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MAKEUP】【COLUMN

2020.06.28

メイクの仕上がりがまるで違う!匠の技で作る究極のメイクブラシ(後編)

いい道具を使うことでメイクがずっと楽にそして楽しくなる!

肌触りの優しさを求めて、丁寧な手作業を繰り返すことでできた「BISYODO」メイクブラシ。その良さは肌触りだけではもちろんない。独自の精毛技術によりできた原毛の美質は、化粧品の含みがよく、またそれを適度に肌に乗せてくれる天然毛ならではの良さを最大限に引き出している。

どこを触っても毛先が当たる究極の肌触りを実現させたファンデーションブラシ。
どこを触っても毛先が当たる究極の肌触りを実現させたファンデーションブラシ。

例えばこのファンデーションブラシ。最高級のヤギ毛である細光峰(サイコウホウ)を贅沢にフィニッシングパウダーブラシの1.5倍の毛量を使って作られる。独特なコマの型で整えられたその穂は、どこを触っても毛先が当たるように作られた究極の肌触りだ。このブラシにファンデーションをつけてさっと顔をなでるだけで、毛穴をカバーしながら均一にファンデーションをのせてくれる。メイクテクニックなどなくとも、簡単に自然な肌感へと導いてくれるのだ。「ファンデーションブラシやフィニッシングパウダーブラシを使うと本当に、さっさっとなでるだけでメイクが仕上がるんです。ドラッグストアに売っているようなファンデーションでもすごくきれいにつきますよ。朝の支度が格段に楽になり、なによりも楽しくなりますよ」と統括部長の植田良子さん。

左から:「フィニッシングパウダーブラシ(丸平)」¥13,700・税別 「ハイライトチークブラシ(アングル)」¥6,400・税別 「ファンデーションブラシ(丸平)」¥11,000・税別 「アイブローブラシ(アングル)」¥3,800・税別 「フィンガーブラシ」¥3,200・税別
左から:「フィニッシングパウダーブラシ(丸平)」¥13,700・税別 「ハイライトチークブラシ(アングル)」¥6,400・税別 「ファンデーションブラシ(丸平)」¥11,000・税別 「アイブローブラシ(アングル)」¥3,800・税別 「フィンガーブラシ」¥3,200・税別

「BISYODO」のLongラインは全29種ものメイクブラシが用意されている。プロのメイクアップアーティストでもないならそれらすべてを揃えるのは難しい。そこでぜひ持っておきたいブラシを5本選んでいただいた。それがこちらだ。ただ、「メイクはそれぞれの人がこだわりを持っている。チークにこだわりがある人はチークブラシを、アイシャドーならアイシャドーブラシと、こだわりのある部分のブラシを変えるだけでぐっと仕上がりが違いますよ」と植田良子さん。

 

右端のフィンガーブラシのみ天然毛ではなく合成繊維(人工毛)でできている。こちらは最近人気の指で塗るクリームアイシャドーをよりソフトなタッチで立体感を生み出すために生み出されたブラシだ。人工毛の最大の特徴は、天然毛に比べて圧倒的に雑菌が繁殖しにくいこと。クリームタイプのものやリキッドタイプのものを天然毛のブラシで使うとすぐに雑菌が沸くので絶対にしてはいけない。

天然毛だけにこだわらず、最高の人工毛も開発!

リキッドファンデーションを伸ばす黒い毛と、なじませる白い毛という2種の毛で作られた業界初の「リキッドファンデーションブラシ」¥4,800・税別
リキッドファンデーションを伸ばす黒い毛と、なじませる白い毛という2種の毛で作られた業界初の「リキッドファンデーションブラシ」¥4,800・税別

ウエダ美粧堂はそんな人工毛にも革命を起こした。今までは天然毛にしか備わっていなかった“キューティクル”。余分なものは吸い取り、必要な分だけ肌に乗せるという天然毛ならではの働きだった。このキューティクル作用を人工毛にも施すことに成功したのだ。そして生まれたのが先のフィンガーブラシとリキッドファンデーションブラシ。これにより、今までの人工毛ブラシでおこっていたスジムラや、メイクスポンジやパフでできたファンデーションの塊のような塗りムラがなくなったのだ。

薄く均一にリキッドファンデーションが肌にのっている。
薄く均一にリキッドファンデーションが肌にのっている。
一般的なリキッドファンデーションブラシを使うと筋がつく。
一般的なリキッドファンデーションブラシを使うと筋がつく。
メイクスポンジやパフを使用すると、濃いところと薄いところのムラができる。
メイクスポンジやパフを使用すると、濃いところと薄いところのムラができる。

天然毛、人工毛にとらわれず、直接肌に触れるものだから徹底的にこだわり抜きたいという気持ちがその道具作りからひしひしと伝わってきた。自分にあったいい化粧品選びも大切だとは感じつつ、それを使う道具ひとつでこんなにも仕上がりに変化ができるのかと驚いた今回の工場見学だった。

 

取材協力/ウエダ美粧堂 撮影・取材・文/楠井祐介