医療の現場発のミネルファンデーション。だから肌への負担少なくてカバー力にも期待!
ベアミネラルが日本上陸してまだ間もなかった2005年頃の発表会で、初めてベアミネラル オリジナル ファンデーションに出合った。そのとき、ルースパウダーみたいな形状なのにファンデーション!? と思ったものだ。メイクデモンストレーションのモデルさんの様子や私自身の手の甲で試した感触は、まさにファンデーション。実際に自分でメイクして長時間肌にのせた状態でどんな感じか試してみなければ、ファンデーションの良し悪しはわからないとも思った。
ファンデの膜感がないのにカバー力があって乾燥くずれしない。キレイ心も肌も満足!
発表会の後、それほど時間をおかずに、一日試すことができた。ファンデーションをブラシでつけるという初体験に、大丈夫かなぁとちょっとビクビクしながらメイクをした。
まず驚いたのは、予想を裏切るかのように、ピタッと肌に密着して粉浮きしないこと。リキッドファンデーションをルースパウダーで仕上げるとき、フィット感を高めるために手のひらで軽く押し当てたり、化粧水や水をスプレーしたりするのだが、その必要がない。
そして、自然なほどよいカバー力があって、気になるシミも目立たない。何より驚いたのは、一日メイクしたままで、乾燥くずれをしなかった! その日は撮影でずっとスタジオにこもっていた。それまでの経験では、スタジオにこもる日は、乾燥でファンデーションが粉浮きしてくずれてしまうのだ。そのため、メイクの上から使えるクリームなどで日中のケアをしたりするのだが、ベアミネラルのオリジナルファンデーションの場合はその必要がないのだ。撮影が終わってスタジオを出たときも、ファンデーションはくずれていなかった。
医療現場生まれだから肌への負担が少なく、使っていると肌状態がいい。
コンシーラ下手の私にとって、ブラシを換えて重ねづけすれば弱点を簡単にカバーできるのもうれしい。それに、暑さにも強い。昨年の夏のような猛暑だって、デロデロにくずれることはない。それはきっと、水も油も使わず、5種類のミネラルだけで作られているからだ。肌の新陳代謝をさせる代表的成分であるビタミンも、ミネラルがあることで、その機能を維持できるのだ。そう、ミネラルがなければダメージに負けない肌づくりは難しい。5種類のミネラルとは、シルクのようなつやとなめらかにする酸化亜鉛、カラーを作り出す酸化鉄、クリーミーな質感とカバー力をもたらすオキシ塩化ビヒマス。これらのシナジー効果によって、くずれないうえ、使っていると肌の状態もごきげん。
そもそも、手術や火傷の跡などの皮膚科の治療後でも使えるよう、アメリカの医師によって開発されたミネラルファンデーション。好物油や防腐剤、合成香料、色素、紫外線吸収剤などの添加物は使わず、肌への負担が少なく敏感肌にもやさしい。クレンジング剤でなく洗顔料で落とせるのもラクチンで、私の定番コスメとなったのだ。自腹リピ買いを繰り返して、15年近くになる。
「クルクル」「トントン」「サッサ」とセオリー通りに仕上げて、暑さにも寒さにも負けない肌づくり。
容器のフタに少量出し、それをフタの中でクルクルとブラシを回しながら含ませる。フタの縁にブラシをトントンと軽くたたいて、ブラシに着いている余分なファンデを落とす。そして、顔の外側から顔全体にファンデをサッサとのせていく。この「クルクル」「トントン」「サッサ」のセオリー通りの3ステップで仕上げていくと、自然なのにほどよくカバーされていく。
この暑い夏も乾燥が激しい冬も、当分、このベアミネラルのオリジナルファンデーションと一緒に乗り越えていくんだろうと思う。
撮影/池田敦(Pile Driver)