ふっくら感に大きな差がつくシャバシャバ化粧水。敏感肌向けだけれど、お守りローションとして備えたい。
出合いはアクセーヌ モイストバランス ローションの新製品発表会。ほかの化粧水より、ずいぶんと大容量で容器も大きくて、洗面台に置けるかなぁとちょっと心配になった。手の甲で試したら、サラッとした感触なのに潤っている実感があって、乾燥肌の人はうれしいだろうなとも。
軽く押し当てた手のひらを押し返すほどの、ふっくら感を実感。
確か、新製品発表会は夏前だったと思う。発表会の後しばらくは、ほかに試さなくちゃならない各社の化粧品が多くて、ちゃんと使い始めたのは夏が終わり、肌の乾燥が気になりだしたころだったんじゃないかな。
使いはじめのうちは別になんともなく、ふつうに潤っている感じだった。が、そのうち、至急で試す必要がある化粧品があって、1週間くらいモイストバランス ローションはお休みした。そして再開したとき、肌がふっくらしていることにびっくり。乳液やクリームは同じものを使っていたので、その要因は、化粧水のモイストバランス ローションだった。
500円玉大の量を2~3回に分けて、顔全体になじませていくだけ。なじませるときに軽く押し当てる手のひらを押し上げるかのようにふっくらする肌。手のひらを押し上げるは大げさかもしれないが、感覚としては間違っていないと思う。化粧水だけでふっくら感に差が出るなんて、そうそうないこと。
肌がお腹いっぱいというまで何回も手のひらでなじませて、潤いあるふっくら肌を目指す。
今どき女性の肌は、敏感肌へのスイッチが入りやすい状態だとか。環境の変化に対応できずに、肌のバリア機能は低下しがち。すると、乾燥スパイラルから抜け出せずに、ターンオーバーが乱れる。肌の透明感やハリ、弾力が失われた結果、くすみやほうれい線が目立ち、たるみなどのエイジングサインが現れることに。
そこで「“潤い”は肌力の原点であり、健やかで美しい肌を育むために不可欠」と考えるアクセーヌが、潤いの質と量に徹底的にこだわって作り上げたのがモイストバランス ローションだ。
独自の超微細ナノカプセル技術が、ベタつきのないサラリとしたテクスチャーながら深い潤い感を持続して一日中乾きを知らない肌へと導く。そして、新技術のセルバウンス技術が、細胞からふっくら潤うことを実現。さらに、大量の水分を抱え込めるセラミド類似成分が角質層に入り込んで水分を補い、その角質層内の水分を保つヒアルロン酸を配合している。敏感肌向けブランドだから当然の、低刺激、無香料、無着色、アルコールフリー。
だから、乾燥して肌がしぼんだと感じたら、1週間から10日くらい集中的に使う。そうすると、ふっくら感が蘇って行く。適量は500円玉2個分だけれど、その量を3回くらい使う。肌が水分でお腹いっぱいというまで、しつこく何回も手のひらでなじませるのだ。
乾いているときは適量にこだわらず、たっぷり大盤振る舞いして肌を潤そう。
今回、モイストバランス ローションが360mlと大容量の理由をアクセーヌに尋ねた。その答えは、「乾燥状態は人によってさまざまで、時期や環境によって変化。おすすめは500円玉2個分としていますが、状態によってはそれ以上も。惜しみなく、たっぷり使っていただけるよう大容量にしました」とのこと。はげしく納得。肌が乾いているときにケチケチ使っていては、あまり意味ないから。
撮影/池田敦(Pile Driver)