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SKINCARE】【COLUMN

2019.01.26

「肌の乾き」は豊かな感情をも枯渇させる!?

こんにちは、美容ジャーナリストの山崎多賀子です。自分が乳がんになって感じたこと、気づいたことで、みなさんのお役に少しでも立てれば…そんな思いでスタートした連載です。どうぞ!

肌が乾くと気分もギスギスする。

冬は空気が乾燥しますね。肌がカサつくのでしっかり保湿しなければ、と思いますよね。それは老化予防からみても正しいと思います。でも今回は少し目先を変えて、肌の乾きと「感情」の関係について考えてみたいと思います。

え? そんなこと考えたことがなかった? では思い返してみてください。肌がカサカサしているなぁ~と思ったとき、どんな気分ですか。なんとなくギスギスとか、イライラとか、していませんか。

 

それもそのはず。肌は乾燥が激しくなるほど、「もぞもぞ」「ムズムズ」、場合によっては「ピリピリ」といった不快感が伴うからです。「乾燥肌」は単に水分不足の肌ととらえられがちですが、実際は肌表面にある角層に隙間が空いてバリア機能が低下した状態。隙間があるから水分が逃げてしまうのです。わずか0.02㎜ともいわれる極薄の角層は、からだにとっては外界と隔てる壁であり外敵から身を守るバリアの最前線。そこが崩れることは、からだにとって一大事。

 

そこで、粉を吹くほど肌が乾燥すると、正常時は肌の奥の真皮にいる「知覚神経線維」が表皮まで伸びてきて、刺激や侵入してきた異物を素早く察知します。普段は何でもないスキンケアの成分や衣類のこすれなどでかゆみが出たり、ほてったり、ピリピリするのはこのため。つまり、乾燥による肌の不快感は、「ちょっと、なんとかしてよ!」と皮膚が出すSOSサイン。肌が敏感になっていると考えていい。

 

ところが皮膚の不快感は胃痛や頭痛のような強い痛みではないため、「冬は、ま、こんなものか」と多くの人がスルーしてしまいます。でもね、乾燥による微小の不快感は、顔だけではなく手脚などいろいろな場所で起こるから、総量としては決して少なくない。その不快感が脳に届くと、気分もギスギス渇いてしまいます。

肌の乾きは表情も固くする結果、「楽しさを奪う」。

それだけではありません。肌の乾燥は表情や動作までもこわばらせている可能性が大です。肌は潤いを失うとストレッチ性(伸縮性)がなくなります。そこへ表情を大きく動かすと肌がピキピキっとひび割れしそうな緊迫感が生まれて、表情が固くなりがち。無表情な顔は見た目につまらなそうですが、じつは実際に楽しいという感情も減るんです!!

 

「脳は騙されやすい」と言われています。たとえばおかしくなくても笑うだけで脳が勘違いして愉快な気持ちになるというように。それと同じで愉快なことに遭遇しても、表情が固いとあまり楽しく感じられない。面白いと思って笑うから、すごく楽しいと感じられるのです。

乾燥の緊迫感を緩める「ホッとする」基準のコスメを常備しよう。

もしかすると、心がギスギスしている原因は肌の乾燥が原因かもしれません。冬場をご機嫌にすごすために、水分や油分で肌の緊迫感をほぐしましょう。とくに痛いほど渇いて、一時的な敏感で愛用のコスメに違和感があるなというときに、もっともストレスフリーなのは油です。それも上質で成分がシンプルなものがおすすめ。昔ながらの馬油でもホホバでもスクワランでも、ワセリンでもいい。塗ると「ホッとする」基準で探しておくといいですね。

 

私にとって「ホッとする」コスメは、OLEA SEESNCE(オレアエッセンス)のRHB スキンクリーム(45g ¥6,900・税別)

イスラエルの大地で育ったオリーブオイルをベースに蜂蜜などがブレンドされたもので、ひび割れや傷を保護するバーム状のクリームです。これを顔だけでなく、手指やすね、かかとなど、気になるところにすり込むと、乾燥でパキパキした肌も心も緩んでホッとする。べたつきもなく、すぐに肌が柔らかくなります。すると不思議と心のざらつきまでゆるんで、固まっていた表情に笑顔が出て、鼻歌まじりにからだを動かしたくなってくる。

 

結局全部つながっている。潤いで満ちた肌はゴムのように伸縮し、心も表情も柔軟でみずみずしく、逆境にも強くなります。「肌の乾燥」と「潤いケア」をこんな視点から感じてみると、もっとスキンケアが楽しくなると思いますよ。

文・写真/山崎多賀子(美容ジャーナリスト)