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SKINCARE】【COLUMN

2018.10.17

神無月の夜は、コスメの力を借りて、来年の自分計画を。

個人や企業のコンサルタントを行う筆者が、彼らとかかわってきたなかで気づいた化粧品の力。それは、人生をシフトするきっかけにもなるほどのものだった⁉ 自分の人生、自分が主役‼ 次への一歩の背中を押してくれるストーリーをお届けします。

最高の1年として終えるキャンペーン⁉

今年もあっという間に10月に突入した。なんとなく過ごしていると、ドミノ倒しのように、なし崩しに月日が大晦日へとなだれこんでしまう。しかし、それだけはなんとか避けたい!

そこで、提案したいのが、“2018年を最高の1年として終える”キャンペーンだ。

定期的に私のセッションを受けてくださっているクライアントの方々にもこのキャンペーンを提案しているし、もちろん、私も先頭に立ってこのキャンペーンを実行しようと意気込んでいる。

 

そもそも10月は、旧暦の月名では神無月という。神様がいない月という意味だ。

全国の八百万の神様が年に1度、一部の留守神さまを残し、出雲大社(島根県出雲市)に出かけてしまって神様がいなくなるためにそう呼ばれるようになった。

なんのために神様が出雲大社に集まるのかというと、来年の人の運命や縁(誰と誰を結婚させるかなど)、来年の天候、農作物や酒の出来具合などを話し合うためだとか。

それなら、私たちも神様に習って、10月に来年の目標を立てるのがよいのではないか。“2018年を最高の1年として終える”キャンペーンは、そんなひらめきから始まった。

コスメの力を借りて自分自身を立て直した3年前の私。

来年をどんな1年にするか? 私の提案するキャンペーンでは、それをイメージするためにコスメの力を借りる。

自分をコスメに例えるなら、今の自分はどのコスメブランドだろうか? ブランドがすぐに思い浮かばないなら、ラグジュアリーコスメ、自然派コスメといったイメージでもいい。そして、来年はどんなブランドのイメージだろう?

今から3年前の私は、この方法で、自分の人生を立て直すことができた。

 

当時、私は母の介護などでボロボロになっていた。

鏡を見たら、自分じゃない人が映っていた。

振り返れば、化粧水も切らしていて、洗顔もまともにできず、ときどき思いついたときに乾いた部分にクリームを塗るだけだった。

これではいけない!

雑誌をめくり、なりたいイメージのコスメをウォッチしたのを、今でも覚えている。

そして、通販でスキンケアのラインを購入した。

そのとき選んだのは、当時リニューアルしたばかりのシャネル ル ブランのラインだった。とくに、 ブラン ローション(150ml ¥7,344・税込/シャネル)は、ボトルも美しく、凛とした印象で、私を引き上げてくれる貫禄も十分だった。

私の自分自身を大幅にリニューアルしたいという思いに重なってもいた。

2019年のあなたは、どのコスメブランドのイメージ?

2019年の自分をコスメに例えたら、どのブランドになりたいだろうか。イメージだけでなく、なぜそのブランドなのか、その理由も考えてほしい。

神様が集まり、私たち人間のことを相談している10月に、自分がコスメだったら何かをそれぞれが考えてみるのも、2018年の締め括りとしてはなかなか粋ではないか。

来年のブランドが決まったら、そこからどんな1年にしたいかをさらに考えてみるといい。3年前の私は、シャネルの魔法のおかげで、すっかり元気になり、自分を立て直すことができた。

秋といえば、急に日が短くなって、夜が長くなる。ゆったりとバスタブに浸かって、2018年にやり残したことや2019年をどんな年にしたいかに思いを馳せてみるのにちょうどいい。

忙しい日々も、夜30分だけでもリラックスした時間を過ごすと、1日が充実したように感じられるもの。1年も同じで、最後がよければよい1年であったと感じられるものだ。

そのためにも、この秋は自分と向き合う素敵な時間を過ごし、来年の自分をじっくりとイメージしてみてほしい。

※ちなみに、旧暦の神無月は、西暦でいうと11月8日から12月6日までとなるが、あまり日付にとらわれず、西暦の10月、旧暦の10月どちらでもご自分のやりやすい方で構わない。

文/井上野乃花(ライフシフト研究家) 写真/塚田亮平