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MAKEUP】【COLUMN

2020.03.10

<きれいの舞台裏>メイクは若々しさを狙わない! きっちりメイクしすぎない! ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん(後編)

美のプロだからこそ知る、きれいの裏側をのぞく好評連載。今回ご登場いただくのは大人気ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさん。

長井さんといえば、全国各地で開催される一般女性を対象としたメイクアップセミナーが大人気。わかりやすいメイクメソッドと実践しやすいテクニックで、誰でも自分史上No.1の“キレイ”を実現できると大好評で、毎日を頑張る女性たちのまさに救世主的存在です。

後編では、長井さんご自身が日常使いしている自腹コスメや、大人女性こそぜひ知ってほしいメイクのヒント、2020年のトレンド、また普段あまり知ることのできない長井さんのプライベートに迫ります!

長井かおり(ヘア&メイクアップアーティスト)

雑誌を中心に多くのビューティー企画を手がけ、VOCE他で連載も担当。これまで多くの一般女性へメイクレッスンをしてきた経験から、わかりやすく理論的なメイクテクニックに定評があり、熱狂的な支持を集めている。

全国で開催する自主主催のメイクレッスンは開始10分で満員となり、「予約が取れないメイクレッスン」としても知られ、自分史上一番キレイになれるメイクレッスンとも言われている。

最新の著書「世界一わかりやすいメイクの教科書」(講談社) が大好評発売中。

毛穴はもちろん、大人ニキビも鎮めるパワーコスメをリピしてます。

――長井さんご自身が愛用している自腹コスメは?

「前編に続きラ ロッシュ ポゼのアイテムなんですが、「ポイントメイクアップリムーバー(外)」はデイリーで活躍してます。どんなメイクでも速攻落ちますし、しみたり、つっぱったり、乾燥したりもしないので、自分も絶対にコレ。仕事用と自分用で何度もリピしてます。

あと、ベスコスでもおなじみの「オバジ C25セラム ネオ」。年齢を重ねると毛穴が特に気になると思うんですが、毛穴に対してのパワーがすごい。とにかくパワフルで毛穴がキュッと締まります。1滴が濃厚なんですね。

私オリジナルの使い方としては、大人ニキビ対策にも。ニキビの上にちょこっと付けると、素早く鎮まり治りも早い。年齢肌の強い味方です」

敏感肌にも使えるクレンジングは、ラ ロッシュ プゼ「レスペクティッシム ポイントメイクアップ リムーバー」。数々のベスコスを受賞しているオバジ「C25 セラム ネオ」は毛穴やくすみだけでなく、年齢とともに気になる口元の乾燥や小じわなどに多角的にアプローチ。
敏感肌にも使えるクレンジングは、ラ ロッシュ プゼ「レスペクティッシム ポイントメイクアップ リムーバー」。数々のベスコスを受賞しているオバジ「C25 セラム ネオ」は毛穴やくすみだけでなく、年齢とともに気になる口元の乾燥や小じわなどに多角的にアプローチ。

みんなメイクに真面目すぎ! もっとお気楽に考えて。

――大人女性におすすめの若見えメイクテクニックは?

「個人的には、若々しさを狙いにいかなくていいと思うんです。でも、あえて気をつけるとしたら“きっちりメイクしすぎない”、ことかな。

日本人って真面目ですから、メイクもすごくきっちりしている。眉山の位置が左右1mmもズレずに、対称であることにこだわる人が多いんです。でも100%の対称を目指すと、逆にオシャレから遠ざかってしまう気がして。ざっくりしてるくらいでちょうどいいんです」

――メイクは適当なくらいでちょうどいい?

大人が完璧すぎる顔に仕上げると、好印象からちょっと離れてしまい、きつく見えたり、ちょっと古っぽくなってしまう。眉尻だって、細くきれいに終わらせず、ぼやっとしていてもOK。それくらいのほうが柔らかい印象で、ニュアンス感がある。

パーツの完璧さを求めないで、全体的にかわいい雰囲気の人になってほしいと思います。全体のなんとなくの雰囲気の良さ。メイクしているんだけど、前に飛び込んでくるのは、メイクではなく“雰囲気”ですから。となれば、眉山の位置がどうだなんて大したことじゃない。情報をすべて真に受けて、メイク迷子にならないでほしいですね。もっとお気楽に」

はじめてのカラーメイクは、“茶色かぶせ”で楽しもう。

――2020年のトレンドメイクは?

「私もカラーメイクを絶賛推進中です! 一言にカラーメイクというと抵抗を感じる人が多いと思いますが、私が提案しているのは、誰でもできる初心者向けのカラーメイク。ちょっとしたテクニックとモノの選び方で簡単にできる“はじめてのカラーメイク”です」

――はじめてのカラーメイク、気になります!

