社長になると、イケメンになれるのか。はたまたイケメンだから社長になれるのか…。リーダーたるメンズのキャリアと日常に迫ります！
眼福に浸るもよし、女磨き、キャリアアップの一助にするもよし。.&cosme編集部が独自の審美眼と情報網で厳選したイケメン社長に登場いただきます。
イケメン社長ファイルNo.1：
橋本舜 Shun Hashimoto 1988年生。大阪府出身。東京大学教養学部卒後、DeNAに入社し、新規事業を担当。2016年6月「主食をイノベーションして健康をあたりまえに」をミッションに独立、ベースフード株式会社を創業。
食べることが大好きだった僕が、「主食」に困った話。
大手IT企業に入社した僕は、多くの新人社員がそうであるように、無我夢中で仕事をこなしていました。そして数年があっという間に経ち、ふと気が付くと健康診断で悪い数値が出て、お腹に脂肪がついてきた。
都会で一人暮らしをして、仕事を頑張れば頑張るほど、「食」がおろそかになるのは仕方がないですよね。当時の僕の食生活といえば、昼は牛丼やコンビニ飯、夜は会食に飲み会三昧。そして周囲を見れば、イキイキと自分らしく働きたいと願う女性たちが、実は体調に不安を抱え、その原因が「食事なのでは？」と感じていることに気づきました。
起業を決意！「健康が当たり前」の社会を創る。
そんな時、「健康であることが当たり前」の世界を創りたいと強く思いました。食事、睡眠、運動が整って健康が叶うわけですが、中でも「食事」がいちばんの難しいと考えました。「忙しい現代人が、美味しくカンタンに、しかも健康になれる食事」を提供したいと思い、毎食食べる「主食＝ベースフード」を整えればこの問題は解決するのでは、と。
新卒のころからいつか新規事業で起業したいと考えていたので、決断に迷いはありませんでした。
一生勉強！「食」についてゼロから学ぶ。
僕は学ぶことが好きで受験勉強も大学での研究も、独学派。食べることも大好きですが、ビジネスや学としての「食」についてはドシロウトでした。だから、一年かけて栄養学、食品加工学などを独学し、2016年ベースフード（株）を起業。社名に込めたのは、「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」という思いです。
こうして、100回以上に及ぶ試食・試作を経て、美味しくて簡単に食べられる、そして栄養がキチンと摂れる当社の主力商品『BASE PASTA』『BASE BREAD』が誕生しました。当社のこれらのパンや麺を主食として食べれば、一日に必要とされる栄養素の1／3が摂れます。
モチベーションは仲間。皆で幸せになる夢があるから頑張れる！
ベンチャー企業は資本主義がスピーディに働いている世界とでもいうか、極めて成果主義ですが、ウチは社員も20名弱で社風はアットホームです。上下関係に縛られず、チームとして頑張り、必ず“結果を出す”ことを掲げています。厳しいけど、成果がすぐに分かるから頑張りがいもありますね。そして全員の「健康をあたりまえに」という大きな夢が、半年前にサンフランシスコに進出したことでも叶いました。
僕のもう一つのモチベーションは二年前に結婚した妻ですね。妻も自分の世界・仕事を持っていて、お互いに切磋琢磨しあっています。守るべき家族がいることでもっと頑張ろう、と思えるし、圧倒的に僕自身の世界が広がりましたし、女性の持つ感性や視点に触れることは仕事をするうえでもたくさんの気づきをもらっています。
イケてる橋本社長 前編診断。
自然体で、穏やかな語り口の中、時折顔を覗かせる「会社を担う責任感」と「学び続ける攻めの姿勢」。こんな社長のもとで働きたい！と思わせるカッコよさと信念の強さに、イケメン偏差値78（編集部調べ♡）
明日は、橋本舜社長の日常に迫ります！ お楽しみに。
撮影／塚田亮平 取材・文／三尋木志保