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Inner Care】【COLUMN

2019.02.15

仕事終わりはアイピローのリラックスタイムで。

大阪長屋の古民家に暮らし始めて早二年。この二年で時間の流れ方や物事のとらえ方がじわじわと変わってきました。今年もそんな日々の暮らしの中で感じたことと美容について(まるで古民家暮らしとは関係のないことも多々ありますが…)、気の向くままに書いていきたいと思いますのでどうぞお付き合いよろしくお願いいたします。

リビングルームに作った書斎スペース

家には書斎という部屋は特に用意をしていない。日のあたる2階のリビングルームというか食事などをする場所の片隅に、食卓とは別の木の机と椅子を置いて、そこで原稿などを書いている。わざわざこの場所で原稿を書いているのは、長屋にはなかなかいい感じで日の光が入ってくるところがないからだ。だから必然的に南に面している2階の1部屋が食事をする場所にもなり、書斎代わりにもなった。

 

食卓には、祖母がしていた洋裁で長年使用していた木の作業台を使っている。傍らには、シンガーの足踏みミシンがあり、これはサイドテーブルにぴったりだ。アンティークが好きになった僕が、このふたつは絶対に捨てないでほしいとお願いしてあったものだ。味わいのあるものに囲まれてする食事はなんとも楽しい。

 

そんな部屋の片隅にある書斎スペース。ここにいわゆる書斎テーブルをもってきたら雰囲気をぶち壊してしまう。でもアンティークの机などは表面ががたがたとしていて、文字を書いたりするのには不向きなので、書斎テーブルには使えない。そこで、ひとり暮らしの時に少し頑張って買った天童木工のテーブルを置くことにした。座り仕事なので腰の痛くならないデスクチェアも必需品ではあるが、テクニカルなものは、これまた部屋の雰囲気と真逆のデザインや色使いのものばっかりだったので、とりあえずは、テーブルと対で使っていた木の椅子を置いた。この椅子は、水之江忠臣氏によって1954年に神奈川県立図書館の閲覧用椅子としてデザインされた普及の名作だ。シンプルな形状と木のぬくもりは古民家にはしっくりとなじんだ。座り心地も申し分ない。たださすがに長時間すわり続けるとお尻や腰が痛くなってしまう。

そんなときに、妻が「アーユル メディカルシート」という座椅子をプレゼントしてくれた。“座骨で座る”をコンセプトに、日本人の身体的特徴に合わせて開発された姿勢矯正チェアで、腰や肩などへの負担を軽減し腰痛を予防してくれる。これに座って原稿を書いていると、長時間たっても全然お尻も腰も痛くならなくなったので驚いた! 椅子に置くことも床に置いて使用することもできるので、いろんな所へもっていって使えるので本当に便利だ。こうしてできた書斎スペースで今もこの原稿を書いている。

ハーブが香るアイピローで目元と頭をリフレッシュ

腰痛などはうまく軽減されたが、もう一つ厄介なことがある。それは目の疲れだ。パソコンやスマホを長く見る現代人にとって目の疲労は相当なものだろう。あまりにもパソコン画面を長時間眺めていると、その画像が脳裏に焼き付くのか、その日の仕事を終了にしても、なかなか脳が仕事から脱却できないときがある。

そこで愛用しているのが、まかないこすめのアイピローハーブで温めるパック(目元用)(¥2,500・税別/まかないこすめ)だ。冬期限定発売の商品ではあるのだが、なぜ通年販売してくれないのかな? と思うくらい年中愛用できる。

使い方は簡単で、電子レンジ(600w)で20秒チンしたら、あとは寝転んで、目を閉じ、まぶたの上に置くだけ。じんわりとした温もりがまぶたの奥に伝わり、血行をよくしてくれるのがわかる。

 

類似商品は多々あるかと思うがこのアイピローの最も気に入っている点が、その香りだ。中にはリラックス効果の高いラベンダーや能登ヒバ、ミントがはいっており、目元を温めるだけでなく、そのスーッとした香りで脳が包まれていくのが分かる。まるで深い森の中に入ったような、そんな気分に浸れる。香りに癒されるというよりは、何だろう…頭の中を風が吹き抜け、すごくすっきりとしてクリアになっていく感じだ。玄米の程よい重さで、まぶたが押さえつけられるその重量感もなんとも心地いい。10分ほどもすると深い眠りから目覚めたような爽快感がある。

 

自宅で仕事をしていると、通勤時間がないのはいいが、その時間を使って仕事モードをリセットするのができないのが難点だ。どうしてもプライベートとの境目がつきづらくなる。そんなときにもこのアイピローは効果的だ。

 

リビングに書斎スペースをおくことで、毎日机の上をなるべくきれいにする癖もついた。机の上を片付け、アイピローでのリラックスタイムで1日の仕事も終わりだ。部屋も頭の中もスッキリと整理整頓した後は、たのしい食事タイムがまっている。古民家暮らしをしてまた一つ、整理整頓の大切さを教わった。

文・写真/楠井祐介

PROFILE

楠井祐介(くすい・ゆうすけ)

楠井祐介(くすい・ゆうすけ)

ライター

大学卒業後、服飾の専門学校を経て、フリーの編集者に。女性ファッション誌の料理やインテリアなど、ライフスタイルのページを担当していくうちに、「暮らす」ことに重きを置きたいと2017年暮れに大阪の古民家に移住。

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