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HAIR CARE】【COLUMN

2019.02.05

スカルプケアの習慣。

こんにちは、美容ジャーナリストの山崎多賀子です。自分が乳がんになって感じたこと、気づいたことで、みなさんのお役に少しでも立てれば…そんな思いでスタートした連載です。どうぞ!

新しいスキンケアの習慣は、三週間続けると身につく。

「一年の計は元旦にあり」。といいますが、美容も「この一年はここを改善する!」と目標を決めて取り組むといいんです。とくにスキンケアはコツコツと毎日の積み重ねが結果につながることが多いので、途中で飽きたり忘れたり、他の美容に興味がいってしまって続かない。そこでこの一年はこれを強化する、という強い意志で優先順位を決めると、一年後に手ごたえを感じることができるのです。

 

とはいえ、効いているか分からない美容法を一年続けるのは大変です。

そこでまず三週間続けてみる。行動習慣は三週間~1か月で身につくと言われているので、三週間やってみる。使うコスメを必ず目に入る場所に置いておくことと、使い切る前に買い足しておくことも大切です。

細胞はひとつひとつが生きているから、すぐに目に見える変化はなくても三週間後、三か月後、一年後と、ちゃんと結果がついてくるものなんです。

 

私がそれを一番実感しているのがスカルプケア、つまり育毛剤による頭皮ケアです。とにかく3週間続けてみたら習慣化し、今ではシャンプー後にスカルプケアをしないと気持ちが悪いくらいになり、何年も続いています。その結果、細くてコシがなくなっていた髪にまたハリとボリュームが出てきたんです!

ストレス、抗がん剤、加齢による髪の悩みにスカルプケアを決意。

ここで私の「髪の悩み変遷」を簡単に紹介します。まず30代後半から仕事のストレスで抜け毛や細毛が増えて、多かった髪がどんどんボリュームダウン。なんだか自分がしょぼくれたように見え、いつかは部分つけ毛のお世話になるだろうとため息をついていたころに乳がんが発覚。

 

45歳でハリコシどころではない、治療で髪が全部抜けるという衝撃的な経験をしました。幸いなことに治療後は以前よりも元気でつややかな髪が生えてきたのですが、治療で完全閉経し女性ホルモンゼロになった私の髪は、その後またボリュームダウンしていきました。

 

髪への思い入れが人一倍強くなった私は、なんとか元気な髪に再生させたいと50歳のとき、何度も挫折していたスカルプケアを続けようと決意したのです。そして58歳の今、悩んでいた50歳のときよりも髪にボリュームがある、と思います。寄る年波で少々のうねり毛や大量の白髪はありますが、コシがあって、天使の輪ができる髪! 細胞は上手に育ててやれば、50歳をすぎてもきちんと答えてくれるものなんだな、と実感しています。

いくつになっても、毎日のケアに細胞は答えてくれるもの。

スカルプケア製品には信頼できる製品が多数ありますが、私が何年も愛用しているのがデルメッド ヘアエッセンス

女性特有の薄毛に着目した理論は、女性ホルモンゼロの私のツボにはまりました。具体的には女性ホルモンの減少にともない、毛乳頭で髪の成長を促す「BMP」働きをする成分の生成が減ってしまうことに着目したもので、独自に開発されたCTPという有用成分が配合されています。

 

美容は「シミ消したい」「シワとりたい」と漫然と思うだけでは満足のいく結果につながりません。何か本気で改善したいと思うケアがあったら、旧正月でもいい、誕生日でも記念日でもいい。一年の長いスパンを目標において、三週間続けることから始めましょう。

目標を決めて、それに向かって結果につながりそうな製品を選んで続けると、細胞は答えを出してくれるはずです。

文・写真/山崎多賀子(美容ジャーナリスト)