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HAIR CARE】【FEATURE

2019.10.09

<平均年齢35歳 白髪問題発生! でも、策はある>Vol.4

白髪が増えてきても! 上手に付き合えば、美髪はまだまだ作れます!

みんなが気になる白髪をテーマにお届けしてきたこの連載もついに最終回。

白髪がチラホラ増えてきたとはいえ、いきなり老け髪にまっしぐら…なんてことはありません! 丁寧にヘアケアすれば、ツヤやかなヘルシー美髪はかないます。しかも、健やかでみずみずしい髪なら、白髪が多少混ざってきたとしても、豊かな髪印象をキープできるもの。

大切なのは、白髪染めやカラーリングによるダメージをしっかりケアして髪の健康度を高めること。ツヤやかな髪のためのヘアケア法を、美容エディターであり毛髪診断士として活躍する、髪と頭皮のスペシャリスト・伊熊奈美さんに教わります。

プロフィール)

伊熊奈美さん。美容エディター、毛髪診断士。女性誌で美容企画を担当したのち、フリーの美容エディターに転身。美容誌、ファッション誌での美容企画の編集、記事執筆のほか、大人女性のためのヘア情報サイト「HAIRISTA(ヘアリスタ)」を監修、一般女性や美容師に向けた毛髪セミナーを行うなど幅広く活躍。

美髪への第一歩はやっぱりシャンプー&トリートメント。美髪ケアについて教えてください。

「はい。第1回に白髪予防にはシャンプーで頭皮環境を清潔に保ってというお話をしましたが、美髪ケアの基本もやっぱりシャンプーなんです。シャンプー&トリートメントの見直しポイントからお話ししますね」

 

美髪ケア①洗髪前のブラッシング

「まず洗う前に、しっかりブラッシングをして頭皮の汚れを浮かせつつ、髪のもつれをとります。シャンプーは十分に地肌までぬらしてから。流すだけでも汚れの半分は落とせるんですよ」

 

美髪ケア②シャンプーで頭皮を洗う。

「念入りに頭皮と髪をぬらしたら、適量のシャンプー剤をとり、手のひら全体に軽く広げてからスタート。頭頂部に向かって両手で左右の生え際から地肌を持ち上げ、頭頂部の正中線で左右の指が互い違いに出会うようにします。出会ったら、頭皮を前後に動かして、また生え際から。こうしているうちに、空気が含まれ泡のクッションができて摩擦を防いでくれます。泡を作りながら少しずつ場所をずらして繰り返し、まんべんなく行ったら完了です。シャンプーは、髪を洗うというよりむしろ頭皮を洗うものと心がけましょう。

髪の方は、髪同士をこすり合わせないように注意しながら、手ぐしを通して泡を行き渡らせるだけでOKです」

 

美髪ケア③洗う時間の倍をかけて、しっかりすすぐ。

「洗った後はしっかりすすぎをしましょう。すすぎが甘いと不要なものが髪に残ってしまい、せっかくきれい洗っても台なしに。頭皮からしっかり流すように心がけます。目安は洗う時間の倍の時間をかけてすすぐ、のがポイントです。

特に女性に多いのは後頭部のすすぎ残し。ヘアメーカーの資料にも、女性の後頭部に汚れが残っている写真やデータがあるほど。髪が長くて上から重なるぶん、どうしてもすすぎ残してしまうんですよね。

これを防ぐには、髪をめくって頭皮にしっかりシャワーを当てることが大切。美容室でシャンプーしてもらうと、よくシャワーヘッドを地肌近くにじゅわ〜ってすべらせるようにすすいでくれますよね、それと同じ。四方八方からシャワーをかけて。すすぎ方を変えるだけで『髪の根元がふんわりした』という人は実はとても多いんです」

 

美髪ケア④トリートメントは頭皮につけない。

「トリートメントの注意点としては頭皮につけないように気をつけて。それと髪の上からベタッとつけてしまいやすいのですが、ダメージが強い毛先部分から最初につけるのが基本です。もちろん、シャンプー同様しっかりすすぐのは忘れずに。ベタつきの原因になってしまいます。あとは時間があるときはなじませたあとに時間を置いたり、ホットタオルで浸透を促したり。毎日でなくても余裕があるときに行ってみて」

特にヘアカラーによる乾燥対策におすすめのシャンプー&トリートメントは?

