COSME DE NET

FOLLOW US

  • .&cosme
  • .&cosme
  • .&cosme

SKINCARE】【COLUMN

2019.05.16

紫外線対策は「日焼け止め」だけでいいの?「抗炎症」という考え方。

こんにちは、美容ジャーナリストの山崎多賀子です。自分が乳がんになって感じたこと、気づいたことで、みなさんのお役に少しでも立てれば…そんな思いでスタートした連載です。どうぞ!

初夏はスキンケアも衣替えの季節。

長く続いた花粉症の時季も終わり、初夏に突入しました。42年前に花粉症と診断されたわたしにとって(このときすでに高校生だったという事実に驚愕しますが・笑)、マスクと花粉症用の薬を手放し、青空に映える新緑を眺めながら、小鼻を大きく膨らませて清々しい空気を吸う。毎年のことながら、何物にも代えがたい解放感に包まれ、晴れ晴れとした気持ちになります。

 

マスクを手放すということは、「スキンケアの衣替え」の合図でもあります。

梅雨が間にあるものの、春からどんどん日差しが強くなっているので、紫外線対策を強化します。もちろん春から予防したほうがいいのですが、私の場合は屋外ではマスクとメガネが顔を広範囲に守っているので、〝初夏から″が習わしです。

まずは今年のUVプロテクト(日焼け止め)の吟味から。

最近は紫外線だけでなくPM2.5や大気汚染、ブルーライトまでカットしたり、SPF50+と最高値のプロテクト効果でありながら、通常の洗顔料で簡単に落とせるなど、高機能で肌に優しい日焼け止めが充実してきて頼もしい限り。

新製品の中から、仕事に行く用やアウトドアで過ごす日用をチョイスして、使い分けます。日焼け止めは毎年どんどん進化しているので、去年の日焼け止めが余っているから使う(意外とあるあるな話)、などということはせず、最新のものをチェックして新調してくださいね。お肌のためにも。

日焼け止め前に「抗酸化」を一品仕込んでおく。

以前にも書きましたが私は夜よりも朝にケアの重点を置くことをずっと実践しています。なぜなら肌へのダメージは日中が圧倒的に多いから。シミやシワの改善よりも、予防してそれらを作らせにくくすることのほうがずっとラクだと考えています。

なので、抗炎症ケアで肌の内側を鎮静させ、その上に日焼け止めを塗って表面で紫外線をブロックする、この2ステップで肌に負担なく、日中ダメージから肌を守ろうと考えているのです。

私が毎年夏に取り出すのはデルメッドのもの。以前は夏限定のサマーローションとして販売されていましたが、昨年バージョンアップして通年販売になった、デルメッド インナー プロテクトジェル<医薬部外品>(150ml ¥4,000・税別/デルメッド)

ひんやりした使用感で伸びが良く、顔とボディにも使え、うっかり日焼けで火照った肌もクールダウンしてくれます。

紫外線がシミだけでなくシワやたるみなど、多くの老化の症状を加速させることは、皆さんにもしっかり浸透しているでしょう。いまは季節を問わず日焼け止めやUVプロテクト効果のある下地、ファンデーションを意識して使う人が増えています。実際に若々しい肌の女性が増えているのは、その習慣によるものが大きいと思います。そこにひと声、抗酸化という考え。試してみませんか。

文・写真/山崎多賀子(美容ジャーナリスト)