「ふだんのメイクにかぶせるだけ、です。例えば、いつもブラウンベースのアイメイクの方なら、その上に気になるトレンドカラーを少しだけ重ねてみる。オレンジなら、ブラウンベースにほんのりかぶせるだけで、オレンジニュアンスの茶色に変貌するんです。眉毛も茶色で描いた後に、ちょっとだけオレンジを加えると、いつものきっちり眉に抜け感が生まれる。いつものメイクの延長にあるカラーメイク。いつもの色をスイッチするのではなくて、いつもの色に“オン”です。特にアイメイクに関してはこれがおすすめですね。気恥ずかしい発色をしない、いい意味でのくすみ感が楽しめますよ」

勇気が出なかったら、下まぶたの目尻に“ちょこ付け”。

――特におすすめのカラーは?

パープル。難しいイメージがあると思うのですが、投入するだけで一気にオシャレになります。今季出ているパープルは、肌色を問わず、す〜っと馴染むものが多いです。“茶色かぶせ”で使えば、少しだけパープルを感じさせる目元になってステキ。

怖かったら下まぶたの目尻にだけ、ちょこんと乗せるだけでもOK。上まぶただとやっぱりちょっと大胆な感じになるので、勇気がない場合は、下まぶたの目尻に“ちょこ付け”です」

リップのチャレンジカラーは、“さすさす塗り”で制する。

――おすすめのカラーメイクアイテムは?

「私がプロデュースしたN by ONLY MINERALS アイシャドウパープルオレンジ。パープルはちょっとにぶった色味で、絶妙なくすみ感を表現してくれます。オレンジは少し偏光パールが入っているので、光の角度でピンクに感じたり、オレンジに見えたり遊び心のあるカラー。どちらも茶色乗せなら怖くないと思います。

リップも同じようにパープルとオレンジ系。赤リップは流行したので、みんなもう1本は持っていると思うんです。オフィスメイクで活躍するコーラルピンクやミルキーベージュとかもお持ちでしょう。その先の1本となると、やっぱりパープルやオレンジ系に挑戦してほしいですね。どちらもチャレンジカラーだと思うので、塗り方にひと工夫。

リップの側面を使って、唇をやさしくなでるようにさすさす。名付けて“さすさす塗り”。この塗り方だと穏やかに色づくからいいんです。チャンレジカラーは100%の発色を狙わない。

逆にベージュやコーラルピンクなど、自分的に怖くない色味はしっかりと塗る“ぐりぐり塗り”で」

チャレンジカラーはリップの側面を使って、やさしく“さすさす”塗るのがコツ。
チャレンジカラーはリップの側面を使って、やさしく“さすさす”塗るのがコツ。

――わかりやすすぎるコツですね(笑)。でもこういうカラーメイクの時って、チークがいつも困ります。

「ですよね。もちろんチークレスメイクもカッコいいけど、現実問題、30代以降はチーク無しはちょっと難しい。カラーメイクを引き立たせる、脇役に徹する肌色チークとして、ピーチベージュ系がおすすめですよ。

アイメイクやリップでカラーを楽しむなら、全体のバランスを考えて、さりげない肌色チークをひとつ持っていると心強いかもしれません」

左上から時計回りに)オレンジ系リップの長井さんセレクトは、「カネボウ N-ルージュ158」。パープル系なら「シャネル ルージュ ココ フラッシュ142」。シャドウはミネラルコスメブランドオンリーミネラルの長井さんがプロデュースした新ライン「N by ONLY MINERALS ミネラルピグメント02&03」。いつものブラウンメイクにプラスするだけで一気に今年顔に。カラーメイクの脇を支える肌色仕込みチークには、「コスメデコルテ パウダー フラッシュ OR201」がおすすめ。

猫が来て、はじめて“無”になれた気がします。

――とにかく多忙な長井さん。そのパワーの源は?

「猫! 3ヶ月ほど前に、姉妹の保護猫が我が家にやってきたんですが、本当にかわいくて。私、何をやっても無になれない性分なんです。一時期ヨガをやったりもしたんですが、瞑想してもやっぱりすぐに頭のなかではグルグルと仕事のことを考えちゃって。エネルギッシュで常に燃えているタイプ。だから、自然と体に力が入ってしまうのか、コリや痛みを感じることが多かったんです。

でも、猫は違いました! はじめて無になれた。猫といる時間は無になれるから、心身ともにリフレッシュできるんですよね。身体の痛みやコリもここ最近軽くなった気がします。生き物が持つパワーってすごいですね」

 

愛猫の話になったとたん、メロメロモード全開の長井さん。大人気ヘア&メイクアップアーティストの素顔が垣間見られた瞬間でした。

明快且つわかりやすく、思わずマネしたくなるテクニック満載の長井さんのメイク。これからもメイクリーダーとして、私たちの悩みを解決してくださいね!

 

撮影/桒原 章太郎 取材・文/井上幸子