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MAKEUP】【COLUMN

2018.10.25

借金の深情け

生まれて約半世紀、一度もお金に不自由したことのないでとろい子。その正体は…主婦、モデル、はたまたヨガ講師、いやいや投資家? お金と相思相愛のでとろい子が、大好きなコスメになぞらえ投資の話をお届けする第三回。なんとなくおつきあいくだされば幸いです♡

大好きなコスメメーカーを応援しちゃおう!

お肌の曲がり角を曲がり切って、もはや戻りつつあるお年頃のでとろい子には、上質な下地クリームが欠かせません。

クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュール (SPF20・PA++ ¥6,000・税別/資生堂) 

は、毛穴も色ムラも上品に隠してくれて、そのあとのファンデーションを美しく発色させてくれる優れもの。

この、クレ・ド・ポーボーテに代表される我らがドメスチックコスメブランド、おなじみの資生堂を、資金面でサポートできるとしたらどうですか!

 

実際、今年の6月資生堂は、<お金を貸してくれたら、年に5.15%分のおまけを、年間4回に分けて払いますよ>という募集をして、何憶円もの資金を集めました。⁑諸条件あり

多くの企業では、現在の事業を拡大するためや、新しい技術革新のための設備投資、社会に役立つテクノロジーの開発資金のために〈良い借金〉をすることがあります。

銀行から借りるのが王道ですが、他にも資金を調達する方法があります。

私達一般の人に、

「今度新しい事をやるのにお金が必要です。ちょっと貸してください、もちろん利子をつけて返しますから~。証拠として、債券という証明書を渡しますよ。」

といって、資金を募集するのです。

前回、国がお金を国民から借りる、国債<コクサイ>のお話をしましたが、会社が発行する債券は、社債<シャサイ>と呼ばれます。

いつも使っているコスメメーカーの社債を保有することは、その会社に出資するということですから、なんだか誇らしい気分。そのブランドのコスメを気前よく使いたくなりますね。

お金の貸し借りはいけないこと?

お付き合いしている方に借金があるとすると、ちょっと二人の将来を考えてしまうかもしれませんね。

お金の貸し借りはいけないことで、借金なんてとんでもない、という考えの人が多いかと思います。

では、あなたの会社や、お相手の方の勤め先の企業はどうでしょう。

新製品の開発や、効率的な経営を目指し、その設備投資のために、前向きな借金をしているとしたら、、、。

この<社債>の発行に関しては、会社の資金繰りの都合ですので、いつでも募集が有るわけではありませんが、証券会社のHPに掲載されており、誰でも買うことができます。<債権>や<社債>の欄を見ると、化粧品会社はもちろん、日本を代表する企業が随時募集をしていることがわかります。

投資は誰のため?

このように、投資って、自分だけが儲かることでは決して無いんです。

社会が良くなること、そのためには企業が活気づくこと、そうすれば働いている社員の給料も上がる。お給料がふえれば、新しいコスメもチャレンジできちゃう!

つまり好循環なんです。だから、日本政府も、貯金を銀行に入れておくだけでなく、投資しましょうと様々な制度を整えています。

絶対に倒産しない会社、というのは誰にもわからないけれど、今後10年は続く会社の予想ならできそうな気がしませんか。応援する気持ちで安心して持っていられる会社の社債を見つけたら、投資してみるのもいいかもしれません。

賢く投資して、美しくなっちゃって、あなたもマネーフルネスな人生を!

文・写真/でとろい子 化粧品写真/塚田亮平