食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり～。
スキンケアは「オールインワン」を、退院の日に使えるコスメも添えて。
ここ２年ほどの間に仕事仲間が、気心知れた身内のような友人が、入退院を繰り返していました。さらには、家族の入院・手術もあり、病院にはよく通っていました。まぁ、明日もですが……私は、大切な彼女たちに何ができるだろうか、一瞬でも喜んでもらえることは？ 「お見舞いに来てくれるだけでいいの」、「話せることが幸せだから」と言ってくれるのですが、いやいや、それでは私の気が済まないのよ。改まったお見舞いの品でなくて（相手が恐縮しないよう）、差し入れとしてコスメを組み合わせて「なにかの足しになるかも～」といって、手渡していました。
ドラッグストアで友人に似合いそうな（色物）を選ぶのも得意ですが、 ワタシ美容の記事を書く仕事（エディター&ライター）をしてますから、コスメ選びには自信があります。ワタシ失敗しないので、これだけは。
もちろん、いま何が欲しいのか、友人に聞くこともします。倒れて、病院に運ばれて急に入院となると、数日たって、ご家族にアレを、コレをといっても、家人が男性だと探すのが大変だったり（わからなかったりするじゃないですか）。
また、いつ入院するかわかっていても揃える気力がなかったり……もう、ど～でもよくなってきたり、そんな時こそ、私の出番！
では、これまでにリクエストを含め、として好評だったお見舞いコスメを、ご紹介します。この記事を読んでくださる皆様のお役に立てれば、幸いです。
（写真の中央）まずは、病棟の乾燥に対抗すべく、いい仕事してくれるものを。「パーフェクトワン 薬用ホワイトニングジェル」が、いちおしです。このシリーズ、私も愛用していて、以前「コスメの裏技」に書き記しました。
「化粧水」「乳液」「クリーム」「美容液」「パック」「化粧下地」の6つのスキンケア機能をもつオールインワン美容液ジェルです。「病室の乾燥はすごいの。でも、基礎化粧品をたくさん持ち込む気持ちにもなれないし、何よりしんどいもん、やる気が起きない。できるだけ楽したい」「しっかり、うるおうものが欲しい～」と、話ていた友人の言葉から、もうコレしかないわと。
（写真上の右）次に、欠かせないのが言わずと知れた、リップクリームです。唇の乾燥対策に。大ヒットコスメ「DHC 薬用リップクリーム＜医薬部外品＞」。このリップクリームへのこだわりも以前「コスメの裏技」に、書き記しました。
（写真上の左）そして、退院する日に使ってね！ という気持ちを込めての口紅を。
あえて、ペンシル形状のものにします。いざという時には、チークとしてもほおにオン。
指でなじませたらいい感じになります。親しいからこそ、好みの色もわかるし、持ってないだろうなぁ～というのもわかる。この資生堂の「ボリュームバームリップ N」は、HPに記載されている「ばれない輪郭メイクで、唇のボリューム感を自然にアップする保湿バームリップです。ぽってり色っぽい唇が簡単に描けるペンシルの形状。なめらかな使い心地で、色づきを調整しやすく、キレイな発色が持続します」に、いいね！をしまくりたいほど、
その通りの働きをしてくれます。パッと顔を明るくしてくれて、ふっくらとした唇を演出できるんです。ワタシと同年代（50代）の友人には、この「インテグレート」は、若返り気分も届けられて喜ばれています。どっちかというと「インテグレート グレイシィ」の年代だもの。ワタシタチは。
さらには、ベースメイクの試供品も。100円ショップで購入したポーチに入れて、渡すようにしています。退院の日に、使ってもらえるかもしれないし、こういうものって、持っているだけでもウキウキしませんか？ ブランドは、気分を上げてもらうべく、友人の好きなものをセレクトするようにして。「シャネル」なら、喜ばれ度高し。
この写真の組み合わせは出張や旅行にも使えるのでは？と思いご紹介しました。友人からはハンドクリーム、シートマスクなどのリクエストありました。ご参考までに。
文・写真／吉田ゆう子