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BODY CARE】【COLUMN

2020.05.10

【本気体験】心の毒素“ストレス”解消「アロマ系入浴剤3」をお試し。

「美の工場見学に行ってみた!」ですが、緊急事態宣言が出ている今、なかなか工場に伺うこともできず、残念ながら今月はお休み。

そんな中、「外出自粛中で入浴剤が売れている!」と。かく言う僕も大のお風呂好きで、今までどれほどの種類の入浴剤を楽しんできたことか♪

そんなお風呂好き男子の僕が4回にわたってタイプ別入浴剤を検証します。評価は超個人的なので悪しからず、でも自信あります。

ストレス解消には「アロマ系入浴剤」で決まり。

お風呂=リラックス=ストレスを解消=“いい香り”のアロマ。ということで「アロマ系入浴剤」を。

香りを感じる「嗅覚」は五感の中で唯一、理性などをつかさどる大脳新皮質を通さずに、嗅神経から直接、大脳辺縁系という本能などをつかさどる部分に伝達されるそう。そのためいい香りを嗅ぐと脳がとても心地よくなり、心身のリラックスにつながるのです。

いい香りのするアロマ入浴剤といっても山のようにあり、値段も高額なものが多い。そこで今回はカジュアルに使えてコスパもいいドラッグストアのアロマ系入浴剤から厳選。なんと今、ドラッグストアの入浴剤もエッセンシャルオイルを使っていたり、天然素材だけで作られるなどすごくアロマに力をいれているんです!

香りが物足りない!? 自然由来の原料だけで作った薬用入浴剤「バスクリンマルシェ」

「バスクリン バスクリンマルシェ」は石油系原料や合成香料、合成着色料などは使わず、すべて自然由来の原料で作られています。香料は100%天然精油。有効成分も天然ミネラル100%という贅沢使いなのに、コストパフォーマンスは最高。香りは、ラベンダー、レモングラス、オレンジ、シダーウッド、ミントと5種類。そんな中から、キャンプなどのアウトドア遊びができないストレス発散にと、森の香りに抱かれたシダーウッドを選びました。

袋を開けると「お~~~まるで針葉樹の森に来たかのような爽やかな香り」。早速、付属のスプーンで2杯湯船に溶かしてみると……あれあれ、あんまり香りが立ち昇らない。水面に顔を近づけるとほのかに香りがする程度。

ただ、お湯は柔らかく感じました。そしてじんわりと温まってきて心地よい。

湯上りは、汗はすっと引くのに、体の芯はぽかぽかと温かい。オーガニック認証のホホバ油も配合されているので、肌もかさかさしません。香りに癒されたい方にはちょっと物足りないかもですが、なかなか満足度の高い入浴剤でした。

バスクリン バスクリンマルシェ(シダーウッド)480g オープン価格(¥348・税別で購入)1回当たり¥29

<超お風呂好き楠井的評価:5点満点>

■香り 3 ■リラックス度 4 ■コストパフォーマンス 5 ■総合満足度 4

一瞬むせる香り!? エッセンシャルオイルを贅沢に配合「花王 バブ The Aroma 」

炭酸ガスが温浴効果を高める花王のバブシリーズで、最大級の香りを演出する「The Aroma」から、4種類のバラの香りが楽しめるという「プレジャーフィーリング」を選びました。

ベルサイユ宮殿などで行われたレセプションで空間デザインを手がけたフランス人フラワーアーティスト、シリル・ルヌー氏が香りのコーディネイトをしたそうで、プロヴァンスローズ、イングリッシュローズ、ブルガリアローズ、モロッカンローズという4種の異なるバラの香りが楽しめます。アソートBOXですべてバラとはすごく珍しく、さすがフランス人という感じです。ただ、バラの香りはすごくいいものと悪いものの差が出やすい。甘いバラの合成香料が苦手なので、どれほどのものかなと思い…。

袋を開けると、エッセンシャルオイル配合と言えど「うっ」と一瞬むせる合成香料のような香りがし、恐る恐る湯船に。シュワシュワと炭酸が解けるとなんとも優しい湯色に。色も、ピンクから、少しパープルがかったもの、イエローなど種類によって異なります。

肝心の香りはと言うと、すごく穏やか甘さ控えめなローズの優しい香りに包まれます。4種それぞれ異なり、このバラはこんな香りなのかと違いを見つけるのも楽しい。普段からダマスクローズのエッシェンシャルオイルが好きで、その香りのような甘みの中にあるスッとするような爽やかさや、青々しさという野性味を感じることはできませんでしたが、バラに囲まれた優雅な気分は存分に味わえました。バブならではの炭酸効果で汗もかき、湯上りもぽかぽかでした。

花王 バブ The Aroma Pleasure Feeling(4種のバラの香り)4種×各3錠 オープン価格(¥498・税別で購入) 1回当たり¥42

<超お風呂好き楠井的評価:5点満点>

■香り 4 ■リラックス度 4 ■コストパフォーマンス 4 ■総合満足度 4

脳丸ごと香りに包まれる!? アロマ系入浴剤の大御所「クナイプ バスソルト」

言わずと知れた「クナイプ バスソルト」はドイツシェアNo.1のブランド。その香りの良さは原産国のドイツはもとより、世界中の人々に愛されています。決してリーズナブルとは言えませんがそれもそのはず。こだわりの塩は地下460mからくみ上げた2億5000万年前の古代海水から製塩されたもの。一般的な岩塩に比べてマグネシウムを多量に含み、地中のミネラル分も溶け込んでいるため鉄分やカルシウムもたっぷりです。そこにエッセンシャルオイルを贅沢に染み込ませています。

袋を開けると、まるで脳が香りに包まれたような気分に。お湯に溶かすとさらに香りが華開き、バスルームをあふれ出し、廊下を通って部屋中に。そこまで香り立つのに、一向にきつさを感じさせないのがクナイプのすごいところ。天然のものを贅沢に使っている証でしょう。

お湯の色が薄いパープルを想像していたのに、黄緑色をしていたのには驚きましたが。また、大きなBoxだけでなく、1回ごとに売っているのもうれしい。香りも15種以上あり、ドラッグストアでは香りのサンプルが置いているところも結構あるので、気分に合わせて香りを選んだり、お試し買いができます。岩塩効果でポカポカも申し分なし。改めて使用してみて、さすがだなと感心しきりでした。

クナイプ「バスソルト」(ラベンダーの香り)1袋40g ¥150・税別、850g ¥2,400・税別 1回当たり¥114

<超お風呂好き楠井的評価:5点満点>

■香り4.5 ■リラックス度5 ■コストパフォーマンス 3.5 ■総合満足度 4.5

 

ドラッグストアにもこんなにアロマに力を入れた入浴剤があるのかと驚き。消毒液やマスクを探しに行くときに、ぜひ皆さんも探してみてください。

次回(5月17日更新予定)は、運動不足で溜まったお肉を解消するための発汗系入浴剤をリサーチします。お楽しみに。

 

撮影・取材・文/楠井祐介