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SKINCARE】【COLUMN

2019.07.26

あなたの毛穴、大丈夫? 角栓洗浄の登場と洗顔論争の行方。

こんにちは、美容ジャーナリストの山崎多賀子です。自分が乳がんになって感じたこと、気づいたことで、みなさんのお役に少しでも立てれば…そんな思いでスタートした連載です。どうぞ!

毛穴問題はいくつになっても乙女の悩み。

今年の美容業界のトピックといえば、「毛穴ケア」ですね。毛穴問題は思春期から熟年に至るまで、悩みの質は変わるものの、つきまとう。

とくに加齢による毛穴の開きは、肌のくすみに直結するから気になります。なぜって、毛穴が開くとそこに影ができるから。無数の小さな影が肌全体を暗くするので、保湿やビタミンCなどの引き締め作用で、ぽっかり空いた穴の内側をふっくらさせて目立たなくすることが大切。ただし、その穴に角栓が詰まっていると意味がないのだけど。

 

堂々巡りに見えた毛穴と角栓問題に、新たな切り口で角栓を取る、角栓をできにくくするというスキンケアが続々登場し、今盛り上がっている。

「洗顔する派?」or「しない派?」…その二択じゃないのに。

少し話はそれるけど、つい最近まで「洗顔をする派」「洗顔をしない派」論争が繰り広げられていた。正確に言えば洗顔料を使うか、使わないか。

日本人は清潔志向から洗顔料で洗いすぎ。その結果、肌のバリア機能を脆弱にしてしまい乾燥肌が増えたことから、洗顔料は使わないほうがいいという考えが生まれたわけです。

私も女性誌から洗顔についてコメントを求められ、その一部の言葉を切り取って誌面で「わたしは洗顔○○派」とカテゴライズされたことがある。でも「そうじゃないんだよね~」「あれだけ、どっちでもない派だって言ったよね~」と思っても後の祭り。要は、自分の肌質やその日の状態で見極めて、日中の乾燥が気になる人は、きれいにクレンジングした翌朝べたつかなければ水洗いだけにするとか、べたついていればその部分を中心に洗うとか‥‥‥つまり、「調整」することが大切だということ。みんな肌の条件が違うのに、するかしないかの二択は極端すぎるし、ひとつを例にした根拠がみんなに当てはまるわけじゃない。

 

そう思う私も、朝、洗顔しないとどうなるのか試したことはある。はじめはたしかに肌の調子は良かったけど、鼻や頬の角栓が目立ってきたので、必要な脂質を洗い流さないタイプの洗顔料で鼻を中心に洗うようにしている。

“角栓に特化”した洗顔料という変化球のどストライク

こんなふうに、「洗うのか、洗わないのか、どっち?」とみんなが迷っているのを横目に見ながら登場したルナソル スムージングジェルウォッシュ(カネボウ)。この変化球はセンセーショナルだった。

 

なにしろ洗うだけで毛穴に詰まっている角栓が取れやすく、できにくくなるよう整え、肌のうるおいも逃さないというのだから。

ご存知のように角栓とは、毛穴の中で皮脂と角質が混ざって固まったもの。固まると自然消滅しないけど、パックなどで無理やりはがすと毛穴や周りの皮膚が傷つき、さらに、毛穴が目立つというジレンマがあった。

 

ところがルナソルの泡立たない洗顔ジェルは、角栓は皮脂と角質が主成分の両方(皮脂とタンパク質)を選択して取り除き、毛穴の中で溜まらないアプローチで角栓が気にならない肌へ導くという。加えて肌のバリアに必要な脂質は洗い流さないという設計が素晴らしい。

私は毎朝使って2本目に突入。一番感じるのは毛穴の影が目立たなくなり、肌が明るくなったこと。この製品を皮切りに、久しぶりにあの手この手の角栓ケア、毛穴ケア合戦だ。正直に嬉しい。

自分の肌がきれいになる洗顔法を見つけることが正解!

あの論争はどこへいったのか? 肌の洗いすぎは良くないことは確実だし、ずっと洗わない派の美肌の持ち主は多く、それがその人にとっての正解。私のライフワークのがん患者さん対象の美容セミナーでは、治療中に皮脂の分泌が少なくなり、肌の乾燥に悩んでいる人も多く、そういう場合は「朝はぬるま湯で汗だけ流して、保湿して様子を見てみて」と、助言している。いろいろ試してそのときどきの自分の正解を見つけていけばいい。

 

ただ、「顔を洗って出直す」という言葉があるように、洗顔で目が覚めるという、あのさっぱり感のメンタルへの効果は捨てがたい。この快感を手放すのはオシイ! と個人的には思っている。

文・写真/山崎多賀子(美容ジャーナリスト)