食に美容、文化にマナーとあらゆる方面に知識と知恵を持つ吉田さんが、コスメをちょっと違った方向から見つめます。「え、そんな使い方もありなの⁉」という目からウロコのコスメの裏技のはじまり、はじまり~。
裏技3.鼻の下から唇までをミスト状化粧水で保湿してからリップクリームを!
前回、ご紹介したリップクリームの塗り方のほかに、もうひとつ私なりに保湿強化対策で、考え付いた裏技を、ご紹介したいと思います。アレルギー性鼻炎で悩む私。鼻水との戦いで、鼻の下がカサカサ、渇いているなぁと感じたときには迷わずこの方法。
みなさま、年齢を美しく重ねた肌ほど、復活には多少時間がかかりますの、悲しいけれど。復活させるには、鼻の下と唇もうるおす→やわらげる。この一石二鳥の保湿テク。自分では効果があるので気に入ってまして……用意するのは、保湿機能が高い=浸透性のよいコスメ=ミスト状化粧水。わたし、お気に入り化粧水を香水用のスプレーボトルに入れてカスタマイズできますが、この場合は製品の素晴らしさに頼ります。それと、スティックタイプのリップクリーム。簡単に塗れるから。
写真のミスト化粧水は、DHC スパコラ ミスト(50ml ¥1,600・税別/DHC)できめこまやかな微粒子ミストが、狙った部分に届き、素早く浸透します。メイクの上からでも乾いたなと思ったら使えるのが便利。なんていったって、美肌作りに大切な成分「コラーゲン」の最強バージョン、超浸透コラーゲン配合のスーパーコラーゲンミストだもの。取り入れない手はない。うるおい補給がすんだら、②DHCのリップクリームを。限定パッケージに弱いので、大人買いしてしまった。この写真には、写っていないものもあります・・
手前は、もう国民的アイドルという存在かもしれない、みんなが大好きな1本。売れに売れている、DHC薬用リップクリーム<医薬部外品>(¥700・税別/DHC)。数々の女性誌でリップクリームの人気ランキングNo,1を飾りまくり、売り上げ8,700万本突破。オリーブバージンオイル、アロエエキス、甘草誘導体やビタミンEなどの保護成分を配合しているだけに、しっかりうるおいます。塗り方は前回にお話した通りにらせんをえがいて。ミストとのW作戦で、かさかさを乗り切っています。
奥の赤のリップクリームは、ドラッグストアで購入。ほんのり色づき、口紅なしでこれ1本でもいい感じの仕上がり。オリーブバージンオイル、ヒマシ油、スクワラン、プラセンタエキスなどを配合、唇をしっかり保湿。乾燥や荒れから守ってくれます。口紅の上から重ねれば、ほどよい艶とうるおい、グロスの役割にもなる優れもの。こちらも大人気のDHC濃密うるみ カラーリップクリーム(¥550・税別/DHC)。ミストの後に使い分けて楽しんでいます。
裏技4.カラーリップクリームのカットには、デンタルフロスを使えば簡単キレイ✨
スティックタイプのリップクリームが残りわずか、まもなく引退に近づいてくると、スパチュラでぐいっと底からクリームをかきだして、容器に移すことにしています。最後まで使わないと、もったいないもの。カラーリップクリームにおいては、現役でもカットして使うこともあります。移す容器は写真のもの。以前にハンドクリームの裏技でご紹介した、無印良品のソフト用コンタクトレンズケースが便利です。
さてここで裏技! リップクリームのカットには、デンタルフロスを使うと簡単きれいに仕上がるのでおすすめです。写真のフロスは、初心者でも歯と歯の間に挿入しやすく、おそうじがしやすいと人気のクリニカアドバンテージ なめらかスリムフロス(ロールタイプ40ⅿ オープン価格/ライオン)。フロスが苦手の私もこれを、手放せなくなりました。気持ちいい!本来の用途で褒めると、携帯しやすい機能性に優れたピンクのケース、繊維が滑りやすい性質なので歯と歯の間にスルスルと入る。だから、リップや口紅もカットしやすいんですね。
こうしてカットされたリップクリームは、リップブラシで塗ってもよし、口紅の下地にしてもよし。最後まで使いきるのも楽しみのひとつ。欲しかったうるおいゲットして、どんな口紅も思いのまま!と、ここで書きますけど‥実はもったいない精神からきてるんです。
みなさま、今年も今日で終わりですね、最後まで読んでいただきありがとうございます。
良いお年をお迎えください。
文・写真/吉田ゆう子