台湾在住の元雑誌編集者妻とデザイナー夫とその家族(娘2人、猫3匹)が、台湾のビューティ事情と日々の暮らしにとりいれたメイドイン台湾(MIT)コスメをご紹介する当連載(ちなみにタイトルにある美妝はメイクアップ、美容はスキンケアを意)。
口腔内がマッサージ級に気持よくなる歯ブラシとは?
今、我が家は面白い歯医者さんにお世話になっている。口と全身、脳の発達などとのつながりから、口腔内の健康の大切さを提唱している希少な存在だ。家族みんな、「あいうえ体操」をしたり「舌の運動」をしたり特殊なブラシで噛む練習をする日々だ。
同時に唾液がきちんとでるように歯ブラシをする、唾液で消化吸収がされるような状態でご飯を食べることも配慮している。もちろん歯ブラシも唾液を促すための大事なツール。普段は歯医者さんのオリジナル歯ブラシも使いつつ、個人的に気持ちよくて使っているのが歯ブラシが元泰竹藝社のMIT(MADE IN TAIWAN)「竹素材歯ブラシ」。歯と歯茎のマッサージに最適なのだ。
天然素材を全て手作業で歯ブラシに加工。
歯ブラシは台湾のちょうど真ん中あたり、南投縣で数十年続く竹工芸の会社、元泰竹藝社が作っている。日本と同じように台湾でも竹工芸は斜陽産業だ。今までと同じことをやっていてはいけない。でも竹製品が生活に役立ち、地球に役立つことも知っていたまだまだ若い現代表、伝統産業を引き継ぎつつ新しいブランドを作ることを考えた。それが竹の歯ブラシ。憂う未来を、希望だらけの未来に変えた。
元泰竹藝社の歯ブラシは柄の部分に台湾の樹齢3年以上の孟宗竹を、ブラシ部分にはプラスチックではなく馬の毛を使っている。漂白剤や科学的添加物も使っていないし、防腐剤も不使用。燃やした時も温室効果ガスは出ないし、土に返したとしても微生物が分解してくれる。地域にも地球にもよい商品だ。馬の天然毛は歯に過度な刺激を与えず、磨きやすい。
今すぐ歯ブラシを竹素材にシフト!
地球上で年間に廃棄されている歯ブラシの本数をご存知だろうか? なんと36億本。プラスチック製品は焼却すると温室効果ガスが発生。海への海洋マイクロプラスチック問題も深刻だ。
そうそう、こちらではストローもコップも竹素材で作っている。元泰竹藝社の歯ブラシ一本がたったの360円〜450円。でもこういう商品を選び買うアクションは、きっと私たちの大事なあの人を笑顔にする。地球は私たちの大事な人が住む星。だから地球のためにできることを一人一人ができることから始めていくことは、大事な人へのアクションでもあるのだ。歯医者さんにも竹で作ってみませんか?と提案しようかな。
(写真・文/MAO IKEDA)
気分爽快!後戻りできない、竹の歯ブラシ。
何もつけずにゴシゴシとするだけで、塩でみがいたような爽快感。まるで大自然の露天風呂に入っているかのよう。決して大げさではなくて、従来の歯ブラシに後戻りできない感がすごいのです。
我が家の食生活は少し手間がかかっていて、ご飯は釜で炊き、弁当はわっぱに詰める。なぜそうするのといえば単に美味しいから。電化製品を使えば簡単だし、タッパーを使えばお弁当が漏れることはない。簡単で便利なのだが、朝一番で釜で炊いたご飯で作ったおにぎりをわっぱに入れて食べるお弁当が超絶うまいのです。一度それを味わってしまうと、なんだか戻りたくなくなるのは僕だけではないと思います。
その感覚に似ているのがこの竹歯ブラシ。
それでも竹かぁ。。。とお思いの方。例えば割り箸で想像してください。プラスチックの割り箸が、竹でできた割り箸になったとしたら、おいしさがかわりませんか?
あともう一つは水気を吸収するので、歯ブラシの最中は常に程よい環境で歯ブラシできます。歯ブラシのとき、ときどき口に溜まった水分をペッと出しながら磨いたりするのですが、この竹ブラシあまりその必要がありません。歯ブラシの最中も爽やかなのです。
しかも竹ブラシだけで十分風味があるので、僕は基本的に何もつけずに磨いています。一般的な歯磨き粉をつける必要をあまり感じないのです(ときどき塩で磨きます)。そうするとどうでしょう。歯ブラシ1つだけの値段で、歯磨き粉がいらないとなれば値段も悪くありません。さ!これから歯ブラシで露天風呂にはいるような習慣はいかがでしょうか。
【ブランド情報】
元泰竹藝社
ホームページ:http://www.bamboobrush.com.tw
Facebook:https://www.facebook.com/ybamboo557
電話:+86-49-2658681
【商品情報】
元氣花馬毛竹牙刷 120台湾ドル
【お買い物情報】
ショッピングサイト:上記と一緒
文/写真 MAO IKEDA & OMIJIKA Mame