大阪長屋の古民家に暮らし始めて早二年。この二年で時間の流れ方や物事のとらえ方がじわじわと変わってきました。今年もそんな日々の暮らしの中で感じたことと美容について(まるで古民家暮らしとは関係のないことも多々ありますが…)、気の向くままに書いていきたいと思いますのでどうぞお付き合いよろしくお願いいたします。
ドライシャンプー使いで頭皮の悪循環を正す。
蒸し蒸しとした日が続く嫌な季節がやってきた。こんな時に毎年ほしくなるのがドライシャンプーだ。そう、あの水を使わないシャンプーというやつ。日本では、入院時や災害などで水が使えなくなった時など、特別な時に使うことを想像する方も多いだろう。でも海外のセレブの間ではこのドライシャンプー、日常的に持ち歩くのが普通のよう。汗をかいた時にさっと頭にひとふきすれば、サラサラヘアが戻ってくる。そんな心強いアイテムがドライシャンプーだ。
汗や湿気で頭皮がベタベタすると言って、毎日洗浄力の強いシャンプーで髪を洗っていると、頭皮の潤いを流しすぎてしまう。すると頭皮は脂分を失ったと、さらに脂分を出す。こうなると頭皮環境はどんどん悪循環になってくる。脂分過多は吹き出物などの原因だ。欧米では毎日髪を洗う習慣もなく、普段のシャンプーはドライシャンプーで、2、3日に一度普通のシャンプーをするなど、ドライシャンプーはポピュラーなヘアケアアイテムらしい。
シャンプー効果だけでなくリフレッシュ効果も。
と、ここまでは髪や頭皮をいたわってサラサラヘアをいつどんな時にでも保ちたい人の話。半分坊主頭に近いようなショートヘアの僕の頭になんて関係ないじゃないかと思われるかもしれない。僕にとってのドライシャンプーはサラサラヘアを追い求めているわけとはちょっと違う。皆さんも仕事で煮詰まったときや、物事がうまくいかなかったとき、イライラとして頭がかゆくなった時はないだろうか。はたまた、約束の時間に遅れそうになってバタバタした時や、失敗した時など頭に嫌な汗をかいた経験は、一度は誰にでもあるはずだろう。そんなときにも大活躍するのがドライシャンプーだ。頭にひとふきすれば、すーっと嫌な汗がおさえられる。かゆみが鎮まりいらいらが少しずつ収まっていく。まさに僕にとってのリフレッシュアイテムだ。
そんなドライシャンプーではあるが、粉タイプのもの、泡タイプのもの、スプレータイプのものなど実はいろいろなタイプがある。僕は爽快感が強くてお手軽にいつでも使えるスプレータイプを使用していたのだが、近すぎると髪に白い粉がついてしまうなど少し難点があった。しかし、今年今までにないくらいに素晴らしいドライシャンプーに出合ったのでぜひ紹介させていただきたいと思う。
頭にも体にも、マルチに使えるドライシャンプーを発見!
それが、ザ・プロダクトの「ドライシャンプー」(115ml ¥1,500・税別/KOKOBUY)だ。ザ・プロダクトは自然由来の原料だけで作られた100%オーガニックのヘアケアブランド。ヘアワックスでありながら、髪のほか、肌にも唇にもネイルにも使えるマルチワックスの先駆けとしてご存知の方も多いだろう。
妻もこのワックスの愛用者で、ワックスがなくなったからと一緒に買いにいった先で見つけたのがこのドライシャンプーだ。
このドライシャンプーの最も驚いた点は、ヘアワックスと同じくマルチに使えるところだろう。ダマスクローズ蒸留水とオーガニック栽培されたトウモロコシから作られたアルコール、ペパーミントオイル、ローズマリーエキスという4つの厳選された原料から作られ、そのどれもがUSDAオーガニック認証を取得したもの。髪にかけて頭をさっぱりさせるのはもちろんのこと、アロマボディミストとしても使える。ダマスクローズ蒸留水の美容成分と植物由来のアルコールが余分な皮脂や汚れを包み込むように浮かせて洗浄し、頭皮を乾燥させることなく清潔にしてくれる。それに加えてペパーミントやローズマリーの清涼感あふれる香りに包まれるのだ。特にミントのスーッとした香りが鼻に抜け、一瞬で頭をクリアにしてくれる。リフレッシュしたい時や、イライラを鎮める時に効果的だ。寝坊した時にはこれを使えば、髪をセットしやすいだけでなく、一瞬で目も覚めるだろう。
汗をかいた時はボディミストとして首筋などにかければ汗のにおいを心配する必要もなし。これからの季節、夏の日差しを避けるために帽子をかぶることも多いと思うが、蒸れてかゆくなった頭にもいい!
この商品の説明には触れられていないのだが、ペパーミントやローズマリーの香りは蚊をよせ付けない成分でもあるから蚊よけにもなるだろう。まさにこれからの季節、バッグに入れておけばマルチに活躍できるアイテムだ。それにミストタイプだから、今まで気になっていた髪に白い粉がつく心配もない。
今年もまた異常な暑さの夏になるかもしれないが、このドライシャンプーで少しでも快適に過ごせたらなと思う。
文・写真/楠井祐介