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SKINCARE】【COLUMN

2018.12.25

奇跡のパイナッポーヒーロー降臨、の巻。

台湾在住の元雑誌編集者妻とデザイナー夫とその家族(娘2人、猫3匹)が、台湾のビューティ事情と日々の暮らしにとりいれたメイドイン台湾コスメをご紹介する当連載(ちなみにタイトルにある美妝はメイクアップコスメ、美容はスキンケアコスメの意)。

パイン(松)のようなルックスにアップル(林檎)のような甘さ=“パイナップル”

パイナップルを土に植えつけてから熟して収穫できるようになるまで、どのくらいの日数がかかるかご存知だろうか? 私はつい数週間前、“パイナップルお姉さん”に教えてもらうまで知らなかった。収穫までなんと18ヶ月!! 1年半かけて、ひたすらじわじわじっくり育ってあの硬い表皮の中に恵みを蓄えていくって、只者じゃないぞ、パイナップル。

 

そう思っていたら、やっぱりパイナップルはすごかった。まさに、私たち大人の悩める肌のスーパーヒーローとも言えそうだ。

 

今回ご紹介するコスメの主成分は噂のパイナップルである。しかも私の愛するMADE IN TAIWANコスメブランド「23.5°N」のパイナップルシリーズ。通常のパイナップルに比べてビタミンC含有量が約5倍あり、蛋白質分解酵素を豊富に含む特別な「ゴールデンパイナップル」を使用している商品を背景とともに紐解いて参ろうか。

23.5°Nでいて奇跡の生態系を誇る島、台湾

その前に、まずは奇跡の島のお話から。

 

前回ちらりと触れたように、23.5°Nとは北回帰線のこと(北緯23.5°N)。太陽が垂直に北半球を照らす位置にあり、この線より北が亜熱帯気候、南を熱帯気候と分ける境界線にもなっている。

 

北回帰線上には台湾を含め16の国が存在するという。たとえばサハラ砂漠、インドのコルカタなど、そのほとんどが砂漠や半砂漠のようなドライで過酷な環境下にある。それなのに台湾には、とんでもなく豊かな生態系が育まれているという奇跡。ミラクルの背景にある黄道、海洋性気候などの関係は専門的すぎるので割愛させていただくとするが、海も山も森もジャングルも草原もあって、

まぁとにかく奇跡の島なのである。

 

だからこの奇跡の島で育まれた植物は生きるチカラがすごい。尊い。そう考えて、植物のチカラを極力自然のままで届けようと北回帰線から名前をとったコスメブランド「23.5°N」が生まれた。

 

台湾では300年前からパイナップルの栽培が始まった。奇跡の島の赤土と亜熱帯気候の中であんなにもじっくり育つのだもの、恵みがないわけがない。しかも台湾は漢字で「鳳梨(ほうり)」と書くのだが、「鳳」は聖人誕生の暁に現れるという想像上の奇跡の鳥を意味する字。おぉ、環境もミラクル、存在もミラクルのミラクルづくし……。23.5°Nは嘉義県にて独自の牛乳入り肥料で育てられたスペシャルなゴールデンパイナップルの果肉を使用し、台湾産パイナップルの魅力を最大限に引き出す商品を考えたのだ。

角質ケアならパイナップルにお任せあれ!

ひとつが角質ケアのジェルマスク
もうひとつが夜用角質ケアエッセンスである。

 

ジェルマスクは洗顔後の肌にオンするのだけど、使い方は2通りある。1つ目。毎晩少量をとって目の周りを避け薄く薄〜く塗って、20分後に拭き取るコツコツ系。2つ目はたっぷりジェルで2分間マッサージをして20分放置してから洗い流すのを週2、3回。やるときやる系とでも言おうか。少しだけひんやりして、気持ちいいのなんのって。地肌の透明感が増し、キメが整い、肌がシルキーになっていく。そこに化粧水を塗ったら、エッセンスをどうぞ。スポイト2滴を肌全体へしゅるしゅる伸ばすだけ。こちらはあんなに自由気ままにだらけていた毛穴がお利口になっていく感じがする。目尻のシワがちょっとだけ目立たなくなってきたかもしれない。

