マスクをとった素肌にも自信！ 今こそ見直したい年代別「ほうれい線」ケア

口もとに1本あるだけで老けた印象に見えてしまう「ほうれい線」。30代から加齢とともに濃くなると言われますが、中には20代から気になり始める人も……。じつは、ほうれい線と一言で言っても、年代によってその原因はさまざま。改善するためにはそれぞれの原因に応じたケアを続けることが大切です。

原因
20代のほうれい線の原因は、肌の乾燥や、表情のクセや噛みグセ、歯並びといった日頃の生活習慣が影響していることが多いようです。スマホやパソコンでうつむき姿勢を取りがちな人も要注意。顔全体が重力によって下方向に引っ張られてたるみやすく、ほうれい線が生じやすくなってしまいます。また、急激なダイエットによる筋力の低下や栄養不良が、肌のハリ不足につながり、ほうれい線を招いてしまうことも。

対策
肌の乾燥によるほうれい線は、しっかりと保湿ケアを行うのが基本。また、普段からよく噛んで食べる、無表情で過ごしがちなマスク生活でも口角を意識的に上げてみる、うつむかないよう姿勢を良くするなど、日頃の習慣を見直すことをおすすめします。

原因
30代になると、徐々にほうれい線が目立ち始める人が増えてきます。その原因の一つが皮膚の土台となる真皮層のコラーゲンやエラスチンが紫外線などのダメージによって変性・減少すること。また、肌を支える繊維細胞が老化することで、ハリや弾力が失われて頬のたるみが進み、ほうれい線が目立つようになります。

対策
基本の保湿ケアからさらに踏み込み、レチノールやビタミンC誘導体などを配合したアイテムを取り入れて、真皮層のコラーゲンやエラスチンに働きかけるケアをすることが重要です。

原因
40代になると肌の機能が全体的に衰えることに加え、口まわりの筋肉量の減少することで、一層ほうれい線が目立つようになります。

対策
予防対策としては、表情筋をバランス良く鍛えること。たとえば、唇を大きく動かしながら「あいうえお」と発声するなど、手軽にできそうなトレーニングを続けてみてください。また、頬や口もとのマッサージもむくみによる皮膚のたるみ解消に◎。
日頃のスキンケアには、肌内部のコラーゲンを増やす作用があるレチノールやビタミンC誘導体などを配合したアイテムのほかに、血行促進効果のあるビタミンE配合のアイテムや、ほうれい線用のパックなどスポットケアアイテムを投入するのもおすすめです。