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HAIR CARE】【COLUMN

2018.11.30

ヘアスタイルがあなたの個性を殺していないか?

こんにちは、美容ジャーナリストの山崎多賀子です。自分が乳がんになって感じたこと、気づいたことで、みなさんのお役に少しでも立てれば…そんな思いでスタートした連載の第六回目、どうぞ!

ヘアスタイルはあなたの「人となり」を決めている。

第一印象を決定づける効果は、顔よりもヘアスタイルが大きい。それはヘアスタイルが全身のシルエットの一部だから。スリムとか、ぽっちゃりといったシルエットと同じで、そこから生活習慣や性格、嗜好、職業までも一瞬に連想させる力がある。銀行員とロックミュージシャンで連想するヘアスタイルが違うのと同じだ。これは無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)によるもの。

ということは、ヘアスタイルを変えるだけで自分のキャラクターを変えることができる。実際の内面は簡単に変わらなくても、自分がなりたいと思うイメージのヘアスタイルにすると、少なくとも周りがその先入観をもって接してくる。個性的なヘアスタイルをしていれば、こだわりのある人だなと。髪が乱れていたら、無頓着な人なんだなと。

脱毛でわかった社会とヘアスタイルの影響力。

そのようなことは前から知っていたけれど、決定的にヘアスタイルが重要なのだと思ったのは、抗がん剤で完全脱毛した経験によるもの。生活の中では鏡を見なければ髪がないことを忘れている。むしろ自分の外見を評価するのは他人だった。とくに女性に髪がなければ、周囲は同情するか怖がる。第一、私は禿げ頭で出歩く勇気がない。だから外出にウィッグや帽子は必需品だった。

ところが治療がひと段落し、髪が2センチくらい生えそろったところで何もかぶらず外出した途端、オシャレと言われるようになった。ウィッグが煩わしいから早々に卒業しただけなのに。何も手を入れていない高校球児のような短髪にメイクのいでたちが、ファッションに見えたようなのだ。脱毛以前のセミロングに茶髪のいわゆる普通のヘアスタイルのときに、オシャレなんて言われたことがなかっただけに、人は外見にこれほど影響されるのかと驚いた。

プロの技とヘアケア剤で自分のイメージを上書きする。

だから私は、ヘアスタイルにはこだわることにした。信頼するヘアスタイリストが私にも似合うエッジーなボブスタイルにカットし、カラリストが絶妙なブルーのヘアマニキュアを選んでくれた。するとオシャレ好きなキリっとした人に見られるようになった。せっかくなので以前よりファッションにも気を使うようになった。実際のところは優柔不断で整理整頓が苦手で生活習慣も褒められたものではないが、プロのセンスが、ヘタレな私に新たなイメージを上書きしてくれた感覚。自宅でだらりんと過ごすときはおかっぱ頭でも、メイクを加えるとキリっとしたボブスタイルになり、気持ちにもキリっとスイッチが入る。ヘアスタイルは私に魔法をかけてくれるのです。

不器用なので、ヘアスタイルはプロに全面的にお任せする。私は外出前に髪にハリとつやを与えて、イキイキ感を演習する。手放せないのは、「日本小顔補正立体カット協会」の生ミネラルオイルと生ミネラルジェル。どちらもスタイリング効果のあるヘアトリートメント。これらを同量混ぜて髪全体に伸ばすと、手ぐしで根本からふんわり立ち上がるのに、天使の輪がでてくる。写真に映ったときに髪にボリュームと艶があるととても健康的でイキイキして見える。髪につやがなくなった。根元がぺしゃんとしてきた、という方にはぜひおすすめ。

文・写真/山崎多賀子(美容ジャーナリスト)