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COLUMN

2018.11.20

化粧初心者が考えた化粧品に出会った、の巻。

思いがけず台湾に住むことになった元雑誌編集者妻とデザイナー夫とその家族(娘2人、猫3匹)が、台湾のビューティ事情と日々の暮らしにとりいれたメイドイン台湾コスメをご紹介する当連載(ちなみにタイトルにある美妝はメイクアップコスメ、美容はスキンケアコスメの意)。

モード感もヘルシー感も叶えるブランド見つけた!

台湾コスメって全体的にパッケージがいい感じだと思うのだが、その中でパッケージもビジュアルも(ホームページ要参照)ぐぐぐっと尖っているおしゃれコスメブランドを今回(連載第7回)はピックアップ。ブランド名は「TROPE」。言葉のあやや比喩、映画や文学などで繰り返したり大切にするテーマを意味する言葉である。

 

TROPEのすごいところはなんと言っても創始者であり商品開発を担当するSallyさんがメイク初心者であることだ。

ファンデーション、口紅、マスカラ、チーク、ネイル、それくらいしかわからないと言う彼女だからこその視点で商品展開をしている。つまりはメイクアップの初心者がテクニックいらずで楽しめるラインアップなのだ。それでいて実際にブランドを立ち上げてみたら「こんなコスメが欲しかった!」と願っていた層にきちんと届いたからすごい。私もハマっている。

コンサバより攻めたいの。ベーシックだけより遊びたいの。

商品/左から 2087 Illuminator、NIRVANA Illuminator、BLOSSOM Colour Adapt Lip & Cheek Sheer各250台湾ドル
商品/左から 2087 Illuminator、NIRVANA Illuminator、BLOSSOM Colour Adapt Lip & Cheek Sheer各250台湾ドル

リップスティック(3色)、ネイル(8色)、イルミネーター(2色)、カラーアダプター(1色)の計4種。潔いことに、以上がTROPEの今のところの全商品である。ところが商品がどれも色出しも質感も絶妙で、痒いところに手が届くというか、他のブランドとは違う遊び心がある。

 

だからもしも今夜パーティに出かけるなら、おしゃれなレストランに食事に行くなら、私は間違いなくTROPEのコスメを選ぶ。自分が楽しくて相手にも「おっ!」と言わせる顔や指先がつくれる気がするから。

顔をデザインできる3本のバームとは?

中でもイルミネーターのテラコッタゴールド系色「NIRVANA」は秀逸。ポンポンと肌に乗せたら、指先でなじませていくだけ。健康的な色気のある肌質ができあがる。光量が少ないディナーの空間で、ぽやんっ肌が浮くのではなく、つやんっと肌が上質な光を放つ、みたいな感じ。この肌質ならアクセサリーは耳元か首元のどちらかでいい。私は大ぶりの黒真珠のイヤリングをつけて、コンサバ感とロックな気分をプラスすることが多い。しかも色名が「NIRVANA」って! かっこいいに決まってる!

 

もう1色のイルミネーター「2087」は、白と紫とピンクが混ざったオパールのような光沢のスティック状のパウダークリームである。私の肌色にはNIRVANAの方がなじむのだが、パーソナルカラーで言うところの「夏」「冬」のようなブルーがかった肌色の方には、「2087」がおすすめ。ハイライトに使うと、肌のくすみがカバーされ、艶っぽい凹凸が生まれる。

 

面白い商品がこちら

白いバームのようでいて、肌に乗せれば水分量やpHバランスで“自分色”のピンクに色みが変わる。どこか桜の花を思い出させる「BLOSSOM」と名付けられたシアーピンクトーンだ(ちなみに台湾の桜はもっと青みが強くかなりビビッド)。チークとして自然な血色をプラスすることも、唇のくすみを自然にカバーし上品に色づけることも可能。指での仕上げがナチュラルに決まる。

 

いずれのアイテムもシアバターやホホバオイルなどを主成分に、香料・パラベンフリー。スキンケア効果も忘れていない。尖っていながらつける人への配慮を忘れないのが、TROPEのさらなるいいところだなーと思う。そういう人に、私もなりたい。

(写真・文/MAO IKEDA)

しらずしらずも恋のうち

不思議と惹かれてしまうミステリアスなドラマの俳優だったり、わからないけど耳に残ってしまう音楽だったり、気がつけば繰り返し買っているスイーツだったり。自分ではなかなか気がつかないけど、確実に心の中に浸透している「なにか」に気が付いた時ハッとしませんか?

 

そんな商品がTROPEの「光影幻彩3入組がまさにそれ。

「使いかたいろいろ」というコスメはよくありますが、ほとんどが「まかせて安心」的なドーンとしたちょっと頑張れる主役級なもの。でもこちらは肌の湿度やpHによって色が変わったり。輪郭を立体的に見せることができるけど、さりげなかったり。健康的だけど女性らしさをやさしくフォローアップできる。わかりやい直球系の主役でも名脇役でもない、しらずしらずのうちに浸透していく「恋人=パートナー」になっているなんとも不思議な存在感なのです。

毎日チャイルドシート搭載の自転車に乗って駆けずり回っていたり、年中Tシャツ姿だったりする僕からにじみ出る生活感をTROPEの3姉妹を使ってミステリアスな魅力へ、しらずしらずのうちに変えてみたいなぁ。

ええ、もちろん僕が女性ならばの話です。んふふ。

(文:MAME Omijika)

 

Check!!

お問い合わせ:

TROPE Cosmetics
https://tropecosmetics.com
TEL・FAX: +886-6-2930998

E-MAIL sallylim@tropecosmetics.com

 

オンラインショッピング:

https://jp.pinkoi.com/store/trope(日本へも発送可能)

文・写真/MAO IKEDA & omijika mame