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BODY CARE】【COLUMN

2019.05.30

自信がない自分を好きになる「ポジティブ」バスタイムのススメ

こんにちは、美容ジャーナリストの山崎多賀子です。自分が乳がんになって感じたこと、気づいたことで、みなさんのお役に少しでも立てれば…そんな思いでスタートした連載です。どうぞ!

夏でもシャワーだけでは美と健康は守れない。

蒸し蒸しする夏は、お風呂をパスしてシャワーだけ、という人も増えると思います。体を清潔に保つことが目的ならば、シャワーでことが足りる。でも、健康と美容のことを考えれば、湯舟にゆっくりつかる方がいいに決まっています。とくに冷え症や低体温の人はからだを温めて血行を良くすることで、全身を構成する37兆個といわれる細胞へ酸素と栄養が詰まった血液を届け、老廃物を排出できるという大きなメリットがある。細胞が元気=健康美ということですから。さらに血液は全身をめぐり体温の維持や調整をするのも仕事です。

湯船は自分に足りない熱をもらう貴重な「熱の交換」の場。

冷え症や低体温の人は血流がよくなく、自分で体温を作り出す力も足りないわけですが、湯舟は足りない熱を補ってくれるのが大きな魅力。つまり湯舟に浸かると「熱の交換」ができるのです(交換なので、からだが温かくなるぶんお湯は冷めます)。私も、平熱が35度前後の低体温になっていた時期がありました(人一倍健康だと思っていたので体温を測ってびっくり)。血液はおよそ一分間で全身を一周すると言われていますが一周くらいでは温まらないから、低体温と気づいてから毎日10分以上(つまり10周)浸かることを習慣化しました。夏でもエアコンの中にいて気が付かないうちにからだが冷えている人も多いので、お風呂にのんびり使ってほしいと思います。

お風呂タイムこそ精油の力でネガティブからリセット

と、ここまでお湯に浸かる話を書いておいてなんですが💦、今回のテーマは長湯の話ではなくお風呂タイムの香りについてです。お風呂タイムは慌ただしい生活の中で最もリラックスでき、一人の時間を楽しめるとき(小さいお子さんやパートナーと入る場合もあるでしょうが)。このときに質の良い精油(エッセンシャルオイル)のいい香りがしていたら、さらに心の安定は深まるだろうと……想像できますよね。

 

嗅覚は脳と直結していて、精油の香りの種類によってさまざまなメンタル効果が狙えるというのは、昔からアロマテラピーの世界で広く知られています。実際に湯舟に浸かりゆっくりの呼吸で奥深い精油の香りを鼻から取り込むと、イライラも鎮まっていきます。

バスタイムの香りは入浴剤でもボディソープでもよくて、私もいろいろとチョイスしていますが、今一番はまっているのが精油の香りがするシャンプーとトリートメント。THE PUBLIC ORGANICのスーパーポジティブシャンプーとトリートメント(各500ml ¥1,544・税別/THE PUBLIC ORGANIC

です。

名前からしてそそられますよね。このブランド、精油の薬理作用を科学的に検証していて、安心感や幸福感に作用するホルモンの分泌を促す精油をブレンドしているとか。頭皮をマッサージしながら洗ってトリートメントをするとき、ダイレクトな香りを楽しむ。そのあと湯舟でバスルームに充満している香りを蒸気とともに吸い込んで目をつぶる。呼吸が深くなり、お湯の温かさと浮力も相まって、からだも脳も開放され、ちょっとした瞑想の気分を味わっています。

変化が早すぎる世の中こそ「素の自分」を好きになることが大切。

私は朝風呂が大好きで、朝なら「今日もご機嫌でいくぞ」と思えます。スーパーポジティブといっても目がランランする系ではないので夜のお風呂では、ネガティブな気持ちも和らぎ、ぐっすり眠りにつくことができます。もちろん、髪が滑らかになるなど、シャンプーやトリートメントとしての機能面でも満足。スピード感をもって変化する世の中についていくのは大変で、自信を無くすことも多い。だからこそ、素の自分に戻ることができる一日一回のお風呂タイムはますます重要になってくる。自分に対してのネガティブな評価を肯定感へリセットしてくれるアイテムは、ますます求められていくんじゃないかな。

 

実はこの原稿を平成最後の「昭和の日」に書いています、ということは‥‥‥皆さんに届くのは新しい年号「令和」一本目ということになります。

令和の世も、幸せと活力あふれたポジティブな気持ちで過ごしましょうね。

文・写真/山崎多賀子(美容ジャーナリスト)