こんにちは、美容ジャーナリストの山崎多賀子です。自分が乳がんになって感じたこと、気づいたことで、みなさんのお役に少しでも立てれば…そんな思いでスタートした連載です。どうぞ!
ここ数年、注目を集めるリンクルケア、つまりシワ対策ですね。「シワを改善する」との表記が日本で初めて認められたポーラ リンクルショット メディカルセラムを皮切りに、新たな改善コスメも続々登場。シワが深くなって慌ててリンクルケアを手にする人がほとんどなので、それらの実力を試すのは楽しいし、小じわはかなり薄くなるんです。
年齢とともに、肌の悩みはコロコロ変わる(というより悩みがどんどん増えるなかで、一番手が入れ替わる)けれど、もっかの私の一番の悩みはシワだ。それも眉間にできるタテのシワ。険しい人相になるのでできるものなら消したい! と、数年前にボトックスを定期的に打って、眉間の筋肉を弛緩させていたこともあったけど、まぶたまで下がることがあって、やめた。そしてタテジワは年齢とともにより深く長く成長し続けている。
眉間のタテジワは年々成長し凝り固まっていく。
なぜ眉間にタテジワができちゃったのだろう、とよく考える。これまでプンプン怒ってきたのがいけなかったかな。ライターなのに文章が思い浮かばず、何時間も眉間にしわを寄せて唸ってきたからかな。それらもあるけれど、ひとつに、骨格的な問題があると思っている。
私の額は眉骨部分が張り出している。いわゆるゴリ眉だ。その骨の上には筋肉がたくさんついている。ゴリ筋(正式には皺眉筋)だ。若いころから、八千草薫さんのような、つるんとまあるい額が私の憧れだ。観察すると、丸い額で眉間に深いタテジワができている人はあまり見かけない。人は筋肉を鍛えるとそれを使うくせができる。私はPCやスマホと老眼で鍛えて凝り固まってしまった。皮膚も衰えるからしわ寄せが眉間に出た。表情グセの眉間のシワは、もはやコスメだけでどうにかなるレベルではない(と考察)。
眉のゴリ筋をローラーでほぐすと目もとに好循環が起こる!
でもリンクルケアをあきらめたくはない! 私が今はまっているのが、リファ ラインリフト&リファリンクルクリーム(12g セット¥17,800・税別)
ご存知、リファにも色々なタイプやサイズがあって、どれもスグレモノなのだけど、私の目の周りや眉の筋肉をほぐすのに、この小ぶりのローラーのサイズとつまみ具合が絶妙なのです。ああ、凝っているな。ほぐれてるなと実感する。筋肉が凝り固まっている場所は血流が悪いので、より老化が進みやすい。
そこで、いつもデスクの上に置いていて、原稿書きの合間にコロコロすると、じんわり目の疲れが取れてまぶたが開く。リンクルクリームと一緒に使うと目尻の小じわは目立たなくなるし、眉間や額も滑らかな肌触りの整う好感触。ツボを押す突起つきなのも嬉しい。
頑固な筋肉のコリジワは、まずほぐすに限る。コスメ&コリほぐし&マッサージときどきツボ押し、といった多角的アプローチで対応しようと思う。
シワだけでなく、顔色がよくなり、視界が明るくなり目元がちょっと大きくすっきりした印象になる。眉間の凝りが和らぐと頭の凝りも和らぐことも実感中。もちろん目元だけでなく、口元などシワが気になる場所に使えます。
ああ、本当に気持ちいいわ~。(たった今も、原稿書きながら転がしている)。
文・写真/山崎多賀子(美容ジャーナリスト)