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MAKEUP】【COLUMN

2019.03.22

ライフシフトと美容~人生100年時代、どう生きる?

個人や企業のコンサルタントを行う筆者が、彼らとかかわってきたなかで気づいた化粧品の力。それは、人生をシフトするきっかけにもなるほどのものだった⁉ 自分の人生、自分が主役‼ 次への一歩の背中を押してくれるストーリーをお届けします。

そもそも女性は変化が多い時代を生き抜いてきた

『ライフ・シフト』という言葉を聞いたことがありますか?

2016年10月、リンダ・グラットン著『ライフ・シフト』(東洋経済新報社)が日本で刊行され、現在まで約32万部を突破するベストセラーになっています。さらに、政府の「人生100年時代構想会議」によって「人生100年時代」ムーブメントが日本中に起こりました。

 

2020年には女性の過半数が50代になり、私たちは明らかに長寿化に向かっています。誰もが体験したことがない世界を、ロールモデルなく生きることになるのです。

 

でも振り返ってみたら、そもそも私たち女性は、今までも変化が大きい時代を生き抜いてきました。

 

私が会社に入社した1980年代は、まだ女子のお茶くみ制度がありました。男性社員の珈琲の好みまで頭に入れて、お茶を入れカップを洗ったものです。

女性の営業職が長い間、私一人だった時代もありました。

その後、女性の活躍などと言われ、体制は変わらないのに仕事ばかり押し付けられた時期を越えて、今があります。

 

こんな風に私自身、ライフシフトと向き合い生きてきました。その経験から生まれたのが、この3月に刊行された3冊目の著書『100歳までの未来地図~ライフシフトマップ』です。

 

この本を書いていく中で気づいた美容とライフシフトのリンクする点について、これから5回に渡ってご紹介します。

題して『100歳までの未来地図~美容編』です。

 

何歳まで生きられるかわかりませんが、長生きするなら長生きすることをプラスに捉えて生きていきませんか?

人生100年時代のキーワード

人生100年時代では、60代で引退といった「時間の概念」はなくなり、「70代、80代」まで働くことが予想されます。

これまで多くの人々は「教育→仕事→引退」という3ステージの人生を歩んできました。しかし、寿命が延びれば、70代、さらには80代まで働くことが当たり前となっていきます。

また、仕事のステージの長期化に伴い、ステージの移行を数多く経験する「マルチステージ」の人生に突入することでしょう。

 

ライフシフトとは、時代の変化に合わせて、自分らしい生き方を選択することと、私は定義しています。必要となるのは、画一的な生き方にとらわれず、生涯「変身」を続ける覚悟です。

今まで以上に、多くの移行を経験することになる時代では、「何を大切に生き、何を人生の土台にしたいのか」という問いに向き合わざるを得なくなります。自分のアイデンティティを主体的に築きながら、人生をどのように捉え、生きていくかが重要になります。

美容からはじめるライフシフト

ライフシフトというと、大仰に構えてしまう人が多いかもしれません。そこで、ご提案したいのが、毎日のコスメにライフシフトを取り入れる方法です。

 

たとえばアイカラーのパレットを見てみましょう。自分の世界観、大切にしたいことが見える化できます。そしてその上で、心惹かれるけれどちょっと冒険に感じる色を取り入れていきましょう。

3ヶ月ごとに、新たな色を自分の中に取り入れていきます。この色が好きだけど、どうしても似合わないというときは、リップペンシルで輪郭を描くなど工夫して、自分に馴染ませます。友人にいただいたからとか、高価だったから、とかではなく、今、自分がつけたい色しかポーチには入れません。

私は、この春は、アディクションのザ アイシャドウ 35(¥2,000・税別/アディクション)が気になっています。ホワイト感の強いパールも大きめなので涙袋にそっとのせてみたいと思います。

 

こんな風にコスメを通してライフシフトのレッスンが日常的にできます。

あなたのライフシフトを、美容からはじめてみませんか?