食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。
スポンジより微調整がきくパフは、適度な毛足の長さがあるものを!
パウダーファンデーションは「ブラシを使って塗る」時代に変わってきたけれど、おすすめしたいのは、パウダーファンデーションは「パフを使って塗る」。私は、あの長方形のスポンジ塗りより、微調整が効くから、やめられない。厚塗りに、おさらば!
パフの効果を発揮させるために、下地を丁寧に塗り、コンシーラーも使って土台をしっかり作ります。
このパフ道、隠さなくていい部分は、うすづきにできるし、フェイスラインなら、塗る必要もないかも。
パウダーファンデーションをパフで時計まわりにとって、顔の広い部分から。目の上、下、小鼻まわりへ。おでこ、フェイスラインはすべらせるような感じで。
スポンジ使いも王道で最適な方法です。でも、私の場合、向かなかった。かつて、カバーしたい部分に力が入りすぎて、塗装かっ!ていうほど、がっつり。それが老けた印象を与えているとは、気が付かなかった。いつも肌年齢高く→年上にみられてしまった。シミやシワ、クマをおもいっきり隠していることもバレていたよねぇ。
パフも何でもいいわけじゃなく、こだわりがあるんです。
➀上部のリボンに指3本を通せる=安定感があり、塗りやすいもの。
⓶ふんわりと厚みがあり、肌すべりがよいもの。
③パウダーファンデーションの肌へのつきすぎを防ぐためにも、適度な毛足の長さがあり、パウダーをふんわり含むことができるもの。
これらの条件をすべて満たしているのが、コーセーのフェイスパウダーパフ(¥500・税別/コーセー)。 洗っても見事な復元力をもつのも魅力。直径約6㎝と手の平すっぽりサイズのパフ、いい仕事してくれます。パウダーファンデーションは、自宅使いのものは、ケースに入れずに、トレイにのせて使っています。
パフを洗顔ネットに入れて、全方位から水分をとばす!
使ったパフは清潔に保つために洗うことを忘れずに。その際は専用クリーナーを使ってほしいですね。おすすめは、コーセー スポンジクリーナーEX(150ml ¥750・税別/コーセー コスメ二エンス)。がっちりついたファンデーションの汚れ、皮脂、汗などが、軽くもみもみするだけで、あっという間にきれいに落ちる優れもの。殺菌剤・抗菌剤・柔軟剤配合、植物性洗浄成分配合、無香料、無着色、弱酸性というのもいい!
さて、すっきりと汚れが落ちたパフは、まずはタオルの上に置いて形を整えることが大切です。表裏を交互に乾かして。タオルに水分を吸収させたという状態になったら、洗顔ネットに入れて吊るしておきます。ミニパフを乾かすときはクリップを多めに使い、隙間からパフが落下しないようにしましょう。
文・写真/吉田ゆう子