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COLUMN】【Inner Care

2020.07.31

この状況下、引っ越しはしてもいい?

テレワークで高まる引っ越し熱。

引っ越しを考えている人が増えているようで、私自身にも相談件数が増えていますし、様々なメディアでも目にする機会が増えました。

テレワークの開始によって、新たな空間が必要になったことや、都心の「密を避けたい」といったことが動機のようです。

この流れは、世界でも同時進行中で、後戻りすることなく、定着に向かうことが予想できます。「今、タイミングとして引っ越すのはありかなしか」という質問にお答えします。

引越しのタイミングは個人差あり。

2020年は引っ越しに適した年です。「金のねずみ年」で、新しいサイクルに入る大きな変化の年。新たな環境に移ることで、流れに乗りやすくなるからです。

だから人生を変えるイベントである引っ越しをするのに、ふさわしい年と言えます。

「コロナでこんなに大変な状況なのにどこが良い年?」と、疑問に思うかもしれません。もちろん、それも一理あります。

このコロナ騒動の中でも、個人の状況が

  1. 良くなった
  2. 変わらない
  3. 悪化した

の3タイプに分かれたはずです。

悪化したと感じている人は、個人が風水の不運の影響を受けている可能性があります。だから、引っ越し自体がうまくいかないか、引っ越した後も不運を引きずる可能性もあるので、引っ越しはやめた方がいい。嵐の中の船出は避けるべきです。

悪あがきという言葉もあるくらいですから、混乱した状況の中、逃げるようにダウングレードする引っ越しは、状況をさらに悪くするリスクを伴います。

もし大変な状況にあるのなら、まず身の周りの風水を整え、足元を固め、落ち着いてから引っ越しを考えるのが、長い目で見て良いはずです。

コロナ禍でも状況が「良くなった」、「変わらない」という人は、広く新しい環境を求める引越しは成功します。

引っ越し自体は吉。

新しい住まいが新鮮な気をもたらし、停滞した古い気を一掃できるので、引越し自体は風水を良くします。

古新聞古雑誌まで新居に持ち込むとことはほとんどないでしょう。古くて、元気のない陰の気を放つものが家の中から減れば減るほど、前向きな力が働きやすくなります。家具を新しく配置し直すだけでも気が動くので、それもプラスです。

書棚に入りっぱなしだった本、ほとんど使われることのなかった食器を動かすだけでも停滞していた気が動くので、プラスになります。

住まいが新しくなればなおさら、生活が一変し、必ず前向きな変化が起きます。

移動する方位は気にするべきか。

移動方位と時期による吉凶への関心は、特に日本で高く、「いついつにどの方位に引っ越すと良い」と、言われたことが誰しも一度くらいはあると思います。一方、他の風水を信奉する文化圏ではほとんど重視されません。なぜなら、移動によって生じる気の変化は、引越しそのものの成功を左右すると考えられているので、今のように交通インフラが整った時代においては、野獣や盗賊に襲われて命を落とすことはまずありませんから、使われなくなったのです。それよりも、暮らす家そのものの良し悪しが重視されます。

移動に危険を伴った時代には重要だったはずです。ただ、人には磁力の特性があります。それが生年月日によって8つの属性に分類され、個人の吉凶方位の風水の法則となり、家の玄関の向き、座席の位置や向き、家具の配置を決める時に使われます。

引っ越しの約束事、今年の8月19日から9月16日は避ける。

今年の8月19日から9月16日、この期間に引っ越すのはやめましょう。餓鬼(がき)月と言われ、アノ世のドアが開き、浮遊霊たちが地球上をさまようと古くから言われているからです。もしもこの期間に引っ越しをすれば、新居で霊的な障害に長期的に苛まれる原因となります。

参考までに、餓鬼月は陰暦の7月で日付は毎年変わります。日本のお盆も元々はここから由来していると思われますが、時代とともにご先祖だけ家に帰ってくるというほのぼのしたイベントに変化していったようです。時期も、役所や大企業の夏季休暇時期に重なるような調整がされたと言われています。

 

文/田中道明