シャワーだけではもったいない！ 入浴がもたらす美容効果。

時間がないと、ついシャワーで済ませてしまいがち。でも入浴にはシャワーだけでは得られない「美容効果」があるって知っていますか？ 少しずつ寒くなってきたいまの季節をきっかけに、入浴を習慣化してキレイを磨いていきましょう！

湯船に浸かることで身体が温まり冷え性の改善やリラックス効果がある、というのはよく聞く話。でも入浴がもたらすメリットはそれだけではありません。身体が温まり血行が促進されることで酸素や栄養素が身体全体に行き渡りやすくなります。それによって新陳代謝が活発になり、老廃物が排出されやすくなるのです。代謝が上がると、肌のターンオーバーが整い、透明感がUPします。

また、入浴には睡眠の質を高める効果も。入浴後、一旦上がった体温が下がるまでには約90分かかります。人の身体はある程度体温が下がってくると自然と眠くなるので、そのタイミングを利用して眠ることで良質な睡眠をとることができるといわれています。質の高い睡眠によって成長ホルモンの分泌が促されると、肌の水分保持量が増えたり、肌ツヤが改善したり、といった美肌効果が期待できます。

さらに、湯船に浸かることで身体には静水圧という水圧がかかります。その圧力によって血液やリンパ液が流れやすくなり、むくみの改善はもちろん、セルライトを予防することもできるそう。湯船に浸かるだけでこんなに美容効果があるなんで、侮れません……。

1. 温度は38〜40℃
入浴はややぬるめのお湯がおすすめ。熱いお湯はのぼせやすくなるのに加え、脱脂効果が高く、肌が乾燥しやすくなるので注意が必要です。

2. 10〜20分湯船に浸かる
時間をかけることで身体の芯まで温まり、温熱作用による効果をしっかり得ることができます。

3. 寝る90分前に入浴を完了させる
前述したとおり、入浴で上がった体温は90分ほどで下がるといわれているので、寝る時間から逆算してお風呂に入ると効果的です。

4. 入浴剤を使う
入浴剤は香りによるリラックス効果だけではなく、デトックス効果があるものや、美容成分配合のものまでさまざま。自分に合った入浴剤を活用することで、より有意義なバスタイムになります。

かくいう私も数年前までシャワーだけで済ませていました。しかし、前代未聞の肌荒れに悩まされ皮膚科に駆け込んだところ、スキンケアやメイクアイテム、食事の見直しに加えアドバイスされたのが「入浴」でした。薬などと並行しながら入浴を続けたところ、肌荒れも改善し、いまではシャワー生活に戻したらまた肌荒れしてしまうのでは……と半ば怯える気持ちで毎日の入浴を続けています。とはいえ、忙しい時や疲れている時は「お風呂＜睡眠」となり、湯船に浸かっている時間がもったいない！ と思うことも。そんな時に始めたのが、入浴しながらの「歯磨き」です。時短になるだけでなく、血行が良くなると歯茎が緩み、汚れが落ちやすくなるというメリットがあります。また、心と身体がリラックスしているときに口内を歯ブラシで刺激すると、若返りホルモンと呼ばれるパチロンが分泌され、肌や髪をいきいきとした健康的な状態にする効果も期待できるのです。いいことずくめなのでぜひ試してみてください！

バスタイムをさらに充実させてくれる、おすすめの入浴剤をご紹介します。