ジョンマスターオーガニックはキシキシしない？ 泡立ち、洗い上がりは？

オーガニックのヘアケア製品を広く浸透させた立役者といっても過言ではない「ジョンマスターオーガニック」。ブランドが日本に上陸した2007年当時は、それこそオーガニックブランドは一部の美容通か肌がデリケートな人、環境問題に興味がある意識が高い人向け、というイメージがあったかと思います。

ところがいまはサスティナブルが叫ばれる時代です。オーガニックやナチュラル志向をうたうブランドは当時に比べて飛躍的に増えています。そんな中、根強い人気を保ち続けるジョンマスターオーガニックの魅力とは？実際に商品を試してみました。

ちなみに、ジョンマスターオーガニック公式オンラインストアには、質問に答えると自分にぴったりの製品がわかる「Hair care finder」なるページがありますので、どの製品を使うべきか迷ったらぜひ参考にしてください。私は、「髪質：太い／固い」、「カラーやパーマをしている」、「髪のパサつきが気になる」、「髪がうねる、広がる」といった悩みや、なりたい仕上がりについて「しっとり」、「まとまり」を選んだ結果、補修・保湿力に優れたH&Hシリーズが該当しました。

泡立ちは十分。ノンシリコンに限らずシャンプー前の予洗いは2分程度、しっかり行いましょう。

オーガニックシャンプーは、泡立ちと手触りに難があるのでは？

オーガニックシャンプーというと、「泡立ちがよくない」、「キシキシする」といったイメージを持っていませんか？私自身、そういったイメージが大きく影響してこれまで使用を避けてきました。

実際には、「H&Hリペアシャンプー N（ハニー＆ハイビスカス）」の泡立ちはまったく問題なし。一般的なシャンプーとほとんど変わりありません。問題はキシキシ感です。これが思った以上にキシキシする！私はショートヘアなのでガシガシ洗っても平気でしたが、髪が長いと絡まってしまうのではないかと思うほどきしみます。ところがじつはこれ、「オーガニックシャンプーだから」ではありません。きしみの原因はノンシリコンだから。よく混同されてしまいますが、オーガニックシャンプー＝ノンシリコンシャンプーということではなく、シリコンを使用したオーガニックシャンプーも存在します。

ジョンマスターオーガニックの製品は、オーガニックでありノンシリコン。シリコンは髪をコーティングして手触りをなめらかにしてくれる成分ですが、頭皮に負担がかかるといわれています。そのシリコンが含まれていないので、キシキシするのは当然です。最初は気になるかもしれませんが、シリコンにコーティングされていた髪がどんどん健康的な、自然な状態に近づいていく過程なのでぜひ使い続けてみてください。

すべての製品に70％以上のオーガニック成分が使用されている！

シャンプーらしからぬ、少し固いジェル状のテクスチャー。液だれしにくく、頭皮が洗いやすい。

コンディショナーはさらに固く、ボトルから出すのも苦労するほどもったりしているので、毛先までもれなくしっかり塗布できる。

また、コンディショナーを併せて使うことで、キシキシ感はある程度軽減されます。とくに今回使用した「H&Hリペアコンディショナー N（ハニー＆ハイビスカス）」は、保湿に優れたタイプ。ハチミツやハイビスカス花エキスなどがダメージを受けた髪をうるおして補修します。さらに、アロエベラやシアバターが髪を保護・保湿するので、ノンシリコンでもなめらかに仕上がります。

シリコンで“ごまかす”のではなく、本当に髪と頭皮にいい成分だけで、根本から整える。それがオーガニックシャンプー、ノンシリコンシャンプーの魅力です。しかも、ジョンマスターオーガニックの製品は70%以上が認定機関によって認定されたオーガニック成分でつくられています。日本にはオーガニックコスメの規定がないため、オーガニック成分を多少使用しているだけでオーガニックをうたうブランドもある中、ここまでこだわっているのはさすが。長く支持されているのもうなずけます。

香りも天然成分由来で爽やか。甘すぎないので、性別問わず使いやすいのではないでしょうか。

ドライ後、髪が元気になっているのを実感

髪の傷みや乾燥への効果はまだ実感するに至っていませんが、ドライ後の違いは1度使っただけでも歴然！ふんわり感が格段に違います。髪が生き生きとして芯から立ち上がっている感じ。もしも私が毛足の長い犬だったら、モッフモフになりそう。髪の補修・保湿をうたっているシャンプー＆コンディショナーですが、ヘタリやボリュームダウンに悩んでいる方にもおすすめしたいと思いました。