『Zoom』や『Hangouts Meet』などのビデオ通話ツールを活用したオンライン会議や飲み会が急増中の今、避けられないのがメイク問題。在宅勤務とは言え、顔が映るからすっぴんも…かと言って、バッチリメイクの必要性もアル??
そんな、イマイチ正解がわからない“Stay Homeメイク”を、4人の人気メイクアップアーティストからアドバイスをいただくことに!
初回は、私たちのメイクの悩みにいつも的確なアドバイスをくださる長井かおりさん
です。
ざっくりメイクでも、インパクトが大事!
――ずばり、テレワークメイクのキーワードは?
「“ざっくりメイクでもインパクトを!”。モニター越しだと、正直細かい部分までは見えないと思うんです。アイラインやまつげなどの細部などは、そこまで手をかけなくてもOK。いい意味で緻密さは不要です。その分、色味で勝負。モニターに映っても色がきちんと見えるように、大胆な発色を心がけましょう!」
【鉄則1】1本で完了するBBセラムで、時短&手間なしベースづくりを。
「肌のアラや質感の細かい部分までは、モニター越しではあまり見えないので、ざっくり肌色を乗せるだけでもOK。
ミネラルトーンアップBBセラム(オンリーミネラル)は、これ1本で下地もファンデも兼ねているので、あっという間にベースが作れちゃう、Stay Homeメイクの強い味方です。高いカバー力があるのに、石鹸で簡単にOFFできてしまうのも嬉しい。ただ、この時期はお家の中でも紫外線対策はしっかりと。BBセラムの前に必ず日焼け止めを塗ってUVケアはしておきましょう」
【鉄則2】沈みがちな目元は、カラーメイクでハッピー感を出す。
「目元はパソコンの角度もあるかとは思いますが、比較的影になりやすいので、シャドウ効果で必然的に目力は保てていると思うんです。アイラインやマスカラでさらに強調するよりは、鮮やかなカラーでハッピー感を演出するのが◎。
ミネラルピグメント02neo yes!(N byオンリーミネラル)は好感度抜群のアプリコットカラーで、角度によってオレンジやピンクに見え、ハリのある目元を表現してくれます。沈みがちな画面越しの目元が、パッと明るい印象になるから、カラーメイクは特におすすめですよ」
【鉄則3】ちょっといびつでもOK。眉は長めに描いてインパクト&小顔効果を狙う。
「眉も、眉山の高さや形までハッキリは見えないのでざっくり眉で全然いいと思います。ただ、引きで見たときに顔の印象を強くするために、長めに描くことを意識して。
ヴィセ リシェのアイブロウパウダーは柔らかな粉体でナチュラルに描けるうえ、コスパ面でも魅力的な逸品。眉を長めに描くと小顔効果も狙えるので、あまり細かいことは気にせず、さくっと長めに描いておきましょう」
【鉄則4】チークで血色感を与え、薄暗い画面に華を! 顔全体も引き締まる!
「チークによる血色感は実に重要。薄暗く見えてしまうPC画面はそれだけで顔色が悪く見えがち。ふだんより広範囲&少し濃いめにバウダーチークをのせましょう!
カラーバリエーション豊富で柔らかな粉体が使いやすいパウダーチークス(キャンメイク)は、肌なじみのよいコーラルをセレクト。広め、濃いめに顔にのせるだけで一気に華やかなムードになり、顔全体も引き締まります」
【鉄則5】チークが濃いぶん、リップは引き算メイクでそこそこの赤みに。
「顔映りの良さはチークで勝負しているので、そのぶんリップは控えめに。そこそこの赤みがあれば十分です。
マニフィカトゥール レーブル n レッド(クレ・ド・ポー・ボーテ)は、唇の輝きをよみがえらせるスキンケアティントバーム。ほどよい赤みを引き出し、使用感も軽やかで心地よいので、おうち時間にも最適!」
【鉄則6】ヘアは顔まわり重視! ボリュームのあるヘアアクセでアラ隠しも◎
「おくれ毛や細かいほつれなどは、画面越しでは見えません。それよりは、顔まわりをしっかり出したり、前髪づくりに手をかけて。
ポニーテールは快活な印象を与えるので特におすすめ。その際、手グシでラフにまとめると素敵です。前髪も大胆にふんわり整えると華やかさUP。
また、今私がつけているような、ターバンやカチューシャなどのボリュームアイテムもいいですよ。ぺちゃんこ髪を一瞬でカバーしてくれる必殺アイテムです。手軽に使えて、おしゃれに悩みを解消してくれるから便利です」
いかがでしたか?
思わず“なるほど!”と言ってしまうポイント満載の長井さん流Stay Homeメイク。細かい部分は気にせず、好感度を与える大胆な色使いが、オンライン環境では重要なのです。ぜひ、オンライン会議、オンライン飲みなどのメイクに取り入れてみてくださいね!
次回(5月9日更新予定)はヘア&メイクアップアーティストの岡田知子さんです。お楽しみに♪
写真提供/長井かおり 取材・文/井上幸子