泡で美容成分を浸透させる「B.A ザ マスク」、じつはコスパがいい。

「価格が万単位のコスメなんて、そりゃあ効果があってしかるべきでしょう」

プレステージアイテムを見るたび、そんなひねくれたことを思っていた私。「常用するスキンケアアイテムの価格は5,000円以内！」と謎のマイルールを設け、どんなによい品だと聞いてもできるだけそれ以上の価格のコスメに手を出さないようにしてきました（1度使って肌に合ってしまったら、2度とお手頃価格のコスメに戻れないのでは、と悩んだことがあるのは私だけではないはず）。

しかし寄る年波には勝てない40歳目前。肌悩みは増えるばかりで、鏡を見ては顔のあちこちが気になり、写真に写る己を見てはがっかりし、「今日は調子がいい♡」と思える日などこの先やって来るのだろうか……とネガティブマインドになることもしばしば。せめて、ここぞというタイミングの集中ケアだけでも高価格帯を使ってみようか、といろいろ試す中でPOLAの「B.A ザ マスク」に出会いました。大人気B.Aブランドのフェイスパックです。

B.Aマスクは、業界初といわれる「泡のプレスインマスク」。シートタイプやクリームタイプが一般的なフェイスパック界において、泡で肌を密閉して美容成分を届けるという、なかなかの異端児です。

目新しいアプローチそのものにも興味をひかれましたが、何より注目したのは「洗い流し・ふき取り不要」という使用手順の簡潔さ（私がズボラである、という大前提をご承知おきください）。シートタイプのマスクをしている途中でうっかり寝てしまい、翌朝カピカピに乾いている（もしくは寝ている間にはがれ落ちて、ベッドを保湿してしまっている）という経験が1度や2度ではない私にとって、フェイスパックは習慣化するのが面倒なものでした。目や口の位置がシートの穴とずれるのも密着感が乏しくて嫌……。それに、シートマスクに残っている美容液って、捨ててしまうのがもったいない気がしませんか？ 高額のアイテムであればなおさら。

洗い流し・ふき取り不要なら、つけたまま寝ても問題なし。美容液がシートに余ってしまうこともありません。

もちろん、洗い流し不要のクリームタイプも便利だと思いますが、B.Aマスクの“泡”の密着感と浸透している感は格別です。きめ細かい濃密泡が、顔の凹凸にくまなく入り込み、美容成分（保湿成分）を届けます。シュワシュワと浸透していく感覚は泡ならでは。3分後、残った泡も手のひらで最後にひと押しすれば、顔に密着して無駄なく成分を享受できます。

このとき、手のひらに肌が吸いつくくらいモチッとしているのに驚くはず。しっかりうるおってピッカピカのツヤ感が出るので、顔全体が整ったような気さえしてしまいます。さらにこれを使って寝ると翌朝までその効果が持続し、毛穴が目立ちにくいツルンとした肌に。肌色がワントーン明るく見えて、メイクのりも変わります。

実際に使ってみて、「価格が万単位のコスメは効果があってしかるべき」はそのとおりでしたが、肌の変化以外に「無駄や手間が少ない」という2次的メリットも感じることができました。

しかも、使ったあと2〜3日は肌の調子がいいので、それほど頻用しなくてもよさそうです。1本で約20回分だから……仮に週1回使ったとしても約5ヵ月分？ そう考えると、意外とコスパがいいのでは？

私と同じように、プレステージアイテムが気になりつつも価格で尻込みしてしまった経験がある方は、まずは毎日使うものではなく、スペシャルケアから始めてみるのが安心かもしれません。とくにB.Aマスクは、予想以上のうるおい感とハリ感が得られて、満足度が高いという点でもやはりコスパがいいアイテムだと自信をもっておすすめできます。