今を知り、未来を変えるイヴルルド遙華さん2020年下半期のメッセージ
大きな運の節目となる2020年の下半期について、フォーチュンアドバイザーのイヴルルド遙華さんにお話ししていただきました。
2020年下半期の運勢はどうなる?
世の中が急激に変化した2020年上半期。実は下半期も、残念ながら、その流れは継続されてしまいます。それはこの期間に、いくつもの星が、常にどこかの星座で「逆行」するため。一度収まったことがぶり返したり、進んでいたことが停滞したり、やり直しが必要になったりして、スッキリしない日々が続きそう。
西洋占星術では、星の「逆行」をあまりいいサインとは捉えません。でも長い目で見ると、うまくいかないことや、できなくなったことの代わりに別の方法を探したり、立ち止まって振り返ったりと、さまざまな発見がある時でもあると、私は思います。特に今年は年末に、約200年に一度の大きな転換期、「風」の星座(双子座、天秤座、水瓶座)での「グレート・コンジャンクション」(木星と土星が同じ星座でぴったり重なる)がスタートします。今、私達が体験している大変な試行錯誤は、その新しい時代を迎えるために必要なことなのかもしれません。
「自分にとっての心地良さ」を一番に考えて。
2020年の下半期は、物事を活発にする火星が、通常より長い半年もの間(6月28日〜2021年1月6日)、“アイデンティティー”を示す牡羊座に止まります。この時期は、仕事、結婚、家族やパートナーのこと、主義や主張など、自分のコアになる部分について、真剣に考えることになると思います
その時、判断基準にして欲しいのが「自分にとっての心地良さ」です。“誰かに言われたから”“仕方ないから”ではなく、「自分がどうしたいか」を第一に考えることがとても大事。
もし「自分がどうしたいか」分からないなら、日常の中の「イマイチだな」と思っているものを変えてみましょう。いつもの店、長年使っているコスメ、遊びに行く場所などを、もっと楽しいものにするだけで訪れる出会いや運は変わります。また、具体的な将来のビジョンを描くことも大切なので、憧れの人のSNSを見て、「私もこうなりたい!」と幸せな自分もイメージしてみてくださいね。
夏は自分の問題と向き合って。大きな目標は数年後をゴールに。
今から9月頃までは、自分の中にあるコンプレックスやトラウマなど、本質的な問題と向き合うことも多くなりそう。これまで見ないふりしてきたことと向き合い、認めたり、許したりして、自分自身を作り替えて。
でも、この時期の気づきは、自分の中のとても深いところに作用しているため、手応えが感じられなくて物足りなく思うかもしれません。実は、その成果が出るのは2〜3年後の、木星が牡羊座に入る時(2022年12月20日)なのです。だから焦りは禁物! 時間はたっぷりあるので、3年後、5年後をゴールに、ゆっくりじっくり自分の心の支えを取り除いていきましょう。
「風」の時代になると、年齢・性別・人種・国境など、物事の境界線がなくなり、ボーダーレスな世界が生まれていきます。とても自由で軽やかなイメージがあるので、今のこの状況も、きっといい方向に向かうはず。
ただ、最近の個人鑑定をしていると、「友達にこう言われたから」「誰々がこう言っているから」と、他人の言葉を鵜呑みにして頑なになっている人が多いのですが、これはもっとも「風」に乗れない考え方です。これからは“自分の意思で動く”ことが大事。何を考え、何を選び、何をするか、そのためにどの情報を信じるか、自分で考え、決めてください。その覚悟ができれば、2022年には支援者が現れ、あなたを高みに引き上げてくれますよ。
まだまだ気が抜けない2020年ですが、数年後の幸せな自分をイメージしながら、新しい時代の「風」をキャッチしていきましょう!
明日からは星座別2020年下半期のアドバイスをお伝えします。
取材・文/神山典子 イラスト/ヒラノトシユキ