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MAKEUP】【COLUMN

2020.01.23

<私の定番名品>クリニーク ラッシュ パワー マスカラ ロング ウェアリング フォーミュラ

控え目過ぎる形状に、最初は誰も飛びつかなくて。

発売から15年が経ち、今も変わらない人気を持ち続けるマスカラがあります。クリニーク ラッシュ パワー マスカラ ロング ウェアリング フォーミュラ(クリニーク) がそれ。

マスカラのトレンドをプレイバックすると、発売当初はボリュームマスカラ全盛期で、大振りのブラシでギュンギュン盛って、つけまつ毛のような仕上がりにしていました。“目ヂカラ”という美容キーワードが流行っていた時代です。そんな中に登場したのがこの繊細すぎるマスカラ。発売当初は、この控え目すぎる形状に誰も振り向きはしなかったように思います。しかし、まつ毛のトレンドがボリュームから繊細ロングに移行するにつれて、じわじわと注目が集まりました。

プロがこぞって愛用することで、注目の的に。

ブームの火付け役となったのは、プロのメイクアップアップアーティストでした。当時、メイクさんの愛用品としてたびたび登場していました。取材をしたことがきっかけで私も使い始めたひとりです。

いちばんのポイントとなるのが、ブラシの形状。フットボール型という細いフォルムは、日本人の目幅やまつ毛の長さ、太さに合わせて設計されているそう。確かに、目幅にピタッと合っていますし、目尻や目頭などの短いまつ毛も漏らさずキャッチしてくれます。

そして、驚くのがテクスチャーの軽さです。何度重ねてもボテッとならず、繊細で長いまつ毛に仕上がります。当時、“ひじきまつ毛”といって束感のあるまつ毛が流行っていましたが、そのまつ毛がどうも好きになれなかった私にとって、クリニークのマスカラは救世主のような存在でした。

短い目頭、目尻のまつ毛もキャッチ!

塗り方は、ヘアメイクさんに教えてもらったテクニックを今も忠実に守っています。まず、ブラシにとり、ボトルの先端でブラシについた余分な液をとります。そして、まつ毛の根元にブラシをピタッとあてて、ゆっくりと先端に向かってストローク。長さをだしたい場合は、これを2~3回繰り返します。次に、短い目尻や目頭のまつ毛は、ブラシの先端を使います。この時、まつ毛の根元に対して45度ぐらいの角度であてると隙間なく捉えることができます。

また、下まつ毛を塗るにもこのマスカラはとても重宝します。黒目の下は並行に、目頭、目尻は同じように45度の角度であてましょう。好みによりますが、私は下まつ毛にそれほど存在感を出したくないタイプなので、一度塗りにしています。

ぬるま湯で簡単に落ちるスマッジプルーフ

マスカラは長さにこだわる方も多いですが、カール力、そもそもの持ちの良さもポイントです。クリニークのマスカラは、生まれつきまつ毛が上向きにカールしているかのような自然な仕上がり。この嫌みのない控え目なカール感も私にはタイプです。

クレンジングも簡単にお湯で落とすことができますからストレスがありません。皮脂や水、汗、涙にも処方ながらも落とす時に手間がかからないというもの、人気の秘密でしょう。

 

撮影/池田 敦(Pile Driver) 文/夏目 円