冬の乾燥のせいで、肌の調子が落ち着かない私。スキンケアもなるべく低刺激で保湿効果の高いものを使うよう心がけています。保湿というと、どうしても化粧水やクリームなどの「与えるケア」を思い浮かべてしまうけれど、ふと気になったのが「落とすケア」であるクレンジング。これまでは洗浄力の高さを重視してオイルを使っていたけれど、じつは肌に必要なうるおいまで落としてしまっているのかも……? そこで気になったのが、最近人気のクレンジングバーム。メイクを心地よく落としつつ、肌のうるおいはしっかり保ってくれるのが特徴なんだとか。落としながら乾燥ケアもできるだなんて、まさにこの時期にぴったり。中でもラ・プレリー「シュプリーム バーム クレンザー」は、2019年の発売以来、美容のプロにも高評価な一品とあり、さっそく試してみることにしました。
手触りが変わる瞬間、思わずうっとり。五感を満たすとろけるバーム
しっかりとした質感の濃厚なバームは華やかなローズの香り。手に取ると体温で少しずつゆるみ、とろみのあるオイル状に変わります。肌にのせ、円を描くように額、鼻筋、頬、顎のラインを優しくマッサージ。さらに、ぬるま湯を足してマッサージを続けると、シルクのようになめらかな乳液状に変化して目もとや口もとになじみます。指先がふわっと軽くなったらメイクが浮き上がったサイン。なめらかに指先がすべっていく心地よさに思わずうっとりしてしまいました。
使ってみる前はどれくらいメイクをオフしてくれるのか不安だったのですが、ウォータープルーフのマスカラやアイメイクもゴシゴシとこすることなく、一度でしっかり落とすことができました。
吸いつくようにしっとりした洗いあがり! クレンジングが極上の癒しタイムに
糖タンパク、オタネニンジン根エキス、スギナエキスを含んだブランド独自の複合保湿成分セルラーコンプレックスが配合されているので、洗い上がりはとてもしっとり。うるおってやわらかくなった肌に化粧水をのせると、いつもよりもぐんぐん浸透していくのがわかります。スキンケア後の肌はモチモチで、手が肌に吸いつくよう! 正直、クレンジングを変えただけでこんなに肌の手触りが変わるなんて思っていませんでした。ちなみに今お気に入りなのは、クレンジング後に蒸しタオルをのせて肌を温めほぐしてから、スキンケアをする使い方。肌の上にほのかに残った香りに包まれ、心までやわらかくなると同時に、肌がいっそうしっとりするのを実感できます。
手に取ってバームがゆるむくらい温めるのが少し手間ではありますが、時間のある日にゆっくりと、その手間さえ楽しんで使いたいと思えるクレンジングです。指がなめらかに肌の上をすべり、ローズの香りがバスルームに満ちる時間はまさに官能的な心地よさ。1度使ったらきっとやみつきになってしまうはず。
今まで作業のようにこなしていたメイクオフの時間が極上のヒーリングタイムになりました。これからも疲れがたまっているときや癒されたい気分のときに、自分へのご褒美として使っていきたいと思います。
シュプリーム バーム クレンザー 100ml/ラ・プレリー(la prairie)
文・写真/桐山満里 編集/&cosme編集部