食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。
同系色のマット口紅を下地にすれば、色に深みが! みずみずしさもツヤも!
今年2月に発売された、ミネラルと美容成分で荒れた唇をしっとりさせながら、精油の香りでリフレッシュ効果もありの「オンリーミネラル ミネラルカラーセラム(ヤーマン)」(2月1日に写真の2色を含め全8色発売)。これ、大好きなんです。唇にあたる部分は、シリコンスパチュラなので、常に拭き取り、清潔に使えるのも魅力。
中でも写真の2色の発色に一目ぼれして、なくなると困るなぁと2本づつ揃えたゆえに、秋冬もこのカラーを楽しもうと、組み合わせるのは口紅かグロス? または、リップペンシルなのか?と、あれこれ試す試す。
春夏から秋冬へ。欲しいのは美容液効果による「しっとり感」もですが、いまのカラーを生かしながらこっくりとした、深みのある色合い。あれこれやったのに、いまいちだったとき、ドラッグストアで、たまたま手にした大人のプチプラ口紅が、いい仕事をしてくれました。
ブランドは、メイドインジャパンの「ちふれ」です。元CA、同じく50代の友人、堅実派のK子が愛してやまないブランドゆえ、興味はもっていました。口紅を試して驚いた、えっすごいじゃない、やるじゃない、¥500だよ。見たままの色の発色いいじゃない! 無香料だし。
私好みのネイビーブルーのパッケージもいい、すべてに惚れ込んだ私は「ちふれ リップスティックY」(¥500・税別/ちふれ化粧品)から「ミネラルカラーセラム」に合う色、2本をゲット。なめらかにのびるし、ほどよいマット感。そのまま1本塗りでも落ちにくい。こんなに優秀で¥500(税金はプラスされますが…)。K子よ、ありがとう! あんたはさすが化粧品を熟知している元CAだわ。それに、生き金を使うオンナ。無駄が嫌いだものね。
オンリーミネラル×ちふれの組み合わせはマイ パーフェクト。皆様にお伝えしたい、品番を。写真左の「グラムレッド」に合うのは「ちふれ リップスティックY 545」の華やかなコーラルレッド。「テラコッタ」に合うのは542。こちらは先の色よりぐっとトーンが落ち着いた、フレンチレッド。見た目はピンクベージュ寄り。上品な仕上がりです。この「フレンチレッド」は、春夏に欠かせなかった、ヘビーローテーションしたコスメ、「MiMC ミネラルリキッドルージュ」(写真中央)とも相性抜群。このオイルベースのリキッドルージュは、正直に言うと色持ちはパーフェクトではないので、下に口紅を塗るほうが、落ちにくくておすすめです。
余談ですが、ファンデーションも欲しくなり「ちふれ UV バイケーキ」(SPF33 PA++\800・税別/ちふれ化粧品)もゲット。カラー展開も絶妙で、私は部分使いを考えて「黄みよりの普通肌色」をセレクト。大人のための「ちふれ」。まだまだ未開のブランドゆえ、わくわく感がとまりません!
文・写真/吉田ゆう子