「頭皮の乾燥から髪やせ、細毛、ダメージケアまで1本で髪をいたわる効果の高い『haruシャンプー』の『kurokamiスカルプ』はヒット商品だけあって満足いく仕上がりになります。トリートメント不要でうるおい効果も高く、ワンランク上のきれいな髪に。

また第1回でもご紹介した、イタリアのナチュラルブランド『ダヴィネス』。植物由来成分に先端科学を取り入れたハイブリッドなケアシリーズの『ナチュラルテック(ダヴィネス)』は心地いい使用感も仕上がりのよさも秀逸。髪と頭皮の悩みに応じて8ラインから選べる点も魅力です」

 

ダヴィネスブランドの中でも人気のシリーズ。特にダメージによる乾燥が気になる髪にはN ダメージヘアタイプを。他にエイジングケア、ドライヘア、オイリーヘア、スカルプケアなど悩み別に組み合わせることが可能。
ダヴィネスブランドの中でも人気のシリーズ。特にダメージによる乾燥が気になる髪にはN ダメージヘアタイプを。他にエイジングケア、ドライヘア、オイリーヘア、スカルプケアなど悩み別に組み合わせることが可能。

日々のシャンプー&トリートメントが本当に大事。ほかに、白髪悩みにイチ押しのものは?

「今年の春、なんとメラニン色素が少しでも残っていれば、黒く戻せるという、驚きのブラックリバース処方が発表されました。『ネイチャーラボ』の『ボズレー ブラックプラス』シリーズ。シャンプー頭皮エッセンスをラインナップしています。画期的な発想から生まれ、発売当初から話題になっています。

 

年代が少し上になりますが、白髪をしっかり隠すというよりはグレイヘアを生かす・ぼかすために淡く色づける染料入りのシャンプーも、白髪と付き合うには知っておくといいですね。カラーシャンプーと呼ばれるタイプで、先ほどの『ダヴィネス』からも出ていますし、『オーガニックウェイ』のメンズライン『オーウェイ シルバースティール・ヘアバス』はクールなシルバーで白髪特有の黄ばみを中和。クリアな印象の髪に仕上がります。若い世代のビビッドなハイトーンカラーをきれいに見せるムラサキシャンプーと呼ばれるものも、白髪の白を美しく見せるのに役立ちます」

シャン&トリで健やかな髪をつくった後、ツヤをアップするには?

「ツヤやかに整えるには、髪が濡れているときにヘアオイルを使うのがおすすめです。スキンケアでは油分を含んだ乳液やクリームで肌に水分を閉じ込めますが、髪も同じく、ヘアオイルで水分を閉じ込めましょう。重いテクスチャーでパサつきをおさえてしっとりまとまるものから軽めにさらっとした質感を楽しむものまでさまざまあるので自分の好みで選ぶといいと思います。

例えば、重めタイプなら、イタリアのヘアブランド『エルゴン』の『DDドライオイル』。マルラオイル、椿オイルをはじめ、髪にしっとりとした輝きを与えてくれます。硬い髪の方でもふんわりまとまりの良さを感じられるはず。

さらっと使いたい人は、『ミルボン』の『クロナ デイアンドナイト オイル』を。ウェットでもドライでも使え、夜のアウトバスとしても朝のスタイリング前にもいつでも使える2way仕様。1本あるととても便利なアイテムです」

またオーガニックアルガンオイルと亜麻仁油を配合し、アンチエイジング効果の高い『オリオセタ』の『オイルトリートメント』も最近、大人女性から人気です。香りがいいので、さりげなく髪を香らせたい人にも最適ですね」

浸透性の高さが評判のオリオセタ オイルトリートメント。オレイン酸をたっぷり含むオーガニックアルガンオイルが髪を保護し、亜麻仁油がダメージを修復。硬い髪用、やわらかい髪用の2種がそろう。
浸透性の高さが評判のオリオセタ オイルトリートメント。オレイン酸をたっぷり含むオーガニックアルガンオイルが髪を保護し、亜麻仁油がダメージを修復。硬い髪用、やわらかい髪用の2種がそろう。

日々のお手入れが美髪の第一歩なんですね。

「そう、特別なことをがんばらなくても大丈夫。その代わり、毎日行うシャンプーとトリートメントでしっかりポイントを押さえて、あとはアウトバストリートメントでツヤを足してあげて。それで基本はOKです。言い換えれば、その基本が意外とできていない人が多いんです。あとは、シャンプーのときに覚えておいていただきたいのが『頭皮のTゾーン』。額の上の生え際と、正中線を結ぶTゾーンは白髪や薄毛などエイジングが出やすい場所。ここの血行をよくするという意識を持ってシャンプーをしてみてください。きっと今まで以上にキレイな髪がかないます」

4回にわたる白髪予防から白髪カバー、そして美髪づくりのお話、いかがでしたか?

はじめた人から美しくなれる。髪と頭皮のためのシャンプーと上手な白髪隠しを覚えて毎日のキレイをぜひアップデートしてみてください。

撮影/池田敦(静物・Pile Driver) 取材・文/杉浦凛子