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SKINCARE】【COLUMN

2019.09.11

あの頃、君に恋をしていた私の肌を、もう一度手に入れたくて。

個人や企業のコンサルタントを行う筆者が、彼らとかかわってきたなかで気づいた化粧品の力。それは、人生をシフトするきっかけにもなるほどのものだった⁉ 自分の人生、自分が主役‼ 次への一歩の背中を押してくれるストーリーをお届けします。

誰にでも忘れられない恋がある。

誰にでも、忘れられない恋がひとつくらいはあるものです。

最近、ある歌手の方の過去の恋愛について綴った本が話題になりましたが、きっと彼女にとって、それはどうしても忘れられない恋だったのでしょう。

あなたの心の中にも、片思いの恋にしろ、成就した恋にしろ、今でもたまに思い出してしまう男性はいませんか。

 

恋愛において、男性は「名前を付けて保存」、女性は「上書き保存」とよく言われます。確かに脳の構造から考えると、そういう傾向は強いのかもしれません。

ただ、セッションの中で、恋愛、結婚、パートナーシップをテーマにすることも多い私の経験からいうと、女性でも過去の男性を引きずっている人もいるし、男性でも過去をすっかり忘れて次の恋に行く人もいるという印象です。

現在の状況や価値観が違えば、多分、過去の思いの扱い方も違ってくるのでしょう。

昔、振られた人に会いに行くと決めたものの……。

さて、では私はどうかというと……。

先日、友人から飲み会のお誘いをいただきました。その飲み会には、私が昔、告白して振られてしまった男性も来るということ。

そんな昔のことを未だに気にしている自分がカッコ悪いなぁと思い、参加することをすぐに伝えました。まだ1ヶ月以上先の話だったし、ダイエットのきっかけになるだろう程度の気持ちでした。

 

ところが、その日が近づくにつれ、「行きたくない」という思いが浮上! 暴飲暴食でダイエットするどころか、逆に太ってしまう事態に……。

めったに人に相談することのない私が、男友達に「どうしたら行かなくて済むかな」などと、聞く始末。「風邪とかにすれば?」と言われたものの、それすら連絡する勇気がありません。

 

何年経っても、痛い思いや、時間を戻してやり直したい思いはあるものです。気持ちを伝えなかったら、ずっと友達でいられたかなとか、なかったことにしてしまいたい後悔などいろんな気持ちで、飲み会当日まで悶々としていました。

悲恋物語が青春コメディに変わるとき。

結局その飲み会には、少し遅れ気味に参加しました。そこには、すっかり落ち着いて、ますます素敵になった彼がいました。仕事もうまくいっているようで、いっそう輝いて見えました。そんな彼を目の前にしたら、彼は私との出来事を覚えているのか、覚えていないのかなんてどうでもよくて、自意識過剰だった自分が滑稽に思えました。

 

彼は、お礼を言いたかったと言ってくれました。私はすっかり忘れていたのですが、私が仕事のことで助言したことが、今も役に立っているのだということ。

私にとっても、彼との素敵な時間は、今となっては感謝しかありません。

 

一人で浸りきっていたシリアスドラマが、コメディだと思えることができたら、もっと人生は楽しくなります。

忘れられなかった恋の結末がこんなに楽しいものになってよかった、飲み会に参加してよかったと思いました。

 

ところで、今回、当日までダイエットもできなかった私が、せめてもの思いで購入したのはこのアイテム。ヘアサロンだけで展開しているプレミアム エイジングケア ブランド、アレクサンドル ドゥ パリのメイクアップベース、ヴィザジスト プロトボーテUV(30ml ¥6,500・税別/アレクサンドル ドゥ パリ)

せめて肌だけでも、彼に恋していた頃の若々しさを取り戻したいという願いから手にとったものです。紫外線対策と、エイジングケアの両方を叶えてくれて、肌をしっとりとさせ、ハリと潤いを保ってくれます。

歌手の方も、忘れられない恋をストーリーとして出版することで、完結させたかったのかもしれません。

文・製品撮影/井上野乃花