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MAKEUP】【COLUMN

2019.11.22

元CAから学んだ、赤リップをフェミニンに色づかせる方法は「ミルフィーユ塗り」!

食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。

裏技!「赤口紅」を知り尽くしている、元CAのK子が選んだ「赤」を三手間かけて塗っています!

11月~12月のイベントシーズンになると、ホテルやラウンジなどへのお出かけも増えてきます。そんなときは、赤リップの出番。年末進行や撮影、原稿で顔が疲れている時でも、華やかに見える赤を味方につければ、服がシンプルでもお洒落な人に見える!

私は年間通して、赤リップのチェック(品定め)をしています。デパートのコスメフロアでプロのアドバイスも参考にしますが、実はものすごく頼りにしている女性がいます。

その女性は前回、春夏に愛用した「色で遊べるリップ美容液」を秋冬にも使いまくるために……というお話のときに登場した、日本が誇るエアラインで、かつてCA(客室乗務員)をしていたK子です。

「ちふれ」から「シャネル」までブランドは問わずのコスメハンター。ワタシと同じ50代、転職しても品格メイク完璧で、バリバリ仕事をこなしています。K子は元CAですから、薄暗い機内でのお仕事がメインだったので、メイクには赤リップがマストでした。二人の状況は違えど、狙うものは同じ色のリップです。

春先に、これからのシーズンにも年末にも使える華やかな赤の口紅は?とK子に聞くと、教えてくれたのはすごく華やかな赤! やはり、セミマット系(ワタシたち50代。マットすぎると、望んでないけど『昭和顔』に引きずり戻される可能性あり)。

K子の寵愛リップはto/oneペタル エッセンス リップの218ロマンティックレッド(¥2,800・税別/マッシュビューティーラボ)。しっかり発色で顔色のくすみも飛ぶ! 華やかさがあり、おすすめのカラートーンです。

 

私も入手して塗り方を研究。最初に試したのは、赤系のリップライナーで唇の輪郭をとる➡力を入れずに塗る。ピンクベージュやコーラルリップの場合、色もちがいいようにリップライナーをまず輪郭にそって塗り、それから唇全体を塗りつぶすこともあり、この色でも試してみましたが、迫力が出すぎた。で、あれこれやってみて、いきついたのが、三手間かけること。これだと面倒だけど仕上がりがきれい。

➀リップをケースに移し替えます。おおざっぱな性格ゆえ、リップパレットでなく無印良品のコンタクトケースにごろんと。

②リップライナーは使わず、リップブラシを使い塗ります。

③途中でティッシュオフして、塗り重ねていきます。ミルフィーユ塗り➡こうすることで色の持ちがよく、赤リップが色落ちした時のだらしない顔になりません。

コンタクトケースの片方は、あえて空にして、ブラシにつきすぎた余分なリップをここに

移したり(紙もアリかも)、写真手前の前回登場した色で遊べるリップ美容液(オンリーミネラル ミネラルカラーセラム 05グラムレッド/4g・¥2,500・税別/ヤーマン)を、スパチュラから移してリップと混ぜ合わせてラメ感プラスしたりと、遊んでいます。

赤リップ、実は仕事でものすごく気合を入れるときにも、選んでいます。最後まであきらめない、やりとげるって決めて進むときにも‥‥‥この話はまた。

 

写真・文/吉田ゆう子