1950年から愛され続けるアンブリオリスのモイスチャークリームを本気レポート！

寒さでカサカサ、マスクでチクチク、花粉でヒリヒリ……と、ただいま肌状態が思わしくない私。元々肌は弱いのですが、季節の変わり目はとくに肌が敏感に傾きます。何かいい対策はないかと調べていたところ、YouTubeやSNSで話題になっているクリームを発見！

それが、アンブリオリスのクリームです。アンブリオリスは、1950年にパリの皮膚科医が「肌の自然な美しさを引き出す」ことを目的に開発したモイスチャークリーム。当初は医師によって処方されていたそうですが、高い保湿力と手頃な価格、さまざまな使い方ができると3拍子揃っていたため、すぐに世界中のメイクアップアーティストや女性たちから愛用されるようになったといいます。今では世界中のファーマシーで購入できるようになり、70年以上もの長い間愛され続けています。

シンプル発想のクリームが自然な肌の美しさを引き出す

「美しさの原点に立ち戻り、肌に必要なものだけを与えることで、デルモコスメティック（皮膚科学に基づくスキンケア）を誰でも手の届くものにする」というシンプルな発想をもとに開発されている、アンブリオリスのクリーム。肌を乾燥から守るミツロウ、うるおいを与える植物由来の保湿成分ダイズタンパク、アロエベラ、肌をしなやかに保つシアバターが配合されており、トリートメント効果と保湿効果に優れています。

そして最大の魅力は、なんといってもひとつで何役もこなせるところ。顔やボディのケアができる保湿クリームとしての機能をベースに、メイク下地、メイク落としと、さまざまな使い方が可能なんです！さらに、敏感肌^※1でも使えるほど肌に優しいので、肌が弱い人や肌の調子が悪い時でも使えるのが嬉しいですよね♪

※1：すべての人に肌トラブルがおきないわけではありません｡

2つの人気アイテム、テクスチャーと使用感を比較してみた！

実際の効果はいかに!? ということで、ロングセラーの「アンブリオリスモイスチャークリーム」と、乾燥肌から超乾燥肌向けにつくられた「フィラデルムモイスチャークリーム」を実際に試してみました！

向かって左がフィラデルムで、右がアンブリオリス。出した瞬間は見た目やテクスチャーの違いはありませんでしたが、塗り広げるとフィラデルムのほうがややしっかりした質感であることが分かります。

テクスチャーは、両方ともスフレのように軽くてふんわり。保湿力のあるクリームというとこっくりしたものが多いイメージですが、この2品はみずみずしくてやわらかいのが特徴的です。どちらかというとフィラデルムのほうが油分が多く、やや重めな印象。どちらも少量でしっかり塗り広げられ、肌なじみがいいのでコスパは抜群ですね！

続いて、使用感について。

アンブリオリスモイスチャークリーム

きちんとうるおう感じはありつつ、肌表面はサラサラ。普通〜乾燥肌向けですが、乾燥が激しい30代の冬の肌だと、塗ってしばらくすると少し物足りなさを感じました。軽いテクスチャーが好きな人や夏に使用するには向いていそうです。

フィラデルムモイスチャークリーム

乾燥肌～超乾燥肌向けということで、かなりのしっとり感。カサつきで乱れていた肌のキメが整いました！花粉やマスクでピリピリしている部分にも塗ってみましたが、刺激はまったく感じません。赤みやかゆみが出ることもなく、むしろ不快感が落ち着いた感じ。1年中乾燥していて敏感肌でもある私が、アンブリオリスとフィラデルムのどちらかを選ぶなら、こちらをチョイスします！

下地やメイク落としとしての効果は？

今回、私がもっとも期待していたのは下地とメイク落とし機能。一般的な保湿クリームではあまり見かけない機能だけに、「保湿クリームで下地もメイク落としもできたら最高！」と思っていたのですが、残念ながらどちらのクリームも下地として使うには私の肌には物足りない印象。ファンデーションを重ねた直後はいいのですが、時間が経つと乾燥が気になってしまいました。それにやはり、せっかくメイクするならくすみや毛穴、シミや小じわをカバーしたい！日焼け止め効果も欲しい！と思う私にとって下地としての使用はなしという結論になりました。

また、メイク落としとしての利用も難しそう……。保湿クリームなので肌なじみはよく、使用感はとても気持ち良いのですが、肝心のメイクがあまり落ちません。洗い流した後はかなり乾燥しているように感じます。

個人的に、下地やメイク落としの効果は物足りませんでしたが、本来の役割である保湿クリームとしては優秀なアイテムであることに間違いありません。肌の調子を上げてくれるような“攻めのクリーム”ではなく、どんな時でも使えて、すこやかな肌へと導いてくれる“守りのクリーム”は1本常備しておくと安心ですよね♪