こんにちは、美容ジャーナリストの山崎多賀子です。自分が乳がんになって感じたこと、気づいたことで、みなさんのお役に少しでも立てれば…そんな思いでスタートした連載です。どうぞ!
美肌にいいのはビタミンA.C.Eだけではない。
美容のビタミンと言えば、ビタミンA.C.E(エース)が、エイジングケアとして有名ですね。とくにビタミンCを意識して摂っている人は多いのでは。でももうひとつ、美肌にも内面からの輝きにも欠かせないと、私が思っているのがビタミンB群です。
ただ、ビタミンAやCやEに比べると、「ん~、豚肉とか玄米とか?」というくらいでどんな食物に入っているかいまひとつピンとこないのではないかしら。なにしろB群は8種類(B1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6、ビオチン、葉酸、B12)の栄養素の群れのこと。働きも少しずつ違って、お互いに補いながら体内で働くので、まんべんなく食べようと考えると、ちょっと大変です。
肌粘膜だけではない「やる気」をサポートするB群。
B群といえば、肌あれやニキビ、口内炎の予防に良いというイメージを持っている人も多いと思います。実際にそうなのですが、では内面からの輝きとはどういうことかというと、B群は肌粘膜以外に、精神的なストレス緩和や、集中力を上げてやる気を出したり、肉体的な疲れやだるさを和らげるなど様々に働くから。それをザックリ説明すると、B群は糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変える役割を担っているから。
B群が不足すると食べたものがエネルギーに変換されにくくなり、力が出なかったり、ダイエットの効率が悪くなったり、脳や神経が混乱しイライラや不安感につながる可能性があるわけです。
内面から輝くためには、エネルギッシュで精神も安定してポジティブで能動的、という要素は欠かせません。
疲れやすいときはサプリも味方につけるのも一考。
ただ、B群は水溶性で体内から尿中へ排出されてしまうため、毎日摂ることが理想的。もちろん食事でそれらを補うことができればベストだけれど、外食が多い私には無理。加えていろいろなことをするのが面倒になお年頃なので、ここはサプリメントに頼ることにしています。
仕事の集中力が続かない(いつもです)、家事をしなければいけないのに体がだるい(いつもです)。そんなときも朝食後に飲んでおくと、ちょっと元気でやる気がでます。ただし、ビタミンB群は「やる気のビタミン」なので夜飲むと眠れないこともあるという話も聞きます。ドラッグストアには様々なサプリメントが売っているので、もしイライラや集中力がない、体がだるい、という人は薬剤師さんに相談してみてはいかがでしょう。
ただ、サプリメントと体には相性があるので、続けて飲んでも変わらない、または不快感があった場合は飲まないようにしてくださいね。
私は通常、錠剤のサプリを飲んでいますが、とくに集中力と前向きな気持ちが欲しいとき、例えば趣味のバレーボールの大会の日は、スポーツバッグに忍ばせているのは、チョコラBBゴールドリッチ<指定医薬部外品>(50ml ¥698・税別) 。
B群以外にタウリンや女性の体にやさしい生薬も配合。今の私の体には合っているようなので買い置きしています。
ストレスフルな時代、栄養バランスが乱れがちな人は、自分に必要なサプリメントを見つけておくことも。ご機嫌に生きていく生活の知恵かもしれませんね。
文・写真/山崎多賀子(美容ジャーナリスト)