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MAKEUP】【COLUMN

2020.02.11

<私の定番名品>ボビイブラウン リップカラー

1991年に誕生、10本のリップスティックから始まったアーティストブランド

アーティストブランドの先駆け、レジェンドともいえるボビイブラウン。1991年、ニューヨークの高級デパートで、10本のリップスティックを販売したことがきっかけで誕生したことは、あまりにも有名な話。いうまでもなく、ボビイブラウンにとってアイコニックなアイテムはリップです。

現在は「リップカラー」のほかに、「リュクスリップカラー」、「クラッシュドリップカラー」、「エクストラリップティント」をはじめ、「ハイシマーリップグロス」などリップグロスなども人気です。

今までなかった、セミマットという質感

私が思うボビイブラウンのリップといえば、やはり発売当初から変わらないボビイブラウン リップカラーです。現在は12本が定番カラーとなっています。

いちばんの特徴は、セミマットな質感。90年代はマットリップが全盛でみんなこぞってM・A・Cのリップライナーと口紅を使っていたものです。そんな中に登場したボビイブラウンは、とても軽やかな印象でしたが、マットな質感もほどよく残っていてとても使いやすかったのを今もはっきりと覚えています。そして、スムースな塗り心地もすばらしい。マットとツヤの中間のような存在は、テクスチャーもマットほどかたくなく、ソフト。また、リップクリームを塗ったかのような潤いが続くのもボビイブラウンのリップカラーの魅力です。リップバームをつけてから重ねる方もいるようですが、私は素の唇の上から塗るのが好きです。

ベージュ、ブラウンなどヌードカラーは難しい。

リップカラーは全12色揃っていますが、ヌードカラーが中心なのを知っていますか? この色のバリエーションもボビイブラウンならではだと私は思っています。とくに02のベージュ、33のブラウン、03のプラムブラウンの3色が私にとってのベストカラーです。ベージュやブラウン系の口紅って、合わない色を選んでしまうと顔色がどんよりしてしまうのです。そもそも口紅を塗る行為というのは、顔色を明るくしたり、印象がさえるために使うものなのですが、それが真逆になってしまう。でも、ボビイブラウンだけは、絶対に失敗しない。12本の中で、自分に似合う色が必ず見つかりますよ。理由は、ひとりひとりの肌色にマッチするように計算されているから。海外ブランドですから、それはアジア人にも欧米人がつけても似合うようになっています。前に雑誌の撮影で全色を取り寄せたことがあって、1本1本塗り比べたことがあります。その中で自分の肌の色に間違いなく似合っていたのがこの3本でした。正直、自分の肌色にマッチするヌードカラーを見つけるのってなかなかハードルが高いものです。それが簡単に見つかるのが、ボビイブラウン。

新しい口紅のシリーズをどんどん試してみて!

ブランド誕生から30年も経っていると考えると、本当に息の長いブランドだとつくづく思います。ボビイブラウンの成功がきっかけとなり、アーティストブランドが注目されたのは間違いありません。冒頭にもお話したように、リップカラーだけではなく、口紅やグロスなど種類がたくさん増えていますから、ぜひ他のシリーズも試してみて質感や色の違いを楽しんでくださいね!

 

文/夏目 円