“泡”で洗うはもう古い!? 髪も頭皮も「クリームシャンプー」で洗う。
「ノンシリコン」をはじめ、「オイル」、「ボタニカル」、「生シャン(容器を真空構造にしたことで、酸化しやすく取り入れにくい自然由来成分の配合が可能になったシャンプー)」、そして「湯シャン(シャンプーを使わず、お湯だけで洗髪すること)」。シャンプーのトレンドが目まぐるしく変わった昨今、「さすがに出尽くしたか〜」と思っていました。しかし、先日、ヒット間違いナシの新トレンドを確信、「クリームシャンプー」です!
オールインワンながら、頭皮ケアまでできるなんて!
お風呂でシャンプーしながら本格的な頭皮ケアができる、「クリームシャンプー」がオススメの理由はまさにそこなんです。
ペタ毛やうねり、髪痩せ、薄毛、そして白髪まで。あらゆる髪悩み対策に「頭皮ケアの大切さ」はすっかり定着しましたよね。とはいえ、自分でケアするのはぶっちゃけ面倒くさい…。がんばってしたとしてもお風呂上がりにエッセンスをつけてもみ込むくらい、という人が多いのでは? そんな手間も悩みも一掃するのが「クリームシャンプー」ということ。
泡立たず、クリームで洗う。
いちばんの特徴はその名の通り“クリーム”テクスチャー。そう、泡立ちません。「泡立たなくてちゃんと洗えているの?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫。顔用のクレンジングクリームを思い浮かべてください。
クリームに含まれる天然由来のオイルや洗浄成分は皮脂とのなじみがよく、毛穴に詰まった汚れを浮かせてしっかりオフ。泡立てるための界面活性剤が入っていなく、かつ、泡立ちが不十分なことで起こる髪の摩擦もないのでとにかく刺激レスです。
さらに汚れを落とすと同時に、オイルの持つ潤い成分が髪と頭皮を補修してくれ、1本でクレンジング&保湿まで叶います。なめらかなテクスチャーは頭皮に密着してマッサージもしやすく、トリートメントする必要がないから、いつもよりちょっと丁寧にやろうかなという気にもなる。“時短で本格ケア”って嬉しすぎますよね。
手強いゴワゴワ髪が驚くほど素直になる!
もうひとつ愛用の理由が、髪が素直に扱いやすくなること。クリームシャンプーは感覚でいうと“トリートメントで洗っている”という言葉がぴったりです。毛先までなじませて数分置いてから(=この間に頭皮マッサージをして)流すと、びっくりするほど髪がツルツルに。髪を乾かすと念願のなめらかヘアが叶い、さらにもう1回感動!
特に髪や頭皮が乾燥しやすく、髪のごわつきやうねりが悩みという人におすすめ。ただし、質感が重い分、予洗い&すすぎはしっかりと行いましょう。
ちなみに、私の愛用クリームシャンプーは、一足お先に使っているコーセーの米肌ブランドから5月20日に登場予定の「活潤ヘッドクレンズ」。頭皮のすっきり感と毛先までのしっとり感のバランスが絶妙です。
シャンプートレンドついに終止符…か⁉
「ノンシリコン」に始まったシャンプーブームは、洗浄成分&配合成分にこだわることでどれもひとえに“いかにやさしく洗い上げるか”という発想から生まれてきたもの。となると、このクリームシャンプーはまさに完成形とも言えるのでは?使うほどになめらかなクリームテクスチャーにきっとハマるはず。
撮影・写真提供・文/杉浦凛子