なぜならパイナップルの蛋白質分解酵素は美白、キメ、透明感、毛穴など女性の悩みに応える守備範囲の広さが期待できるから。昔もパイナップル系のコスメがあったけれど、その分解酵素がヒリつく感じがあったように思う。でも23.5°Nでは、ヒアルロン酸で乾燥から守りながらpH5.0の弱酸性のコスメに仕立ててあるから、びっくりするほど刺激がない。それに成分表を見れば、

「台湾産パイナップルエキス、台湾産紅キヌアエキス、柚子エキス」と書いてあって、「え!これ食べ物やん!」「おしゃれカフェのランチメニューか何かですか」と言いたくなるほどだ。実際に「好吃」な香りで、ジェルマスクに至ってはパイナップル酵素の結晶が入っていて「老舗和菓子屋さんの果肉入りゼリーですよね⁉︎」と疑いたくなるグッドテクスチャー。

パイナップルお姉さん認定スーパーヒーロー

先日、23.5°Nの創始者の方にお招きいただいたパイナップルイベントに参加したときのこと。パイナップルお姉さんというパイナップル農家の女性が登場してのクイズ大会あり、パイナップルを花器に見立ててフラワーアレンジメントをしてみたり。自社製品の説明会かと思っていたら、どちらかというと「パイナップルっていいでしょ〜⁉︎」と伝えることが趣旨のようなおおらかな内容だった。

 

でもそのときにすごいなーと思ったのが、その会場に(さりげなく置いて)あるパイナップルコスメを使ってみた人が口々に「これ好き!」って言っていたことだ。テクスチャーも香りも使用感もいいね、と。うん、うん、って幸せそうにコスメを使っている台湾女子を見ていて私も幸せな気分になった。

 

うーん、やっぱりお肌のケアから心の充足まで網羅してくれるなんて、まさにヒーロー、パイナッポーヒーロー。私の英雄、いざ降臨。

(写真・文/MAO IKEDA)

あなどるな。粒感満載!ぱいなっぷる戦士

台北では12月にはいると少し寒くなり、我が家ではようやく羽織物に袖を通すようになります。でも北回帰線より南は亜熱帯気候なので、台湾の南部は1年を通して暑いのです。だからスーパーマーケットではパイナップルなどトロピカルフルーツがどっさり積まれています。1年中身近なフルーツ・パイナップルにはグリコール酸が含まれていて角質を柔軟し、毛穴の汚れ除去、ニキビの炎症を抑えるや作用があると聞きつけ……とってもおいしそうな粒感満載のPineapple Exfoliating Gel Maskをひたひたと顔に塗ってみました。「ゼリーが顔にのっている」というなんとも新鮮なパック感覚でしたが、しかし! 水で洗い落とすと…。気になっていたフキデモノの痛がゆい感じがなくなっていて、くすみもとれ、肌がツルッと変化しました。 恐るべしパイナップル。ごつい見かけとあまりにもよくある果物だから、ちょっと軽んじていたかも。ごめんよ。いまはただ、わたくしのフキデモノと古い角質に勇敢に戦ってくれたパイナップルに謝謝(シェシェ)なのです。

(文/OMIJIKA Mame)

商品情報:

鳳梨角質淨化凍膜,送鳳梨調理露(Pineapple Exfoliating Gel Mask)100ml 620台湾ドル

鳳梨角質淨化調理露,送鳳梨凍膜(Pineapple Exfoliating Nightly Concentrate)20ml 550台湾ドル

  • お問い合わせ:

23.5°N

  • https://www.235n.com.tw
    MAIL: service@n235.com.tw
    TEL: +886 800-800235お買い物:
    台北での販売店一覧https://www.facebook.com/235nofficial/オンラインショップ:日本からは上記自社サイトやPinkoiで購入可能。https://jp.pinkoi.com/store/theone200908

    文・写真/MAO IKEDA & Omijika MAME