してくださった方がいて、お礼をしていなかったことを今回思い出しました。そこで、シャネル イドゥラ ビューティ リップ バームに時間が経ってしまいましたがお礼の手紙を添えて、お送りしました。到着した際にお電話をいただき、とても喜んでいただきました。外出が多い方でしたので乾燥しがちなリップバームはお役に立てるかなと思ったからです。
直接伝えることができないのなら、感謝の気持ちを持つだけでもいいでしょう。
他人が羨ましいとか、誰かに認めてほしいとか、そういった不公平感をなくし、心のバランスを整えるために、「お世話になった人」に自分が、感謝をすることをおすすめします。
そういった人が見つからないのなら、ボランティアをしたり、エコロジーを心がけたりするのも良いです。
ボランティアやエコロジーを通して、地球に感謝するのです。
「お世話になった人」に感謝することで、あなたの「心のローン」が着々と返済されると、不思議と不公平感はなくなり、イキイキと楽しく過ごせるはずです。
文/井上野乃花(ライフシフト研究家)