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MAKEUP】【COLUMN

2019.11.30

<私の定番名品>スリー シマリング グロー デュオ

肌がキレイだねって、褒められる魔法のコスメ

スリーがデビューした2009年に登場したスリー シマリング グローデュオ(THREE)。チークにもハイライターにもシェーディングとしても使えるマルチなアイテムは、それまで見たことがありませんでした。しかも、細長いパレットもじつにユニークで、久しぶりに化粧品を見てワクワクしたのを覚えています。

今ではすっかり定番になったクリームのテクスチャーですが、当時のチークは、パウダーが全盛期。指でトントンするだけのチークというのは、ものすごく珍しい存在でした。

クリームなのに、肌に伸ばすとパウダーに変化。

テクスチャーについてもう少し詳しく掘り下げましょう。クリームというと、油分が入っているので肌がベタつくという印象はありませんか? でもシマリンググローデュオは、肌にのせるとクリームとは思えないほどサラッとしていて、マジックのようにパウダー状に変化します。とはいえ、パウダーで仕上げたようなどこかに粉っぽさを感じることはなく、肌にピタっとフィットしてナチュラルな肌が楽しめます。

また、ファンデーションの上から重ねてもヨレることがないので、化粧直しに使うと、朝のキレイな肌が瞬時に復活します。私は、メイクポーチにいつも入れていまして、ちょっとくすみが気になる夕方にハイライターを忍ばせると、肌がいきいきとしますし、透明感も引き出します。

平面的な日本人の骨格をさりげなく立体的に。

もう10年近く使っていますから、使い方もいろいろ習得しました。ベーシックな使い方はハイライトとチークとして。ハイライトの場合、右側のカラーを適量手の甲にとり、頬骨の高い部分、目尻の外側、鼻根から鼻筋、上唇の山の上、あご先に少量塗ります。肌にスポットライトを効かせることで、平面的な日本人の顔がキリッと立体感が生まれます。ギラギラとした強い光ではないので、さりげなく肌にメリハリが生まれ、自然に骨格矯正ができますよ。

チークとしては、左側のカラーをとり、頬骨に沿って楕円形にのせます。この時、塗り広げるというよりは、トントンと軽く叩きこむように定着させるとちょうどいい発色とツヤがでます。頰の内側にやや丸くのせると、やさしい印象になりますよ。

応用編としては、アイシャドウとしても使っています。ハイライトを上まぶた全体に指塗りをして、二重の部分、もしくは目尻側だけ左のカラーを塗ります。気になるまぶたのくすみが一瞬で消えますから、まぶたの影が気になる時に大活躍! このパレットさえあれば、簡単にワントーンメイクができます。

ファンデだけではできない、理想のツヤ肌が叶う!

ツヤのある肌は、ひとつのトレンドではなく、誰もが理想とする肌。ファンデーションだけ理想的なツヤ肌というのはなかなかハードルが高いものです。そんな時こそ、シマリンググローデュオの出番です。ブラシを使わず、指で肌にするするとのせるだけで、期待以上のツヤ肌が叶います。発売してから10年が経ち、今ではたくさんのブランドからクリームタイプのチークやハイライターが登場しています。それでもなお、シマリング グローデュオは幅広い世代に支持され名品として愛され続けています。こんなにバランスがいいコスメ、なかなか出会うことができません。

 

撮影/池田 敦 文/夏目 円