＜連載小説＞まさかキムタクと戦えというのか

「工藤は逃げている」この言葉は呪文のように、その後も僕をつけ回した。（最終話）

2020.03.30

「好きです。付き合ってほしいです」言ってしまった。こんな告白らしい告白は中学生以来だろう。（第8話）

2020.03.23

「娘とはどういうつもりの付き合いか」「わかりません」僕の返事を聞いたお父さんの表情は、なんとも形容しにくいものだった。(第7話）

2020.03.16

「この子とは、どういう気持ちでお付き合いをされるおつもりですか？」お父さんの両腕に、あるはずのない刀が見えた。（第6話）

2020.03.09

とりわけ美しい容貌を誇っていたのは、木村拓哉だ。島尾さんはある種のシンパシーを覚えた。（第5話）

2020.03.02

迫られると逃げたくなる僕の悪い癖が顔を出しそうになるのを、なんとか抑えた。今回誘ったのは俺だ（第4話）

2020.02.24

３年付き合った。しかし、結婚という言葉がちらついたことは１度たりともなかった。（第3話）

2020.02.17

＜まさかキムタクと戦えというのか＞私たち、急いだ方がいいと思うんです。私、これからも会いたいから。（第２話）

2020.02.10

＜まさかキムタクと戦えというのか＞なにしろキムタクはかっこいい。空は青い。雲は白い。木村拓哉はかっこいい。（第１話）

2020.02.03