化粧水が肌に浸透しないと感じたら、まずは「ブースター」を試してみて。

加齢とともに低下する肌の水分量。私も例にもれず乾燥やたるみが年々ひどくなってきたため、保湿力が高い化粧水や乳液を使って対応していますが、そもそも肌に入り込んでくれない……。これはいよいよ化粧水の浸透を助けるブースター（導入美容液）の出番だ、ということで、乾燥する季節・冬の到来を前に、気になるアイテムをいくつか試してみました。

重視したポイントは3点。ブースターとして「化粧水が浸透しているのが実感できる」のはもちろん、朝のメイク前のスキンケアでも使用したいので「仕上がりのベタつきが気にならない」こと。そして化粧水等、現在使用している「併用アイテムとの相性」です。

※ちなみにレギュラーアイテムとして、化粧水はロート製薬「オバジX リフトローション」、乳液は同ラインの「オバジX リフトエマルジョン」を使用しています。

そんな条件を踏まえて、もっともおすすめしたいと感じたのは「プリム ラテ」（コスメデコルテ）。乳液タイプでサラリとした使用感ですが、これを使うだけで、化粧水が肌にぐんぐん入り込んでいく……！ 軽やかなテクスチャーなので、こっくりとした化粧水を使用しても重く感じず気持ちのいいスキンケアタイムが過ごせます。スーッと鼻を通る、爽やかなフローラル系の香りも癒しに。しっかり化粧水が浸透し、肌がうるおってふっくらとしたのか、小鼻の毛穴が目立たず、メイクした際のファンデーションの“毛穴落ち”が気になりませんでした。ただし、サラリとしている分、このアイテムそのものの保湿力は弱い印象です。

冬場はとくに乾燥するという方や、比較的軽いタイプの化粧水を使用している方、また朝晩で使い分けできる余裕がある方なら、「Wトリートメントオイル」（アールエムケー）のほうが、よりうるおいを感じられるかもしれません。伸びがいいサラッとしたテクスチャーですが、化粧水を重ねると、ベタつきを感じるほどのしっとり感。この使用感の好みは分かれるかもしれませんが、夜のケアで使用して、翌朝目覚めたときのツヤ感・ハリ感は感動ものです。マッサージにも使用できるくらいリッチなオイルなので、たとえばお風呂上がり、子どもの支度で自分のケアを後回しにしなければならないような場面でも、これだけをササッとつけて乾燥を防ぎ、化粧水や乳液はあとでゆっくり、なんて使い方もできそう。

マッサージオイルにもなるブースターといえば、「ビオオイル アルガンオイル」（メルヴィータ）も優秀です。朝使うと夜まで肌がしっとりするのは、保水力に優れるアルガンオイルの賜物。メイクした肌の上から触ってもわかるうるおい感には驚きます。使い続けると、ゴワゴワしていた肌でもモチモチ肌に変わるのが実感できるはず。「Wトリートメントオイル」と比べるとシンプルな成分ですが、その分、髪やボディ、爪など全身に使えて便利。香りがついていないので、好きな精油を少し加えて自分好みにカスタマイズするのも楽しそうです。