1月11日は「塩の日」。その由来となっているのが、かの有名な戦国武将の逸話です。
永禄10年、駿河の今川氏との同盟を破棄して東海地方へと進出しようとしていた甲斐の武田信玄。当時甲斐は駿河から塩や魚を仕入れていましたが、この裏切りに怒った今川氏が、北条氏と結託して武田側に塩が入らないようにしてしまいます。海がない甲斐にとって、塩が入ってこないというのは大打撃。領民が苦しんでいたところを救ったのが、当時、武田氏と敵対関係にあった越後の上杉謙信でした。越後から武田氏のもとに塩が届いたのが1月11日。「塩の日」というわけです。
じつは、歴史的な事実ではないというのが現在では通説になっていますが、敵対関係にある相手でも苦しい時には助けるという意味で使われることわざ「敵に塩を送る」の由来でもあり、多くの人に親しまれている逸話です。
塩には発汗作用があるほか、古い角質の除去やお肌をキュッと引き締めてくれる収れん作用など、美容にうれしい働きがいっぱいあるため、さまざまなコスメに使われています。今回はそんな“塩コスメ”から、ボディケアにおすすめのアイテムをご紹介します！
死海の塩と植物オイル配合の香り豊かなボディソープ。
ホホバ種子油やアボカドオイルなど4種の植物由来オイルや死海の塩を配合。毛穴の皮脂や汚れを取り除き、肌を引き締めながらうるおいをしっかりと守る。超乾燥肌の私でも洗い上がりはしっとりすべすべに。精神の安定やリラックスに良いといわれるパチュリやラベンダーの香りに癒される。
シャワーオイル パチュリラベンダーバニラ 500ml／サボン（SABON）
ミネラル豊富な死海の塩とローズ精油でしっとりつややかな肌に。
週末や休日のバスタイムには、シゲタの「ローズダイブバスソルト」でリラックス＆リフレッシュを。ミネラルを豊富に含む死海の塩は、発汗作用、心と身体の浄化作用に優れているほか、肌のバリア機能もサポート。入浴後はしっとり柔らかな肌に。さらに、ゼラニウムとダマスクローズのフローラルな香りに包まれて贅沢気分が味わえる。
ローズダイブ バスソルト 285g／シゲタ（SHIGETA）
塩のデトックス効果でむくみのないスッキリボディに！
年末年始をのんびりと過ごしたせい!? むくみが気になったらデトックス効果の高い100％天然の角質オフ成分を使用したボディスクラブ「ドレイン スクラブ（ボディ）」を。シーソルトとエッセンシャルオイルが肌の古い角質を取り除きながら、余分な水分や老廃物を流して、むくみのない軽やかなボディに。
ドレイン スクラブ（ボディ） 500ml／オルラーヌ（ORLANE）
塩粒たっぷり、自然素材にこだわったオーガニック歯磨き。
口腔ケアは自然由来成分を使用したアイテムが安心という方には、ヴェレダの「歯みがき（ソルト）」がおすすめ。茶色っぽいペーストに最初は驚きましたが、ハーブエキスが豊富な証。塩粒が天然の研磨剤となり、歯を傷つけることなく口内を清浄にし、歯石や歯垢の沈着を予防。磨いた後に残るソルトとミントのさっぱりした風味もGOOD！
歯みがき（ソルト） 75ml／ヴェレダ（WELEDA）
文／小田原衣利 編集／&cosme編集部