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BODY CARE】【COLUMN

2019.05.17

健康な体造りは、健康な歯から。

大阪長屋の古民家に暮らし始めて早二年。この二年で時間の流れ方や物事のとらえ方がじわじわと変わってきました。今年もそんな日々の暮らしの中で感じたことと美容について(まるで古民家暮らしとは関係のないことも多々ありますが…)、気の向くままに書いていきたいと思いますのでどうぞお付き合いよろしくお願いいたします。

皆さんの身体の自慢ポイントはどこですか?

僕の身体の中で、いちばんの自慢ポイントは“歯”じゃないだろうか。幼少期に虫歯が一回だけできたことがあるが、それ以来、虫歯というものにはなったことがない。永久歯に生え変わった今となっては、虫歯も治療根もゼロだ! 生前この古民家に住んでいた祖父もまた、歯が丈夫だった。80歳を超えても入れ歯というものをしていなかった。

日本人は70歳を超えると平均で10本歯が抜けているらしい。それを考えると驚異的で、「歯医者さんに、『これは1万人にひとりの歯ですね』って言われた」と、祖父が自慢していたのを思い出した。両親ともに割と虫歯があったので、この丈夫な歯は隔世遺伝したのかもしれない。かといって、なにもオーラルケアをせずに虫歯ゼロを続けているわけではない。

祖父も趣味? と疑うほど歯磨き好きで、いつも長時間歯磨きをしていた。僕も目覚めてベッドから起き上がったら真っ先に行う行為が歯磨きだ。そして軽く身支度をして朝ご飯を食べてまた歯を磨く。昼食後だって寝る前だってもちろん磨く。そして、原稿に煮詰まったり、なにか頭の中がソワソワとして落ち着かない状態になったときにも歯をよく磨きに行く。無心に手を動かすことでいい気分転換にもなるし、口の中がさっぱりすると頭の中もスッキリするものだ。

毎日使うものだからこそお手軽でいい歯ブラシを。

巷には、オーラルケア用品があふれている。それだけ歯に関して、みんなの意識が高いからだろう。それに歯を健康に保つのは、身体の健康を保つのにも欠かせない。認知症なども予防できると聞いた気もする。ドラッグストアなどで、ずらーっと陳列されている歯ブラシの中から、最近お気に入りの1本を見つけ出した。それがクリニカアドバンテージ ハブラシ 4列 超コンパクト(オープン価格<ちなみに¥200でいつも購入>/ライオン)だ。もちろん高くていい歯ブラシはいっぱいあるのだろうが、消耗品であるのでなかなかいいものに手を出すのは躊躇してしまう。いつも特売などになっている一般的な歯ブラシを使っていたのだが、ある時、このハブラシを使ってみて本当に驚いた。普段から歯を1本1本細かく磨くのが好きなので、超コンパクトヘッドの歯ブラシというのはよく使っていた。が、初めてこのハブラシを使って一番驚いたのが、ヘッドの薄さだ。

ブラシが埋め込まれている部分が、一般的なものが3.9mmほどなのに対し、このハブラシはなんと2.6mmしかない。定規で見ると1.3mmなんて僅かなものだが、口の中では大きく違う! ぐぐぐっといつもより確実に歯の奥に分け入っていくのだ。その感覚がたまらなく心地いい。奥の奥まで磨けてる! ってのがよくわかる。

先端も山形になっていて、奥歯の裏側まで磨ける。デコボコも大きく、磨きにくい奥歯は一番歯垢などが残りやすく、虫歯になりやすい歯だ。そこがこんなにも簡単に磨けるとは! 4列ブラシなので磨く面積もそれなりに広いし、軽くブラッシングするだけで隅々までツルツルになった。

これを使って以来、いつもコンパクトヘッドだけを基準に選んでいた歯ブラシが、これでないと! ってものに変わった。同じアドバンテージ ハブラシでも3列ブラシのものや、超ではなく普通のコンパクトヘッドのものなど、ブラシの堅さや柔らかさに関わらず、4種類もある。3列ブラシのものは、よりスリムな形状なので、口の小さな人にはきっとおすすめなんだろう。いちばん自分の口にあったものを選べるのも魅力的だ。

歯ブラシと歯磨き粉以外にも、デンタルリンスやデンタルフロスなど、今多くのオーラルケア用品が出ているが、まずはいちばん基本となる歯磨きをしっかりとして、いつまでも健康的な身体でいたいものだ。

文・写真/楠井祐介