乾燥がひどくなる季節ですが、それに加えて長引くマスク生活で肌の悩みが尽きません。マスクの中で蒸れや摩擦が起き、フェイスラインに吹き出物ができやすくなってしまっただけでなく、今まで感じたことのない“顎のラインのたるみ”も気になるように……。こんな顔では、もうマスクを外して外を歩けない! そんな焦りを感じていたときに目に飛び込んできたのが、今話題を呼んでいる、韓国発の「CICA(シカ)」成分配合のフェイスマスクです。韓国カルチャー好きとしては、ずっと気になっていたCICAマスク。さまざまな種類があるということは知っていたのですが、今回新たに知ったマスクは形状が工夫されていて、フェイスラインの肌トラブルやたるみケアにも効果的なのだとか。これはもう私のためのアイテムとしか思えません!
肌の修復・再生をサポートするCICA成分がたっぷり! 徹底して保湿する贅沢マスク
今回試したのはラクリシェの「マスク ド ラクリシェ CICA マスク CA」。ストレッチ性のあるシートでかなり肉厚。なんとこのシートには美容液が42mlもたっぷり染みこませてあるのだとか。薄いシートだと貴重な美容液がダラダラとしたたり落ちてしまうことがありますが、厚みのあるシートなのでそんな心配もありません。この美容液のポイントになるCICA成分に使われているのが、セリ科の植物、ツボクサのエキスです。ツボクサは、「タイガーハーブ」とも呼ばれ、野生の虎が傷を負ったときに、ツボクサの葉に体を擦りつけるのを見て、人々がその効能に気づいたといわれています。その後の研究によってツボクサエキスには抗酸化作用や皮膚の修復・再生をサポートする働きがあることがわかり、外傷の治療に用いられるほか、さまざまな化粧品にも配合されています。
このCICA成分に加え、肌の保湿力とバリア機能を高める成分セラコンクモイストも配合。角質層へすばやく水分を補給し、うるおいを持続します。また、アセチルヒアルロン酸Naがみずみずしい肌をつくります。肌が過度に敏感になるのは、乾燥によって角質層の保水力が落ち、バリア機能が低下するから。まずは、有効成分を与えながらしっかりと保湿し、肌を健やかでおだやかな状態へと導くことが、トラブル解消への近道です。
耳掛けつきマスクでぐぐっと肌を持ち上げる! 外したときのハリに驚き
実際に試してみると、まず素晴らしいのがマスクの形状。顔全体にマスクをのせてからフックを耳にかけ、その後、顎下のシートを持ち上げるようにフィットさせながら、こちらもフックをかけます。これが抜群の密着感! 美容成分をしっかり肌に届けられる上、マスクを密着させたままキープできます。じつはこの記事もマスクをつけたまま書いているのですが、はがれ落ちるのを気にする必要が全くないんです。本気で“ながら美容”ができる、これは忙しい現代女性にとってかなり高ポイントなはず。
10分ほどおいたら、マスクを外します。肌の上には美容液がたっぷり残っているので、中心から外側に向かって美容成分を丁寧に肌になじませて。使用後も乾燥せずに美容液がたっぷりマスクに残っているので捨てるのがもったいないように感じますが、私の場合、残った美容液を仕上げにつけるクリームと合わせて、たっぷりと追い保湿をしました。それでも余った分は、デコルテ、手、腕、足にまで! 全身に美容液を塗るという贅沢ケアを楽しみました。効果のほどはというと、マスクを外した直後から、フェイスラインがピンと張っているのがわかる! ここまですぐに結果を感じられたのは、初めての体験かもしれません。
その後は贅沢に2日に1回ペースで2週間ほど使ってみたところ、はね返すような弾力を感じる、水分をたたえたしっとり肌になりました。気になっていた顎のたるみと全体的に下がっていたフェイスラインも、目に見えてぐっと上がったよう。そして予想外の効果があったのが、くすみの軽減。乾燥のせいか、なんとなくくすんでいた肌に透明感が戻り、肌色がワントーン明るくなりました。現在、使ってみて半月あまりですが、すでに“なくてはならないマイスキンケアアイテム”の仲間入りは確実です。体調が悪かったり、寝不足が続いたり、肌の調子がイマイチなときもこのマスクがあれば大丈夫! お出かけの準備中にマスクをオンしておくだけで、肌はワンランクアップ、メイクのりも上々に。自信を持ってお出かけできます。
ノーマスク時代に向けて準備はできていますか? 肌の悩みが増えがちなこの季節、いつものスキンケアにCICAマスクをプラスして、しっかり肌をリペアしておきましょう。
マスク ド ラクリシェ CICA マスク CA 42ml x1枚/ラクリシェ(LUXRICHE)
文・写真/桐山満里 編集/&cosme編集部