台湾在住の元雑誌編集者妻とデザイナー夫とその家族(娘2人、猫3匹)が、台湾のビューティ事情と日々の暮らしにとりいれたメイドイン台湾(MIT)コスメをご紹介する当連載(ちなみにタイトルにある美妝はメイクアップ、美容はスキンケアを意)。
え!! 猫の引っかき傷まで!
あまりにも天気がよかった先日のこと。「今日は猫洗いに最適な天候ではないか。思い立ったが吉日。よしお風呂に連れていくぞーー!」。そう思い立ってうちで一番小柄な黒猫風のニコを一年ぶりに入浴コースへご案内した。ところが、ご存知のように一般的に猫はシャワーもシャンプーも大嫌い。ドライヤーなんて悪魔の使いかってくらいの怯えぶりだ。もちろん我が家の3匹も漏れなくアンチシャワーというわけ。
それなのに、猫をお風呂に入れるというこの珍しい行事に娘たちも大興奮。一緒にバスルームに入ってきてワーキャーやるもんだから、ニコはますますパニックになって逃げようとする。ニコがバスタブを這い上がろうとしたそのとき。「あー危ないかも」と思ったのに、思わず手を出してしまった。案の定、ニコのむき出しになった爪で、手首をガリッとえぐられてしまった。長さ5cm、ちょっと深めの傷だ。
美容整形の傷に応えます。
でも大丈夫。だって私にはMs.Wells の保湿リペアジェルがあるもん。美容整形手術のあとに使って傷や腫れなどを修復するために生まれた商品だから、猫の引っかき傷にだっていいに違いない。そう思って傷がふさがってかさぶたができ始めてから朝晩ジェルを使い始めた。
このジェルのすごいところは、塗った瞬間からずーーーーっと潤っていること。そして朝と晩、翌日と見る度に確実に傷が元の肌に戻ろうと進化しているのがわかるのだ。最先端の抗老化成分などともに、火山由来の微生物、風邪のひき始めに飲む簡保として有名な葛根のエキスなどをブレンドしているのが台湾らしい。今では傷はすっかり地肌に馴染んでいるが、あれだけ激しい傷に応えてくれるのだから……と、なんとなく肌が不調なとき、日焼けしたあとなんかにも、とせっせと塗るのが最近の使い方になった。
個人的には日常に使うのは自然由来成分のスキンケアが好き。でもいざという時は科学の力をめいっぱい頼る。東洋医学と西洋医学も同じ。このジェルは私にとって西洋医学的に使うコスメである。
ところで写真を見ていただくと、Ms.Wells Franceとパッケージに書いてあるのがおわかりになるだろうか。当連載は台湾コスメをご紹介するものなのに、なぜFranceコスメ?? 実は台湾在住のフランス人博士でありWHO世界保健機関の顧問でもあるThierry Burnouf氏の開発レシピの元に誕生したブランドであり、製造・販売はすべて台湾。れっきとしたMIT(メイドイン台湾)コスメ。最後の最後でごめんなさい。
(写真・文/MAO IKEDA)
日焼け肌四十おとこ、半透明美肌の旅。
とうとうこの季節が来てしまいました。夏天…(中国語で「シャーテン」と読みます)。外に出れば、頭部からおよそ25cm上空、右斜め45度あたりにしっかりとついて来る太陽! 「オレの太陽」というよりか、「太陽のオレ」。太陽に散歩されている感じでとっても暑いんです!
もちろん、日焼けは時あっという間のこと。台湾に来てから僕は陸サーファーに。白い美肌だった次女は小麦色のナツコちゃんになってしまいました。
そんな真っ黒になった僕に、妻はサザンの「夏をあきらめて」を口ずさみながらこちらの商品を手渡してくれました。Ms.Wellsの保濕修護凝凍クリーム。
なぜにその歌?と思いながら使ってみました。夏をあきらめずに……。
寝る前に使うのが効果的ということでしたので、寝る前に薄くぬることに。香りはほんのり香る程度。質感はマイルド。しかしベトベトせず仕上がりはさっぱり。夏場でも嫌な感じはほとんどしません。クーラーをかけて寝ても保湿はキープ。寝起きのときに汗をかいていても、気にならないくらいサラリ。
数日は肌感の向上は感じられなかったのですが1週間くらいたつと、肌質が良くなってきたのがわかりました。肌がもちもち〜ってなるの何年ぶり? 何十年ぶり??両手をほっぺにあてて鏡をみる日焼け肌四十おとこ。
でもさすがにこどもの送り迎えのチャリンコで3年間蓄積された紫外線は強敵で、僕は1週間で美白までたどりつくことはできませんでしたが、希望はもてる商品力だと思っています。半透明まってろよ!
【Check! ブランド情報】
Ms.Wells
Facebook&ショッピング:https://www.facebook.com/mswells.grx/
電話:+86-2-2995-0083
【商品情報】
保濕修護凝凍(50ml) 2,500台湾ドル
文・MAO IKEDA & OMIJIKA Mame