乾燥しやすいいまの季節は、朝しっかり保湿をしても外の乾いた空気や室内の暖房によって、肌がカサカサしてしまう……なんてことありませんか? 私も顔の乾燥がひどく、昼過ぎには笑顔が引きつるほど。対策としてミストタイプの化粧水を持ち歩き、乾燥が気になる度につけているのですが、手間もかかるしメイクもよれてしまうのでストレスを感じていました。そんなとき知人からおすすめされたのが、クリニーク「モイスチャーサージ」シリーズです。瞬時に肌をうるおいで満たし、いつまでもそのうるおいが持続することから、いつもそばに置いておきたい、まるで“お守り”のようなスキンケアといわれています。すすめられるがまま、保湿化粧水の「モイスチャー サージ ハイドレーティング ローション」と保湿ジェルクリーム「モイスチャー サージ 72 ハイドレーター」使用してみることに。さらに “本当に肌がうるおっているのか”を確かめるべく、ある実験を行いました!
スキンチェッカーを使用して、うるおい度を検証!
スキンチェッカーは水分量、油分量、ハリやキメなどを計測し、総合的に判断して肌状態がよければ画面が緑に、悪ければ赤く点灯するという便利な(恐ろしい)機械です。今回は塗布後24時間たった肌の状態を計測し、どのくらいうるおいが続いているのかをチェック。以下、A〜Cの3パターンで実験を行いました。※腕で実験
A:ローションのみ塗布(2度づけ)
B:ジェルのみ塗布(2度づけ)
C:ローション+ジェルの両方を塗布(1度づけ+1度づけ)
何もつけていない状態
水分量29%、油分量45%、ハリ・キメ1(5段階評価)
理想的な水分量は40〜50%とのことですが、10%以上も不足。キメが乱れハリも失われているようで、赤く点灯してしまいました。スキンチェッカーの説明書によると、この数値は肌の奥が乾燥することによって皮脂が過剰分泌されているインナードライの状態だそう。モイスチャーサージをつけることでどのくらい変化するのでしょう……。
A.ローションのみ(2度づけ)
画像上段(塗布直後):
水分量48%、油分量20%、ハリ・キメ4
画像下段(24時間後):
水分量32%、油分量42%、ハリ・キメ2
塗布直後は水分量48%と理想的な状態。肌はしっとりとして目視でもツヤを感じました。しかし24時間たつと水分量と油分量のバランスが逆転し、ハリ・キメも2ランクダウン。良い状態とはいえませんが、成分に含まれる乳酸菌が肌に“うるおいのバリア”を与えているからか、まだ緑色をキープしています。
B.ジェルのみ(2度づけ)
画像上段(塗布直後):
49%、油分量18%、ハリ・キメ4
画像下段(24時間後):
33%、油分量41%、ハリ・キメ2
塗布直後の水分量は3パターンで1番高い結果に。浸透力に優れたアロエベラ葉水配合によって、スピーディーに水分を肌に送り込めたからでしょうか。油分量は18%と低く、2つのバランスが最も良い結果に。しかしこちらも24時間後には水分量が減少し、油分量が増加。ローションとジェル、どちらか1つの使用ではほぼ同じ結果となりました。
C.ローション+ジェル
画像上段(塗布直後):
水分量48%、油分量20%、ハリ・キメ4
画像下段(24時間後):
水分量34%、油分量38%、ハリ・キメ2
塗布後すぐはA、Bとほぼ同じ結果ですが、水分量の減少率と、油分量の増加率が1番低いという結果に! うるおいが持続したことで、インナードライによる皮脂の過剰な分泌を抑えることができたと推測できます。
3パターンすべて“つけたての状態を維持”とはいきませんでしたが、24時間たっても、何もつけていない状態より水分量やハリ・キメが良好というのは、モイスチャーサージを使うことで“肌がうるおい、そのうるおいが持続している”といえるのではないでしょうか!
もう乾燥に怯えない! まさに“お守りスキンケア”。
半信半疑で使い始めたモイスチャーサージですが、使い始めてから肌の調子がすこぶる良く、キメが整った気がしています。何より嬉しいのが、ストレスだった日中のミスト化粧水が不要になったこと。使うことで乾燥に怯えることなく安心して毎日を過ごすことができる、まさに“お守りスキンケア”です。ぐんぐん肌に浸透していくローションや、うるおうのに肌の表面はサラっと仕上がるジェルのテクスチャーにも感動。早くも2021年個人的ベストコスメ受賞の予感がしています。
モイスチャー サージ ハイドレーティング ローション 200ml/クリニーク(Clinique)
モイスチャー サージ 72 ハイドレーター 50ml/クリニーク(Clinique)
文・写真/永原彩代